The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2014 モリオカ・ワイン・フェスティバルにお邪魔をしてきました!

2014-06-16 22:21:04 | ワイン
今年で何回目になるのでしょうか?
とにかく、主催の皆様にはお疲れ様ですし、
それを支えるインポーター、酒販店、飲食店の皆様にも、
この場を借りて本当にご苦労様でした。

この日ばかりは、と言いますか、実はいつものパターンなのですが、
飲みつぶれ、酔いつぶれ、気がつけば、ココはどこ?ワタシは誰?ジョータイ(笑)になりますが、
この年齢としては、あるまじき醜態をサラケ出してしまう、
極めてキケンな『わいんふぇす』と知りつつも、
されど毎年参加をしているマッサーウオなのでした!

さてさて、到着してまず最初に伺いますは『T澤商店』さんであることは、公式どおり♪
でも何時もの年とはチョト違う、それはダボハゼのごとくに、全部飲み!などいう、
イイ大人のワインヒートにあるまじきガメ行為はせずに、タケチャンマン・リストを眺めて、
決めた厳選6銘柄それは、次の6本です↓

NV グラン・クリュ ヴェルズネイ レゼルヴ・ブリュット ミッシェル・アルノー

1998 マコン・ピエールクロ ル・シャヴィーユ ギュファンス・エナン

2003 オスピス・ド・ボーヌ ポマール・キュベ・スザンヌ・ショードロン

1998 ニコルス ピノ・ノワール ピゾーニ・ヴィンヤーズ

1988 ボーヌ・ブレッサンド MG アルベール・モロ

2003 リースリング ランゲ・ド・タン クロ・サン・ユルバン ツィント・フンブレヒト ダブル・マグナム



まずはグランクリュの品格十分の密度の濃いミッシェル・アルノーは申し分なし!

90年代後半のギュファンスはお宝で、これぞミネラルの利いた旨み系のマコンで、
まあこのフェスではなく、一本抱えて心中したい気にもなったくらい(笑)

本日一番のブルピノはこれだろう!と目をつけて飲んでみたら、
正しくドンピシャだった03’もの!
このオスピス・ド・ボーヌは実に薫り高く、肉付きの良いポマールで、
お前とはOK!と、『恋人も濡れる街角』をツイツイ口ずさみたくなった代物♪

最後に、伝家の宝刀のように、登場させたピゾーニは、98年ものというのがツボでしょう!
カリピノにとっての16年は、意味ある16年で、ブルピノの絵になるエロスはムリだけど、
どこかブロードウェイ的な健康的な色気は楽しめた・・・

88年物のアルベール・モロは熱射病寸前のボーヌだったのだろうか?熱波の年に、
まずはココまで良く持ったと言うことか・・・
03’ポマールと比べて飲んだので、少しキツカッタ!

さながら大洋の凪を見るかのような、奥行きの深いリースリング、
アルザスの巨匠のデカボトルで堪能♪し、最後を締めた!

と言うことで、お次は大ホールへと向かう、マッサーウオなのであった!
ではでは・・・


2010 ヴィノット カーゼ・コリーニ 1500ml

2014-06-12 15:58:38 | ワイン
水曜日の仕事が終わって、バス乗り継いでバスセンターで降り、
その日は川端ではなく、お不動さん前をテクテクと歩いた。

実は小1から高3まで、ワタクシこの辺が根城(笑)
懐かしさも手伝って、歩くスピードも緩やかに、
なるほど住むにゃイイ街だよな!などと一人ごと言いながらの帰還です。

上の橋の通りに出て、少しすると何時ものお店が見えてくる。
今日はカウンター空いているのかしらん?と覗いてみれば、
運よく、まるで来るのを待っていたかのように、カウンターだけ空いているではないか!

じゃあってことで、『ドゥエ・マーニ』さんで夜食をとることにしたわけだ。

日中ガッツリとカツなどを食べていたので、魚料理でお願いね!と前置きをしつつ、
まずはアペリティフが出てきて、湿気の多いその日は、とりあえずビール!ときて、
メインには『スズキのグリル、バルサミコのソース』が登場した。



まずもって、ココの魚料理の下ごしらえと焼き加減は絶妙で、
写真を見ての通りで、写真だと分かっていても、食らいつきたくなる様相です!

で、これに合わせてってことで、アレを出して!とシェフの指示があったかどうか?はともかくとして、
何れキッチン奥での、ソムリエ女史との少しばかりの密談の後に、表題のワインが出てきたわけだ♪





『ヴィニョット』もちろん仕掛けは太田社長です。
100%フリーランで造られていた『ラ・ヴァルラ』に、どの割合かは定かではないが、
プレスワインを入れてもらったと言う・・・

でもこれって、他ではフツーの事なんだけれど、
ここの造り手には、相当な口説きがひつようだったらしい・・・

飲んでみますと、あのバルベラのベーレンアウスレーゼのような甘さや濃密さは無いけれど、
綺麗な骨格と果実の凪のような中庸さが心地よく、むしろ料理に合わせるにはこっちがイイだろう。

