「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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原発立地=ガレキ受け入れ自治体。現地主婦の絶望。北陸三県ガレキ情勢。9/1(土)富山県高岡市緊急講演。

2012-08-16 23:54:03 | 福島第一原発と放射能

 北陸三県のガレキ受け入れ状況は非常に微妙な情勢です。本来ガレキの総量が大きく減る中で、北陸までガレキを持っていく必要は、まずまったくありません。

 九州・四国・中国地方が、北橋市長の傲慢発言の続く北九州市以外は、まったく受け入れる姿勢がないのも明確になっていますし、関西も大阪の橋下市長が自らの政治的なパフォーマンスのために、受け入れをしようとしているだけです。同じくパフォーマンスの愛知の大村知事は、各自治体の首長たちが軒並み反対を貫いて終了しています。三重県知事は、まだパフォーマンスを貫徹したい気持ちですが、伊賀・名張は地元自治会なども含めて、反対グループの勢いはとまっていません。熊野市でも三重南部の活動グループの勢いが強く、反対の機運が立ち始めています。言われている尾鷲は焼却炉が適応しないことはほぼ明白です。多気町にも反対グループの活動はねはじまっていると聞いていて、鈴木英敬氏がいくら自分重視でも、簡単に立ち行かない情勢となっています。

 つまり、北九州市と大阪市の不穏な情勢以外に西日本でこの話が進展する可能性はほぼありませんでした。なのにもかかわらず、北陸三県のみ、他の地域の情勢も省みずに、首長が突き進もうとしています。はっきり言って、どこまでこれらの住民は国に騙され続けるのだろうなと言った話です。

 石川は、金沢と輪島ですが、地域特性からか、反対講演会が会場使用を取り消されるなど、まともな話が通りにくい風土にあります。話になりません。

 富山は反対運動は続いていますし、地元の一部メディアがフォローも続いています。しかし首長の認識は、たとえば共産党の町長(朝日町)であっても、国の役人と一緒に登壇し、「「試験焼却のゴミがきたときは、一緒になってみてもらうとか、灰を一緒に測って体で確認してもらうことが皆さんの理解につながる」 という頓珍漢なことを口走っているそうです。僕はまず、とにかくガレキ受け入れの流れを止めるために高岡に伺います。高岡はもともと意識的に、原発とも縁のある街。そこでこそ、ガレキ阻止の声を上げることが、富山の、日本の情勢を変えると思います。

!がれきを燃やしてからではおそいから!富山県高岡市で緊急開催!
 
【9/1(土)木下黄太講演 in 高岡】
 
9/1(土)13:30-15:30 (開場13:00)
 
ウイングウイング高岡一階 市民交流スペース
(富山県高岡市末広町1-8 JR高岡駅前でてすぐ)
お車でお越しの際は会場そばの市営高岡中央駐車場(有料)
 
【入場無料・予約不要】
☆先着100名様にもれなく「命の森の防波堤うちわ」プレゼント☆
たくさんの方に富山県および北陸の危機迫る現状を知っていただきたく、
今回主催者判断で無料にいたしました。皆様お誘い合わせの上ぜひお越しください
 
当日キッズスペース、授乳スペース用意します。
 
::::お問い合わせ先::::
放射能汚染おことわりの会 高岡  2012nonukestakaoka@gmail.com
チラシの セブンイレブンネットプリント番号  69152966  2012/08/23まで
 
 
 
 
 福井県はさらに微妙な情勢で、まさに原発立地自治体=ガレキ受け入れ自治体という有様です。高浜と敦賀、どちらも原発立地自体が手を挙げています。
 高浜町 住民課 
詳細はすべてこれからで、住民説明会は、高浜町民のみ対象、試験焼却の輸送方法(陸路か海路)、量について未定 で、輸送費は一旦高浜町が負担して、国に請求するとのこと。
「住民説明会は、今月27日に内浦公民館、28日に町保健福祉センター、31日に町文化会館で、いずれも午後7時半から開く。試験焼却は9月末、受け入れは10月~来年12月末を予定している。」
 
