瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

グリーンヒル瞑想合宿レポート01

2006年08月21日 | 瞑想合宿レポート
◆「膨らみ縮み」は無意味?
「今回の瞑想は、どのような状態でスタートするのか」、これが最初の関心事だった。これまでたいてい最初の何日かは「絶不調」に苦しんだ。瞑想への期待が執着となって、それが出だしの瞑想をがたがたにしてきたのだ。

今回もやはり眠気と妄想に悩まされるスタートとなった。おまけにかなりの疲労感とからだの痛みまである。辛かった。初日の夜は、就寝時間が早く来ないかと待ち遠しかった。

2日目は、夜中クーラーで体が冷えたためか、さらに軽い頭痛まで加わった。そんな状態で腹の動きに集中しようにも意識がなかなか腹まで届かない。腹が限りなく遠い。

喫茶コーナーでぐったりしていると、象徴的なイメージが来た。インターネットの検索ウインドウの場面が見え、そこに文字を打ち込んで何かを調べようとしている。それは私にとって重要な知的な行為だった。それと比べるかのように腹の膨らみ縮みのイメージが見えたが、それは何とも言えずつまらない行為に感じられた。限りなく無意味な行為だった。「腹の動きに注意をしつづけることなどに何の意味もないじゃないか」と思考していた。

喫茶コーナーに座ったまま、それでも瞑想を続けていると、少しは腹への注意が続くようになった気がする。すると何人かの女性たちの姿がぼんやりと見えた。彼女たちがつぶやいている。「結局、ここに戻ってきてしまったようね」と。私も思った、「ここが、腹の膨らみ縮みが、結局は私の入り口なのだ、ここから入っていくほかないのだ」と。

その後、不思議に瞑想はよくなっていった。腹への集中がふつうに、少なくとも自宅で行っているときぐらいには出来るようになったのだ。

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