じっさい『スズキのグリル・・・』からパスタへの流れで、じつに見事なマリアージュを魅せてくれた。

何度も言ってしまうが、ココのインポーターさんのワインには、
認めざるを得ない素晴らしさがあるということ・・・

ただしこれも、気の利いた料理があってのこと。
まずはお店とワインにご馳走様と言いたい・・・

2010 サン・ジョセフ 420ニュイ アラン・パレ

2014-06-10 21:28:24 | ワイン
末っ子の次男坊がシラーに思いいれがあるというので、
最近話題のナチュラルな造りのサン・ジョセフを開けてみた。

ドメーヌとしては1973年頃からのワイン造りとのことで、
そんなに古くはなく、現在は2代目が中心となって生産しているらしい。

しかしながら『アラン・デュカス』や『ピラミッド』でのオン・リストであることや、
その他もろもろのワイン情報を聞くにつけ、
正直な話、ココの造り手は無視するわけにはいかんでしょ!となったわけ・・・

その日は『イタリアンサラダ』に『とり胸肉のカツレツ』などが出てきて、
開けるにゃ、イイ感じ♪



実際開けてみますと、のっけからブラッキーなアロマに重なって、プラムの風味も感じます!
これはある意味ピノ的ニュアンスなのですが、実はこのシラー、ローマン・シラーと言って、
もとよりピノ・ノワールの原種であるというのだ!
そんなことって、アリ???

加えて100年の古木の、超ヴィエ・ヴィーニュときたもんだ!

甘く、シルキーなタンニンにバランスの良いピュアーな果実が舌に絡みつく、
小部屋的なウツ傾向は微塵も無く、むしろ若いが気立てが良くて、外交的・・・

かめばかむほど、お出汁が効いてくる♪

そしてこれが一番大事な情報ですが、一週間にわたってチビチビ飲んでみたのですが、
最後の最後まで、風味も、味わいも、ポテンシャルも急降下しなかった。

実にお見事!

このドメーヌ、まずは下のクラスから、試してみるべき代物だと思う(キッパリ)

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ココに少量あります↓

入梅はプロセッコ祭りですか・・・

2014-06-08 15:46:40 | ワイン
数日続いた真夏日の暑さは落ち着きは見せたものの、
一昨日より入梅宣言が出され、朝から降ったり止んだりの土曜日です。

そんな日も、火のついたウォーキング魂は消えることなく、
行きも帰りもワタクシ健脚商売、すなわち歩き三昧なんですわ♪

そんな折も折、週末ゆえ外飲みしましょうと意見が合致し、
目指したのは、盛岡城址の石垣の見えるイタリアン『TAKU』さんでした。

で、この季節の何よりのもの・・・
それはアワ、アワでしょ!

ということで、スタイルの違う2種のプロセッコで、プロセッコ祭りと来たもんだ!

『プロセッコ ラ・コルテ・デル・ポッツォ ファゾーリ・ジーノ NV』

『コルネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ プロセッコ・スペリオレ ミレジマート ボルゴ・アンティーコ 2011』



この両プロセッコが実に良い味を出していたんですね!

最初のファゾーリ・ジーノはナチュラルなスタイルで、
小またの切れ上がった実に魅力的な酸味を持っている!
フレッシュで軽いが、フィニッシュの底味が詰まっていて、旨みがある♪
キュートでエレガントな好みのタイプ・・・

続いてボルゴ・アンティーコは、青りんごのトップにミネラルが効いていて、
ミレジマートのシッカリ感が印象的、酸度は抑えられているが、
シリアスで、透明で、爽やかさの奥底には重みもある・・・

説明するまでも無く、プロセッコは、この季節に無くてはならない必需品!
2本並べてのプロセッコ祭りでは、『牡蠣のムニエル』『アスパラのフリッター、生ハム添え』とのマリアージュも絶妙で、
これは正しくヨロコビの時間じゃ!



とにもかくにも、『TAKU』さんにはアリガトー!
またよろしく!

とある結婚披露パーティーでご相伴にあずかったワイン♪

2014-06-05 21:18:20 | ワイン
ホントーに、いただいてもイイのでしょうか?と遠慮がちに聞いて、
では少しだけ・・・と言ったかどうか、はともかくとして、
実際そんな気持ちにさせるほど、ものゴッツイ代物をシカちゃんの結婚披露の会で飲ませてもらった!

それは次の2本↓

1995 エシェゾー ドミニク・ローラン

2009 クロ・サン・ドニ ドメーヌ・デュジャック



この2本のワインは、当方ワイン会の常連にして、
盛岡の名だたるワインヒートのお二人が、小脇に抱えて持ってきたものなのですが、
熟成したものと、若いが完成度の高いワインと、タイプは違えど、
いずれも甲乙つけがたい競演ではありました!

1995年もののエシェゾーは、既に妖艶さを備えており、香りは淫らで、味わいは媚薬のよう、
一方2009年のクロ・サン・ドニは、ココの地所の繊細さに、ヴィンテージのポテンシャルが加わり、
ピノのエッセンスを煮詰めて舐めるかのような錯覚を覚える・・・

華やかな場での豪華絢爛たるブルゴーニュ・グラン・クリュを飲めるこの至福は、
何にも代えがたいもので、とにかくお二人には感謝!

そして、その日の主役のお二人には、この神聖なるピノで揚々たる前途を祈念いたしたしだい!

とにもかくにも皆さん、この場を借りてアリガトー!

では・・・