「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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御堂岡氏の死が浮き彫りにする様々な人々の人間性。謀殺を言い続けるネットの病。

2014-01-26 21:55:35 | 福島第一原発と放射能


 御堂岡氏が亡くなったことについて、ツイッターでは、謀殺の様な話をしている人たちがまだいました。最初から、そんなことはこちらは匂わせてもいませんし、現地でそんなことを考えている人間は、関係者にも、警察消防関係にもいません。

 つまり、ツイッターの中の妄想です。陰謀史観がどこまですすむのか、僕は驚愕しています。こうした人間たちの頭の中がおかしいことが、本当に本当に酷いという事です。現実の中で、今回の死を受け止めている関係者とは無縁の話です。だれがこんな馬鹿な話をしつこく繰り返しているのかは確認したほうがよいです。まあ、こういう陰謀史観に頼って生きている輩はなんだあいつかという輩ばかりです。話にならないんです。

 また、彼の死に関して、被曝との関連について、正気の範疇を超えて、コメントをする人間が複数います。これも、呆れるような話です。まず、彼は事故直後は、出身地の広島周辺にいた可能性が高く、半年後に熊本に移られています。その後、東京には行ってない筈です。勿論どこにいても被曝可能性はありえますから、断定的な事は言えません。しかし、被曝が影響するような話が特にある状態もありません。こうした中で、そういうコメントをする人達、特に医師などの立場でそういうことを言うのは、非常に奇怪な話です。というのも、元々から、御堂岡氏とその医師との間で見解の相違があり、その見解の相違に基づいて、御堂岡氏の死因に過剰な言及をされているようです。医師という見識に基づく話でなく、彼が亡くなって意趣返しをしているようです。話になりません。

 御堂岡氏の死というのは、僕にとっては、いろんな人々の人間性を際立たせる結果を生んでいます。弁護士であれ医師であれ。なんというか、被曝回避を主張していても、カルト批判を主張しても、人間として、残念な結果が分ってしまいます。溜息。

 御堂岡氏は未熟な人間だったとは思いますが、その御堂岡氏逝去への言説を確認することで、社会的な地位は彼よりあっても、彼よりも更に大人でない人々の実相が浮き彫りにされます。

 その心が。特に、ネットによって。本当に残念な世の中です。残念な人々です。

 

 彼の死因に関して、一番可能性が高いのは、本人がもともと持っている疾患に起因する突然死です。脳梗塞であった可能性が一番高いとみられています。本人の体調管理の問題はかなりあると思いますが、それ以外の要因は極めて低いです。

 なお、熊本で、リアルな人々の中にも、彼の死によって、浮き彫りになったある現実があります。そのことは、メールマガジンでも一度、きちんと話したいと考えています。被曝回避する人々、全体に通じる話だからです。僕は、実は昨日から、こちらの方でずっと考え込んでいます。今も、新幹線の中で考え込みながら、このブログを書いています。

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