あえてレジェンドとは言わないまでも、ワイン入門時に堤防のように立ちはだかったドメーヌが幾つかある。
ドメーヌ・フィリップ・ルクレールもその一つと言っても良いのだろう。
当時凝縮し、色の濃いワインに執着し、後先考えずに飲み散らかしてきた。
そしてそのワインを自らが美味しいと思うのではなく、こうゆう物こそ美味しいのだ!と言い聞かせてきたのだ。
そこには頑強かつ堅固なタンニンと舌を窄めるほど強烈な酸味があるのだが・・・
でもヘーッチャラ、そんな事などされかまないで、その奥底に潜んでいる何かを探求するジブンがいたのだ。
思い出してみると、89年物のルクレールはルクレール節も微かに聞こえはせども、かれのその前10年の経歴をなぞって見れば、むしろ抗し易いヴィンテージだと思う。
そしておりしも今回のパパジイで、89年物のルクレールをご相伴に預かることが出来た。
第一印象はピノではない、熟成したネッビオーロ、もしくはサンジョベーゼ?
強烈だけれど、果実にはどこかしらシリアスなニュアンスがある。
そこには冷静さが同居しているのだ。
でもまてよと、あと30分ほど待ってみる。
するとそこにお決まりの果実感が沸々と立ち上がって来るではないか。
こうなれば、もちろん80年代のブルピノまで到達する。
しかしよもやあのルクレールとは・・・
ヘルスエンジェルスを髣髴とさせるあの赤鬼ルクレールとは。
懐かしいかなエクスペリエンスとオドロキの邂逅!
こうなれば、出展のTチャンマンには、またまたありがとうと言わざるを得ないのだ。
ドメーヌ・フィリップ・ルクレールもその一つと言っても良いのだろう。
当時凝縮し、色の濃いワインに執着し、後先考えずに飲み散らかしてきた。
そしてそのワインを自らが美味しいと思うのではなく、こうゆう物こそ美味しいのだ!と言い聞かせてきたのだ。
そこには頑強かつ堅固なタンニンと舌を窄めるほど強烈な酸味があるのだが・・・
でもヘーッチャラ、そんな事などされかまないで、その奥底に潜んでいる何かを探求するジブンがいたのだ。
思い出してみると、89年物のルクレールはルクレール節も微かに聞こえはせども、かれのその前10年の経歴をなぞって見れば、むしろ抗し易いヴィンテージだと思う。
そしておりしも今回のパパジイで、89年物のルクレールをご相伴に預かることが出来た。
第一印象はピノではない、熟成したネッビオーロ、もしくはサンジョベーゼ?
強烈だけれど、果実にはどこかしらシリアスなニュアンスがある。
そこには冷静さが同居しているのだ。
でもまてよと、あと30分ほど待ってみる。
するとそこにお決まりの果実感が沸々と立ち上がって来るではないか。
こうなれば、もちろん80年代のブルピノまで到達する。
しかしよもやあのルクレールとは・・・
ヘルスエンジェルスを髣髴とさせるあの赤鬼ルクレールとは。
懐かしいかなエクスペリエンスとオドロキの邂逅!
こうなれば、出展のTチャンマンには、またまたありがとうと言わざるを得ないのだ。