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愛知県一宮でのウクライナ報告会が記事になりました。中日新聞の若い女性記者の記事。僕のはなした事と、少しニュアンスは違いますが、それでもこの位の記事に、地元エリアの中日新聞に掲載されたのはプラスですね。
さて、暴論を吐きます。
三号機の建屋内部にいずこから、漏水して床に溜まっている放射性物質を大量に含んでいる汚染水の中にある、β線放射性物質は2400万Bq/Lあるそうです。
今まで、気の遠くなるような汚染水の数値を聞いていると、またそうかと思うだけなのですが、この中に含まれているセシウムの数値も出ていて僕は気になりました。
セシウム134が70万Bq/L、セシウム137が170万Bq/L検出されているそうです。
偶然かもしれないのですが、セシウム合算で240万Bq/Lで、ストロンチウムの10分の一が検出されています。
ストロンチウムという放射性物質は、大気中への放出はたしかにチェルノブイリよりは少なく、地上でいくつか測定しても、セシウムの十分の一から二十分の一程度の数値しかでていません。それでも危険度がセシウムに比べると格段に高いことから、その数値でも憂慮されることは間違いありません。
ストロンチウムは、カルシウムと似た様な挙動を体内でするとみられていて、骨に溜まりやすく、骨髄などに影響を与えます。そうすると造血系統に支障がおきる。血液のなんらかの障害、最悪の場合は白血病を誘発する可能性を否定はできません。
さて、福島第一原発の三号機床面の漏水というのは、海洋に流れ出ている大元の放射性物質の感覚で僕は考えています。もちろん流れだす量は、移動するにつれて変わると思いますが、その比率は同じようなものではなかろうかという事です。
何を考えているのかというと、海洋の魚介類でセシウムは検査を続けられていますが、ストロンチウムは殆ど検査されていません。ストロンチウムが大気中から、土壌に落下したものは、確かに一部土壌データを見ても、セシウムの10分の1から20分の1程度ですから、セシウムの土壌汚染から考えて、ストロンチウムの土壌汚染を考え、そのリスクを勘案する程度でよいというのは、一定の合理性はあると考えられます。ストロンチウムの人体影響が、セシウムの比ではないという見解が在りうるため、それでも不安は拭えませんが。
しかし、今回の話を考えると、海中に流れ出る大元で、水の中で、ストロンチウムがセシウム合算のおよそ10倍検出されるとすると、海洋にも10倍流れると判断すべきでしょう。しかも、ストロンチウムは化合すると水に溶けやすくなります。
ここからは、暴論なのですが、海底面に落ちて、土と結合しやすいセシウムに比べると、海水に溶け込むストロンチウムはより危険度が高く、海底にいる魚に留まらず、表層を泳ぐ魚にも影響が出る可能性があり得るのではないかと言う事です。しかも、もし海水への放出がセシウムの10倍あると考えたら、特に汚染海域を通過する魚は、セシウムよりも遥かに多く、場合によっては10倍程度、ストロンチウムに汚染されている可能性はないのかと。
ストロンチウムを計測は、たしかに面倒だからではあるのですが、より魚介類の危険がシビアに捉えられます。そのストロンチウム計測を極力行わないのは、周辺海域(福島沖に留まらず、関東東北の海域)がかなり広範囲に厳しい現実をあからさまにしたくないのではないかと思えるのです。
だから、リスクコントロールの概念から判断すると、セシウムが検出されているある魚種については、同じ海域で最大ではその10倍ストロンチウムが検出される可能性を想定するしかないかもしれません。
こう考えるとわずか数Bqのセシウム汚染しかないから大丈夫と判断していた海産物が、其の10倍程度ストロンチウムが存在し得る可能性を考えると(特に魚類)、たちまち全く食べてはならないものになります。しかもストロンチウムは、間違いなくセシウムよりも人体へのいろんな意味で悪い影響が遥かに強いです。東北や関東の漁業を続けさせ、更に近海で操業させることが、全体を破滅させる可能性を日本政府が考えないのか、本当に怖ろしいです。
週末のドラマで放映された、足尾銅山で展開した事とまるで同水準の話を、日本政府は21世紀に繰り返しています。人が死んでいくことを放置するどころか、奨励しているようにさえ見えるのが、国家権力というものの本質なのかもしれません。
しかし、馬鹿すぎます。政府も、それに殉じる彼方たちも。
「海産物のストロンチウム検査の検体を、全国で出来る限り増やすことを僕は、求めます。」
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◆2/15(土) トーク「東京で考える、被曝影響と放射能防御」◆
登壇者 ►三田茂医師(小平市 三田医院) ►木下黄太
2014年 2月 15日(土曜)
開場 13:20
開演 14:00~15:00 三田医師による報告、木下とのトークセッション
<休憩>
再開 15:15~16:15 トークセッションと質疑応答
参加費 999円 (こくちーず申込の場合) * 1000円札用意下さい(メルマガ購読者は優待料金あり※)
場所 玉川区民会館 ホール (定員470) (東京都世田谷区等々力3-4-1、等々力駅徒歩1分)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/142138/
《メルマガ購読者は申込方法は別の方法です。下に書いています。※》
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東京で首都圏のお子さんたち1000人以上の診察を続けて、甲状腺や血液検査を続けてきた、小平市の三田医院、三田茂医師に、現在なにが起きているのかという実状報告をして頂きます。三田医師は3月20日で都内での診療を終え、4月からは移住先の岡山で開院される予定です。
こうした最前線に立つ医師がどのような状況と認識しているのかをまず報告し、更にそれを踏まえて、木下黄太とトークセッションを行い、噛み砕いていろんな話を伝えていきたいと思います。
東京でのこのような会は最初で最後の機会となる可能性もあります。皆様の参加をお待ちしています。
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※メルマガ購読者は500円(優待料金)。下記ご注意ください。
木下黄太メールマガジン購読申込者で参加したい方は、こくちーず経由の申し込みでは、優待料金にはなりません。2/7発行予定のメールマガジン1号に申込方法を記載しますので、それに従って申込みをして下さい。メルマガ購読者優先枠:200席(予定)。
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福島避難者が新潟で主催 !
【1/31(金) 木下黄太 ウクライナ報告会 IN 新潟】
日時 2014年1月31日(金) 9:15開場 9:45開演
場所 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール アスパーク亀田(亀田総合運動公園)内
新潟市江南区茅野山3-1-14
本海東北自動車道 亀田I.C.から5分 新潟バイパス紫竹山I.C.から10分
無料駐車場完備
バス停「アスパーク亀田」下車すぐ(・カナリア号 ・江南区区バス)
託児あります(要申込み 保育室、和室を借りました。可能な限り対応致します)
参加費 予約された方⇒1000円(福島からの方、避難者の方は500円)
予約なしで当日⇒1200円(福島からの方、避難者の方は600円)
申込・問合せ先 ukrainereport_niigata@yahoo.co.jp 08052291203(もうぎ)
メールでお申し込みください。
参加者全員のお名前と予約席数、連絡先をお書きください。
福島からの方、避難者の方はその旨ご明記ください。
申込ホームページも開設⇒http://ur2014.wordpress.com
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きょうの僕のブログ記事と連関があるので。1/17付の朝日新聞の記事。この話は、京大の山敷准教授から、英語論文の話は直接伺っていました。ご本人のコメントが、すこし丸まっているのは、皆さんは斟酌ください。どこまで、言えるのかが、いろいろと厳しい現実が、社会には存在しているということですから。しかし、河川経由で6兆Bqということですか、ご本人曰く、「こんなのは原発からの直接漏れ出ているものときちんと比較したら、話にならないですから。」ということです。