「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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復興を東京で学ぶ福島大大学院が募集停止。メルマガ【「インターネットの中で騒ぐ人たち」を分類すると】。

2015-02-07 11:02:00 | 福島第一原発と放射能

 原発事故からの福島復興を、首都圏の人々が学ぶ目的で、東京に2012年から、福島大大学院の「東京サテライト」を設立していたそうです。

しかし、志願者が少ない為に、2015年度から募集を停止したそうです。

 福島を支援するといった掛け声と言うのが、果たして、内実はいつまで有効な話なのかということが、こういうことからもわかります。

 福島復興という話は、本質的なものではないし、さらに学問として成立する話とは相当に縁遠いものだと思います。

 首都圏の人々はそういう掛け声に、いい意味でも悪い意味でも、よりつきもしなくなっていることの証でもあると思います。

 しかし、立教大学がこのようなサテライト運営に協力していたのには、驚きました。その大学がどういうレベルに実はあるのかということも、こうしたことでよく分かりますね。

 

木下黄太メールマガジン 最新53号目次

【 食品モニタリングで、ストロンチウム90の検出が増加しているというリスクの指摘 】
『2015年、被曝問題について木下黄太の大放談(2)』
【 「インターネットの中で騒ぐ人たち」を分類すると 】 
【 全く現実感のない、とんでもない言いがかりの数々 】
【 被曝回避側のネット情報発信者は、ほぼ壊滅状態 】  

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このメルマガも、きょうから二年目に突入しています。あなたが、引き続き
購読していただけることは、僕には本当にうれしい限りです。是非、よろしく
お願いしますね。

(中略)

 さて『2015年、被曝問題について木下黄太の大放談』を前号に続いてお届け
します。

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【 「インターネットの中で騒ぐ人たち」を分類すると 】 
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■聞き手 とにかく、3年半経って被爆を取り巻く状況は、より複雑になり、
より悪化していることは間違いないと思います。

■木下 一般の人には、なおさらわかりにくい状況になっていると思います。
だって川内原発の再稼働とか、子供の甲状腺健康被害のこととか、被爆回避の
ためにやらなければならないことはたくさんあるのに、いま被曝回避側の人た
ちの一部は、全く違う事をやっているわけですから。
インターネットの中で騒ぐテーマを見つけては嬉しがっている人が多すぎます。
ネット依存も病膏肓に入っています。
彼らがどういうテーマに反応して騒ぐのか、ついに私にもさっぱりわからなく
なりましたね。

■聞き手 いくつかのパターンがあると思いますよ。ひとつは、20世紀以来の
イデオロギーに染まった人達がまき散らす情報に喜んで乗っかる心情左翼のみ
なさん。

■木下 これはまあ、珍しくもなんともありませんし、あんまり影響力はない
と思いますよ。

■聞き手 いつものことですよね。放射能回避をやっていたはずの人たちが、
いつの間にか都知事選で共産党候補を熱烈に支持することに歓喜している話。
沖縄にいる人でもないのに、突然普天間基地に必死に反対の声を上げていると
いうケースなんかです。
もう一つは、陰謀論が大好きな人たちです。彼らは、ユダヤの陰謀とか、UFOと
かと同じレベルで、放射能の被害が破壊的な影響をもたらすのではないかと、
騒ぐのが目的で騒いでいるパターンです。

■木下 そういう陰謀論の人たちもいますよね。だけどね、まだ陰謀論の人た
ちのほうがマシかもしれないとまで、最近は思ってるんですよ。

■運営者 誰よりマシなんですかね(笑)?