しかし、試験焼却でアスベストなどが検出された場合や住民説明会で、町内の反対住民多ければやめる可能性も示唆しています。
 
→このことからも、今月末に開催の高浜町の住民説明会に反対住民が多数出席するのかが、焦点となっています。
 
 ちなみに敦賀市は、焼却施設は地権者が数名いるが、瓦礫の焼却について特に反対意見は聞いていないし、焼却900tの内訳は年間600tで、1年半の期間を見ているから1.5倍して900tとなっていると話しています。しかし、敦賀市の在住の方からは、このようなメールも届きました。原発立地自治体の敦賀で、反対の声が封殺される状況です。
 
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福井県敦賀市在住です。
敦賀市の瓦礫の説明会。
 
初日につきましては市長のあいさつが終わると市長は抜けてしまい、環境省からの説明者二名と市の職員が対応していました。
質問は一人一問ということで私も含め6~7名の方が立たれましたが反対意見のみでした。それぞれ質問内容はバグフィルター、ヒ素やクロム、8000ベクレルの件なでした。一問一答形式のようでした。質問時間が短かったためその日は反対意見で終わりました。個人参加であるように思いました。
 
二回目は環境省のかたはおられなかった。(市民がごく少数しか参加せず、反対の意見などは出なかった。)
 
三回目は、はっきり言うとひどかったです。以前説明会に来られた方は、はじめてこられた方を優先してくださいと、、、。
そのため質問者は「がれきは汚染されていません!みんなに選ばれた市長さんがきめられたことですから」という方や
「皆が絆というが瓦礫反対者に憤慨していた」と言われる方、「最大600トンまでしかだめなんですか」と
言われる方など賛成派ばかりで固めたような説明会でした。
 
この地域は人口がすくないので地方公務員と電力関係者が多いため思っていても口に出せない方たちはたくさんいると思います。
 
敦賀はこのままでいくと受け入れてしまいます。
とても子供達のことが心配です。
なかなか勇気が出ずにメールすることができませんでした
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 この方は、少しでも敦賀の苦悩の状況を、高浜町で、全国の皆さんのガレキ阻止、高浜町民のガレキ阻止行動に動いてほしいと願い、いろんなプレッシャーにも悩みながら、メールをされています。そして、こうした声を受けて、全国の放射能を回避する皆さんが、声を上げて助けるしかないと僕は思います。皆さんのヘルプが必要です。原発を引き受け、さらに必要のないガレキ焼却もさせ、苦悩を増やさせてはならないのです。
 
 みなさんがどれだけ助けられるかなのです。
 
 
 
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京都講演申込み方法を一部変更しました。

 昼の部と夜の部の予約をメールでも承ります。昼の部は座席確保のみです。夜の部は、前日8/22の24時までにメールが到着すれば、前売り料金での対応と致します。お名前、連絡先電話番号、昼希望か夜希望のどちらなのか、必要枚数を明記してメールして下さい。お子様でも座席の必要な方は、料金が必要となります。kyoto.kodomo.inochi@gmail.com

【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】

日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。

 

昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。                                   

夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。            

 

<昼の部>

木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』

子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。                                                 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)

昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com

<夜の部>

木下黄太×平智之議員対談&講演

『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』

 

子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。

開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円  当日1200円                                                 (前売チケットはe+(イープラス)にて発売)

*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp

*ゲスト紹介*
平智之(たいら ともゆき)
京都府京都市出身。2009年当選・京都1区選出・民主党衆議院議員だったが、現在無所属。
与党議員として、禁原発の立場で精力的に活動をしていたが、大飯原発再稼働に反対して離党を決意。
「首相官邸前デモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。
新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語り、
「原発に対する怒りや不安を受け止める党」を目指し、「平安党」を結成する。
「ひとりの父親として、日本の子どもたちの未来を全力で守りたい」と語っている。

*主催者からのお願い*
 ご来場されるみなさまへ・・・
・子連れでご来場される方もいらっしゃいますので、お子さんの泣き声などがあるかと思います。ご理解のほど、お願いします。
子連れでご来場したい方へ・・・
・託児はありません。お子さんを膝の上に乗せて聴講してください。
お子さんの座席がいる場合はチケット代がいります。
・子連れのお母さん、お父さんたちには、右サイドの座席に集中して座っていただく配慮をします。
他の来場者に迷惑がかかる場合は、一度ロビーに出ていただけるようお願いします。(ロビーでも音声は聞こえます)
・どうしてもお子さんが騒いでしまう場合は、会議室のモニターで観賞できるよう配慮をする予定です。

主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com