「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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僕が放射性物質を懸念するのも、原発を廃炉をすべきと考えるのも、健康被害を怖れているからです。

2012-08-03 11:38:51 | 福島第一原発と放射能

 まず何回も何回も答えは書いていますが、西日本で空間線量が高いから、危険度は関東と変わらないのではないのかといういうことを書いてくる人がいます。違います。

もともと自然の空間線量は西が高く、東が低かったのは、一般論としてそもそもです。

花崗岩などの由来の空間線量が多少高くても、それが人体に大きな影響があるとは思えません。

その点では、一定程度の外部線量で危険はないと、政府側のパンフレットで主張していることは誤りではありません。

僕が問題と伝えているのは、むき出しとなったセシウム、ストロンチウムなどの核種が、そのままの状態で、

土壌や、都市環境の中に存在しているのが、関東や南東北の現実です。

東京23区ではセシウム合算で800Bq/kg程度は汚染されています。

放射性物質が蔓延している状態が今の東京です。

こうした、人工の放射性物質を、皮膚、目、鼻、口、耳などが、接触したり、吸気として吸入したりすること、

水や食べ物として摂取することが、恒常的におきる可能性があります。

これを回避する決定的な方法が存在しないのです。しかも、放射性物質による健康被害は、様々な疾病の増加をもたらします。

甲状腺や血液像の変化を確認するのは、その一環でしかありません。

他に有効な方法がない以上、網を張っておくしかないと思います。

実際に、甲状腺の検査を行うと、福島のみならず、首都圏からの避難者の間でも、

のう胞、良性の甲状腺腫、結節などの存在が確認されたケースは多いです。

しかも、兄弟や家族の間で、みんな見つかったり、複数人が見つかるケースも多い。

家族で橋本病と言われるケースもあります。甲状腺まわりの突然の疾病の報告は多いです。

このブログでもこうした危険を再三再四伝えています。

こうした危険が本当に存在しなければよいと思いますが、

調べていく限りにおいて、こうした危険が存在している可能性の方が極めて高くなりつつあると僕は思っています。

だから覚悟をして、僕はこの問題を話し続けている訳ですし、

僕自身が、先行く道を、自分で選択が許されるほど、なにかを選べない状態です。

否応なく、直面させられている現実について、伝えているだけです。

チェルノブイリの時でも、こうしたことを伝える人々に対して、「嘘つき」という形で中傷は続きました。

実際に、きびしい現実を直視せずに、安心を信じ込みたいのは、ありがちな人間の対応と思います。

しかし、この話が現実に起こりつつある状態の中で、こちらが言葉を紡いでいかないわけにはならないと思います。

 

それを潰したいと執拗に思っている人々が一定数以上いることは、実は面白い現実と考えています。

僕はメールアドレスは公開していますし、きちんとした形で、僕にアクセスすれば対応すると言っています。

電話番号もまともな方ならお伝えします(この類の情報はオープンにすると、いたずら電話もありえます。メールアドレスはおかしなサイトに登録され、いたずらメールしょっちゅうです。)。

しかし、結局そうした形の接触をしてくる勇気の欠片もありません。

現実の対応が皆無です。話になりません。

 

 原子炉を極力廃炉しなければならないのも、ガレキの広域拡散を阻止しなければならないと考えるのも、すべて放射性物質による健康被害の危険を回避するためです。福島第一原発の事故以降、これが現実化しているということを、いまだに理解しない人々も多いですし、反原発などの主張をする人々が、さらにこうした現状に目をつむっている状況は、僕には理解しがたいものがあります。

 ただし、僕の方は、兆候と思える事態を、自分が独自につかんでいる情報を含めて、伝えていくしかないと思っています。僕は、覚悟して伝えています。はっきりと。

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

僕の情報サイトはこちら。→http://www.kinositakouta.com/

 

 

 

直接連絡先は下記。まず下記へメールでお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

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  京都の講演は、「放射能防御プロジェクト女子会」の中心メンバーが主催者。二十代独身女子が、「木下さんの政治的な考えも聞きたい」という思いで開催です。時代は動きます。

【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】

日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。申込みなども異なります。

昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。                                   

夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。            前売りを、本日よりおこないますので下記を参照下さい。

 

<昼の部>

木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』

子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。                                                 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)

昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com

<夜の部>

木下黄太×平智之議員対談&講演

『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』

子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。


開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円  当日1200円                                                 (前売チケットはe+(イープラス)にて本日より発売)

*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp

*ゲスト紹介*
平智之(たいら ともゆき)
京都府京都市出身。2009年当選・京都1区選出・民主党衆議院議員だったが、現在無所属。
与党議員として、禁原発の立場で精力的に活動をしていたが、大飯原発再稼働に反対して離党を決意。
「首相官邸前デモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。
新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語り、
「原発に対する怒りや不安を受け止める党」を目指し、「平安党」を結成する。
「ひとりの父親として、日本の子どもたちの未来を全力で守りたい」と語っている。

*主催者からのお願い*
ご来場されるみなさまへ・・・
・子連れでご来場される方もいらっしゃいますので、お子さんの泣き声などがあるかと思います。ご理解のほど、お願いします。
子連れでご来場したい方へ・・・
・託児はありません。お子さんを膝の上に乗せて聴講してください。
お子さんの座席がいる場合はチケット代がいります。
・子連れのお母さん、お父さんたちには、右サイドの座席に集中して座っていただく配慮をします。
他の来場者に迷惑がかかる場合は、一度ロビーに出ていただけるようお願いします。(ロビーでも音声は聞こえます)
・どうしてもお子さんが騒いでしまう場合は、会議室のモニターで観賞できるよう配慮をする予定です。

主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com