■木下 本当におかしい人たちですよ。僕には、そういうおかしい人たちがいっ
ぱい絡んでくるんです。人が言ってもいないことを、なぜか知らないけど「木
下がこんなことを言っている」と言いふらしたり、それにまた多くの人たちが
賛同してまとまるようなことが、ついこの前もあったんです。

■運営者 ああ、確か、
「東北・関東の人口の6割が今後放射能症で5年間の間に亡くなります。
生き残った国民のうち4割が 放射能症の病気にかかる。
現在いる未成年者の8割は40歳まで生きることが不可能。
今後生まれる子どものうち、健康体で生まれるのはわずか15%のみ」
という内容の問い合わせについて、木下さんが否定するコメントをしたら、
「木下は日和った」とか「避難しなくていいと言い始めた」「態度を変えた」
「誰もあんたなんか信用しない」「避難ビジネスが破綻した」とかさんざん叩
かれたという話ですね。
あのブログの記事は、「浅はかな連中に絶対叩かれるな」と僕は思ったんだけ
ど、案の定でしたね(笑)。

最新号メルマガの一部内容をお伝えしました。メールマガジンを優先している内容が圧倒的に多いです。

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【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

客席数がお子さんも含めて150席限定になっています。

福岡では大人だけで参加者がおよそ200人でしたので、お早く予約下さい。

詳細&申込⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

3月15日(開場13:30 講演14:00~16:00)

イーブル名古屋(名古屋市女性会館) 中区大井町7番25号

 地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分 

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#85 国民の白痴化

「原子力がなければ電気が消える」という作り話を、電力コンツェルンは 30 年以上も語り続 けている。 「太陽光や水力、風力では、わが国の電力需要の 4%以上を長期にわたって賄うことはで きない」。これは、ドイツの電力コンツェルンが 1993 年の半ばに行っていた全国の新聞各 紙への広告内容である。しかし事実はこれに反する――2009 年にドイツで消費された電力 の 16%以上が、再生可能エネルギーで生産され、はやくも 2020 年にはその割合は 50% になりうる。今世紀半ばまでには電力供給の 100%を再生可能エネルギーで賄うことも可 能だ。 それにもかかわらず電力コンツェルンは、彼らの原子力発電所の残りの稼動期間を延長 させるために努力し、今日でも「長期の停電」が差し迫っているという作り話を吹聴している。 誰がそれをいまだに信じるのか?

こうした国民の白痴化は、日本では政府が率先して取り組んでいて、マスコミがその補完機能が強いことは、否定しきれない状況があると、僕も思います。「原子力がないと電気が消える」というのは、本当にウソ話であったのは、原発の長期停止が立証しています。この国がどういう真実を選択するのか、こうしたこともウソをつき続けていた人々を信頼するのか、我々一人一人に問われていると考えます。

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3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘
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『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
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イスラム国による人質事件で、二人の日本人が惨殺されたことは衝撃的な出来事でした。 
今後も日本人をターゲットにするという発言が相手側から突きつけられる状態です。 
これに対して、徹底的に対峙する姿勢を示しているのが現在の安倍政権。 

いろんなリスクが急激に膨れ上がった日本人の現実を、その裏側を見据えてどう考えるのか。 

被曝問題などでも徹底した姿勢を崩さない、ラジカルなジャーナリストの木下黄太が、 
さまざまな話題で、現実を直視するシリアスな専門家を招いて、 
リアルなトークセッショッンを今後開催しますが、 
今回は、イスラム国とその対応を巡って、我々に起きつつある脅威を伝えます。 

今回は、イラク問題のエキスパートで、イラク戦争の際に、 
CIAも顔負けの綿密な情報分析をテレビで披露したことで有名な、大野元裕氏。 
イラク大使館の専門調査員をつとめ、中東調査会の研究員、 
そして現在は民主党の参議院議員です。 
イスラム 過激派に関して日本有数の識見があり、 
尚且つ政治家でもある大野氏と徹底トークをいたします。  

 

詳細&予約申込み⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

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スピーカー: 大野元裕(参議院議員、中東調査会非常勤研究員) 
        木下黄太(ジャーナリスト、著述家、アクティビスト) 

日 時: 3/13(金) 18:30受付開始 
      19:30開演 21:30終了予定(間に休憩有) 

場 所:奥沢区民センター第一会議室(定員115席) 世田谷区奥沢3-47-8 
     自由が丘駅南口徒歩9分、東急目黒線奥沢駅すぐ。 

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