The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

デュエロの名品、ティオフィーロ・レイエス!

2009-03-31 21:33:52 | ワイン
このワインを開けるのも、随分久しぶりになります。

1995年がリリースされたのは、98年頃の事ですので、
もう10年も前の事、になるわけです。

その時分は『ウニコ』や『アルハンドロ・フェルナンデス』などの、
リベラ・デル・デュエロの両巨頭のワインをいろいろ開けておりました。

そういえば、最近ご無沙汰の『カズクン』のスペシャルワイン会では、
60年の『ウニコ』なども開きましたねー♪しかも、マグナムで・・・

スパニッシュのヴィンテージワインは微妙にフランスとズレテいまして、
実はソレがイイ塩梅なわけですが、
60年(カズ氏のヴィンテージ)のような、フランスでは芳しくない年も、
スペインではマズマズと来れば、60年生まれの御仁は、
恵比須顔となる事も起き得ることになります!

さてそんな折も折、ワタクシ95’ティオフィーロ・レイエスを、
何本か買いためておりました。

これは、かのアルハンドロ・フェルナンデスの醸造責任者であったT.レイエスが興したボデガなんですね・・・

さてこれを、出張で開けましたが・・・
ハッキリ言って、オイシカッタ♪

テンプラニーニョの独特の、豆を煮すぎたような香気の、好き嫌いは抜きにして、
程よく解けた、濃密なブラックフルーツのデカダンスに惚れちゃいました!

噛めるような、コンクな果実は、
悪魔の微笑みの、しなだれ系のエロスを伴い、
ソレが同じヴィンテージの、背筋の通ったメドック代表、
サンジュリアンのポワフェレへと誘います!

流れ的にもOK!(ジコマンかあ?)

皆さんはいかがでしたでしょうか?

新緑の季節に何を飲みますか?

2009-03-31 00:26:44 | ワイン
さあて、盛岡のワイン業界においては、
イヴェント目白押しの4月になろうとしております。

北東北のソムリエ協会の立ち上げの会などもその一つですよね・・・
世界チャンピオンT崎真哉副会長を迎えて大々的に、お披露目の会を挙行するとの事です。

ワタクシも後半のパーティーには馳せ参じたいと思っております!

T崎真哉さんと言えば、その昔・・・
まだ世界チャンピオンの前になりますが、例のホテル西洋銀座の『Pストラル』で、ワインをチョイスして頂いた思い出があります。

その時の、ラインナップは今でも忘れもしない、
78’のシャト-・マルゴーをメインに据えまして、
バロン・ド・バッシャンの白、
最後の〆はカナダのアイスワインを並べてくれました。

ソレとあわせたのは鎌田シェフの見事なキュイジーヌ・・・

16年も前の、懐かしい思い出であります・・・

何とそのセッティングに尽力してくれたのが、
何を隠そう今回の北東北の会長に推挙された張本人・・・
VタンジュのマダムFFさんなんですね・・・

そんなことを思い出しました・・・

さて新緑の季節!
グリューナー・フェルトリーナーなどを冷やして飲みますか?


ポワフェレのテロワに痺れます!

2009-03-30 21:29:54 | ワイン
出張オテルの最後を飾ったのは、90年代中盤の優良ヴィンテージ95年のメドックなんですね・・・

そのシャトーは三つのレオヴィルの一つ、
一番のテロワと褒め称えられるポワフェレを出しました。

もちろん、117回のオテルからの流れなんですが、
これがどうでしょう・・・全くのドンピシャ!

ワタクシとしては、この辺で飲みたい感じの熟成状況でありました。

濃密なガーネットは、神秘的な輝きを持ち、
濃厚なジャムっぽいカラントの風味には、
微かなキザミタバコのアクセントを見つけられます。
ミネラリー感と焙煎のニュアンス、そしてカシスリキュール・・・
口に含みますと、ネットリと絡みつく粘凋の果実!
余韻も十分に長く、正しく満足で来うるもの!

とにかく117回の92’83’といい、
ポワフェレ恐るべし・・・と言うのが率直な印象です!

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95’のポワフェレはこの値段が最安値でしょうか?


DRCヴォーヌ・ロマネ 1er クリュはどうでした?

2009-03-29 22:28:56 | ワイン
昨晩、出張オテルが終了いたしました!
気が付けば午前2時の丑三つ時、最後は這い這いして帰りました。

大通りは『The Bar S藤』に出張したのは11名のワインヒート!
2本のシャンパーニュと1本の白、そして6本の赤ワインを飲みきりました。

序盤に並べた、ヴォーヌ・ロマネの流れは・・・
04’ヴォーヌ・ロマネ・オー・シャン・ペルドリ オーディフレッド、
05’ヴォーヌ・ロマネ レ・ジャッセ イヴ・ビゾー、
そして02’ヴォーヌ・ロマネ 1er クリュ キュベ・デュヴォー・ブロシェ DRCの3本です!

DRCへの感じ方は、様々だったようです!

02’のDRCを2009年に飲む・・・まずこのストロークを考えますと、
当然あの熟成によるDRCフレーヴァーは望むべくもない訳ですが、
ピュアーな赤い果実のアローマと静謐なる品格の調和は、正しくこの造り手だけのものでしょう・・・

凝縮したヴィンテージの、還元された黒系の果実の風味はありません!
しかしながら、その味わいは薄いのではなく、わずかに閉じて、
底に潜む濃密な滋味が、今か今かとその出番を待っていると言う感じでしょうか?

まあ、10年のウェイティングはもちろん!
でも他の6つのグランクリュよりは、姿を見せてくれているのも確か・・・

一番の問題は、コストパーフォーマンスの問題でしょう・・・
今の時点で、これ一本でオーディフレッドのオー・シャン・ペルドリが10本買えてしまうのも、偽らざる現実です。
さすがに、このワインは、このような形で開けるのが常套手段となります。

そういえば、DRCの12人の正規社員の一人だった、
アンリ・オーディフレッドのオー・シャン・ペルドリが、
DRCのプルミエと微妙にニュアンスが繋がって思えるのは気のせいでしょうか?

などなど、興味津々のヴォーヌの流れではありました。

サタデイ・ナイトに出張す!

2009-03-28 17:24:44 | ライフ
おそらく、給料日直後の花金ですので、
大通りはゴッタガエスのでしょうが、
敢えてオテルは出張いたします!

7本のマル秘ワインを小脇に抱え、目指すは『The Bar S藤』♪

『オテル・・・』『ワインとキュイジーヌ・・・』『次世代・・・』の、あたかも合同顔合わせ会のような・・・

『The Bar S藤』の奥の間のソファー席は、まるでワイン会の『パンチでデート』?違うか・・・

まあまあ、そんなことよりワインでしょう!
02’ヴォーヌ・ロマネ 1er Cru キュベ・デュヴォー・ブロシェを、忘れてはイケマセン!

周りを固める先陣は92’ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール メゾン・ルロワ

ピノの流れは、04’ヴォーヌ・ロマネ・オー・シャン・ペルドリ オーディフレッド、05’ヴォーヌ・ロマネ・レ・ジャッセ イヴ・ヴィゾーとなります。

間に2本のブラインドを加えまして、最後は前回117回の流れで、
95’レオヴィル・ポワフェレが登場いたします!

皆さんワインでも飲んで、年度末のモヤモヤを吹き飛ばしましょうか?
(モヤモヤしてるのは、俺だけか?)

では、出かけます