木下黄太メールマガジンの最新号内容
【 被曝回避はあくまで具体論、「現実とどのように向き合うか」 】
【 なぜ医師は被曝問題でフリーズしているのか 】
【 耳鼻科でも甲状腺の手術ができる医者は、実は2割以下しかいない 】
【 福島県立医大の甲状腺治療レベルは大丈夫なのか? 】
【 まともに甲状腺を診てくれる医師を求めて 】
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茨城県牛久市で甲状腺検査の補助を行っていて、この検査結果がホームページに掲載されていました。
http://www.city.ushiku.lg.jp/page/page003501.html
牛久市のスタンスには、僕はいろいろとありますが、少なくとも助成していることは、よいと思います。
しかし、一年間あまりの間に受診した人は、89人(該当は震災当時18歳以下)。
14歳以下の年少人口だけで、1万1000人程度は人口がある自治体なのに、受診者は1%にも満たない現実があります。
そして、そんなに少人数しか受診していないのに、驚くべき結果が出ています。
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甲状腺超音波(エコー)検査の結果について
平成25年11月1日から平成26年12月31日の結果
受診者数 89人
A1 異常は見られませんでした。
41人
A2 5.0mm以下の小さな結節(しこり)や 20.0mm以下の嚢胞(液体の入っている 袋のようなもの)を認めましたが、二次 検査の必要はありません。
40人
B 判定 5.1mm以上の結節や 20.1mm以上の嚢 胞が認められ二次検査をお勧めします。
8人
C 判定 甲状腺の状態等から判断し、直ちに二次 検査を受けていただくことが必要です。
ナシ
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89人のうち、いわゆるB判定、一定の結節や相当大きいのう胞があると判断されている人が10%近くいます。
A2ではありません(A2は半分)、B判定です。
これを人口そのままにあてはめると、実はこの年代に牛久市で1000人を優に超える甲状腺B判定が存在するということになります。
???
それは福島よりも酷い結果です。
僕には相当に疑問なのですが(茨城は汚染が実は酷いとはいえ福島よりは低いです)、実際はどう考えるべきなのでしょうか。
三田医師に聞いてみました。
「牛久周囲からも患者さんは来ていますが、今まで三田医院では特に気になる異常を経験していません。 福島と比べてもBは多いですね。今までの経験から、多発嚢胞の集簇をまとめて一つの結節状病変と読んで測定したものが多く入っているのではないか、と疑います。つまり本来はA2とすべきものをBとしているのではないか、他の病院で数ミリの結節といわれた子ども達が、検査してみると皆が多発嚢胞の集簇だった経験からそう思うのです。」
僕も甲状腺エコーの分類をきちんとできているのかと相当疑問に思います。
わざわざ意味のないファーストスキャンのホールボディカウンター検査を福島へ行かせている事といい、牛久市から出てくるものは、何かピントが外れている感じが、この結果を見ても感ずるのです。
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#80 自由の剥奪
原子力は私たちの自由を奪い、私たちの基本的人権を制限する。
使用済み核燃料のキャスク運搬に反対するデモが迫ると、当局はただちに集会の自由と
いう基本的人権を数 km2 の広さにも及んで制限し、平和的な抗議も警察の力で排除する。
道路閉鎖の柵がその地域全域を封鎖し、市民は氷点下のなか何時間も拘束され、一部で
はトイレの準備すらない。長期間にわたり公安は、反原発主義者をテロリスト扱いして監視
や尾行を行い、電話を盗聴し、家宅捜索を行っている。警察は数千人のデモ参加者を、不
法に、裁判所による審査もなしに、小部屋、営舎、車庫、体育館や、それどころか鉄の檻の
中に、ときには数日間も拘留する。
ここで私たちの基本的人権を制限するのは、どのような権利に基づくものだろうか?