先日触れた『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』は、物理系の素養のない私にとって最初は難しかったが、第4章で話がホメオパシーに及び、第5章で脳とホログラフィー理論がテーマになると、俄然面白くなってきた。先を読むのが楽しみだ。
とくにホメオパシーを扱ったところは読み物としても面白く夢中で読んだ。アレルギー研究で一流の業績を挙げ、国立保健医学研究所の主任研究者も勤めていたバンヴェニストというフランス人科学者が、偶然のきっかけからホメオパシーとそっくりの実験結果を得てしまう。科学者として可能な限り厳密な実験と、海外の複数の研究室での実験結果の再現とを行い、その共同研究を、権威ある雑誌『ネイチャー』に掲載した。
興味深いのは、その後のネイチャー誌と、保守的な科学者たちの対応が、いかに頑迷で、偏見に満ちたものであるかが、詳細に語られていることだ。既存の科学の牙城を揺るがすような実験結果を発表することで、これほど執拗な抵抗に出会うとは。実験の結果を客観的に公平に見るよりも、従来の科学への信仰を、様々な理屈をつけて守ろうとする姿勢には驚く。まさにパラダイムが変化していこうとする生々しい現場を見る思いだ。
この本の内容の詳細は、上のブログで徐々に書いていくだろう。少し遅れるかも知れないが。
とくにホメオパシーを扱ったところは読み物としても面白く夢中で読んだ。アレルギー研究で一流の業績を挙げ、国立保健医学研究所の主任研究者も勤めていたバンヴェニストというフランス人科学者が、偶然のきっかけからホメオパシーとそっくりの実験結果を得てしまう。科学者として可能な限り厳密な実験と、海外の複数の研究室での実験結果の再現とを行い、その共同研究を、権威ある雑誌『ネイチャー』に掲載した。
興味深いのは、その後のネイチャー誌と、保守的な科学者たちの対応が、いかに頑迷で、偏見に満ちたものであるかが、詳細に語られていることだ。既存の科学の牙城を揺るがすような実験結果を発表することで、これほど執拗な抵抗に出会うとは。実験の結果を客観的に公平に見るよりも、従来の科学への信仰を、様々な理屈をつけて守ろうとする姿勢には驚く。まさにパラダイムが変化していこうとする生々しい現場を見る思いだ。
この本の内容の詳細は、上のブログで徐々に書いていくだろう。少し遅れるかも知れないが。