【速報】
琵琶湖畔高濃度放射能汚染木材チップは滋賀から富山に搬送されましたが、さらに現在、東北、福島のエリアを搬送中です。というか、最終的に到達する場所を分からせないため、尋常でない動きをしているようです。とりあえずここまで。
【速報】
琵琶湖畔高濃度放射能汚染木材チップは滋賀から富山に搬送されましたが、さらに現在、東北、福島のエリアを搬送中です。というか、最終的に到達する場所を分からせないため、尋常でない動きをしているようです。とりあえずここまで。
琵琶湖畔に放置された高濃度放射能汚染木材チップ事案です。
きょう業者が、汚染チップを大掛かりに搬出しているのですが、トラックは一端マキノ(現場から25km位)で給油し、福井県、富山県に入りました。富山県で一体どこにもちこまれているのか、判明していません。
滋賀県側に問いただしているところ、「本日搬出したということは事実である。 搬出に関して、滋賀県がいずれかの業者に搬出を依頼したということではなく、とある業者が自発的に申し出てくれたものである。ちなみに、廃棄したとされる業者ではない。搬出先については、どこである、どこではないということを含めて一切申し上げられない。我々としては処理を進めるということが最大の優先事項である。チップは8000Bq/kg以下であり、通常の産業廃棄物と同様に処理可能であるが、処理するには一定の法的資格が必要であり、その資格がある業者が処理することには責任を負うものである」という回答があったようです。
更に詳しくは、「木質チップは、焼却濃縮により灰の処理が不可能。発酵する木質を処理できる施設が、滋賀県内に無い。処理してくれる施設探しに難航していたところ、自主的に名乗り出てもらった」ということです。
この類の施設は国内にそう多くは存在しません。富山県内には最低1社は確認できます(他にもある可能性があります)。「発酵処理」は「バイオマス」でエネルギー転換とリンクしているケースが、圧倒的に多いです。「バイオマス」で木々にある放射性物質を見かけ上減らすという話は、除染の一環として、福島向けに言い張る企業や関係者は本当に多いですし。
この放射能汚染木材チップが、他の多くの木質のモノと混ぜられて薄められ、発酵したとしても、残差物が一定量残り、それを最終的には県の見通しと異なり焼却処理する可能性もありますし、再利用して土壌改良剤などとして出荷する可能性も考えられます。木材チップを出荷エリアに戻すのではなく、「善意の第三者」に委ねるそうですが、その「善意の第三者」は、「バイオマス」としてガス化してエネルギー転換して利ザヤを取ることが目的のような気がします。そして放射性物質は微生物に移行したり、残滓の中に残っていることになります。みかけの全体の容量は減りますが、放射性物質はそのままありますから、これは本質的な解決になるかはかなり微妙です。
しかもこの処理をどうするのか、どの業者に委ねるのか、行政がオープンにすべき事なのに、情報は不透明なままです。通常はありえません。
事がこういう事態に至ると、なぜ1万Bq/kg以上、石田元京大教授があると検査した結果を、どうして滋賀県庁が頑なに拒絶するのかがよくわかります。国の基準8000Bq/kg以下のチップであると、滋賀県側は言い張っている構図なんです。つまり国の基準に従って、こうした一定程度汚染されている木々の処理ができる業者に委ねたいというのが本音です。業者側も、受け取った汚染木材チップをエネルギー転換できれば、運搬コストだけの話ですから、うまみが一定程度はあるということです。
こうしたことを不透明なまま滋賀県庁がおこなわせていることは本当にまずいですし、富山県内に持ち込まれている状態に関して、富山県内の業者や行政機関への問い合わせが必須です(滋賀県は先方自治体に教える義務はないと言っていますが)。富山のマスコミにも連絡するべき事案です。
また、富山は、そもそもスクラップや違法廃棄物の中国向け積み出しのメッカで、中国側は金になるなら何でも買い取ってコンテナに積むといわれます。今回もそうした可能性も考慮したほうがよいと、産業廃棄物の関係者などからの指摘もあります。
いずれにしても、放射性物質という要素が入ると、行政の対応が酷さが浮き彫りにされたことは、今回のケースではあからさまになっています。
この放置事案を元官僚が取り仕切って行っていたこと、それに積極的に協力した滋賀県側の人間は誰かいないのか、いろんな視座が必要です。放置し続けたり、今回の情報公開しないことなど、滋賀県庁の事後対応のいい加減さも加わって、役人という存在に対しての不信感が更に強まる形になっています。
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