「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

福島第一原発事故に関心が薄れていると認識する人が7割を超えている世論調査、終わっている日本国民。

2015-02-17 12:00:00 | 福島第一原発と放射能

前の記事でも書きましたが、来週月曜日までに、参加者が一定数を超えない場合は、大野氏とのイベントは中止します。月曜に判断します。

こうした情報提供をいくらしても意味がないのなら、逆に、ブログで被曝関連情報ばかり伝えているのをやめることも検討しています(既に被曝情報の重要情報はメルマガのみで配信していることも多いです、これを徹底してメルマガのみにすることを検討しているということです)。ブログは継続するかどうかをまず考えていて、継続する場合も、被曝関連のテーマを殆ど書かないことを考えています。被曝問題が重要であることは僕の中では変化が全くありません。しかし、原発事故後におきている日本社会の変質は、更に位相が変化していて、違う形の別リスクも顕在しつつある社会になっています。これは、国家体制側の問題点が大きくありますし、マスコミの脆弱および劣化、一般国民の愚かな意識の拡大によって、更に酷い状況にあります。

こうしたことについて、見ようとしない読者は僕には必要ありません。読みに来ないで下さい。不快です。

こういうこともわからない、わかろうともしない人間と関わることは、僕には無駄です。

また今回のテーマは、通常よりもこうしたリスクが増加した現況を伝えようとしているものです。場合によっては、「直ちに」殺される可能性が生じているから、開催するものです。

こうしたことも認識できない人は、ブログを読みに来ないで下さい。

 

3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘

『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
 詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

(リンクにバグが出ている指摘があり修正しました。)

被曝問題などでも徹底した姿勢を崩さない、ラジカルなジャーナリストの木下黄太。 

さまざまな話題で、現実を直視するシリアスな専門家を招いて、リアルなトークセッショッンを開催。 

今回は、イスラム国とその対応を巡って、我々に起きつつある脅威を伝えます。  

イラク問題のエキスパート、イラク戦争の際に、 CIAも顔負けの綿密な情報分析をテレビで披露したことで有名な、大野元裕氏。 
イラク大使館の専門調査員をつとめ、中東調査会の研究員、そして現在は民主党の参議院議員。 
イスラム 過激派に関して日本有数の識見があり、尚且つ政治家でもある大野氏と徹底トークをいたします。   

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

  スピーカー: 大野元裕(参議院議員、中東調査会非常勤研究員)

                 木下黄太(ジャーナリスト、著述家、アクティビスト) 

  3/13(金)18:30受付開始19:30開演21:30終了予定(間に休憩有) 

 奥沢区民センター第一会議室(定員115席) 世田谷区奥沢3-47-8 

自由が丘駅南口徒歩9分、東急目黒線奥沢駅すぐ。 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 

きょうは、日本国民が総体として、馬鹿になっている傾向がよくわかる話です。

朝日新聞がおこなった世論調査の記事です。

http://www.asahi.com/articles/ASH2J4WBVH2JUZPS003.html

福島第一原発事故に関心が薄れて、風化しつつあるという認識が73%、そう思わない認識が23%だそうです。

しかし、実は二年前も66%がそういう認識で、否定するのは29%。

あんまり変わっていません。事故後二年程度の経過で、実は既にこの有様。

これは風化しつつあるかどうかという認識に関しての質問なので、実際に風化していることとは位相がずれますが、結局、メディアがこの問題を矮小化してごまかしている構図がそのまま反映させているだけだと思います。

ただし、こうした認識を示すだけの一般国民が多数と言うのは、はっきり言って、ほとんどが馬鹿だということです。

馬鹿は、いつの時代でも、やられるだけです。

こういうことを認識しないでやられたい方は、どうぞご自由にと言うしかない時代に僕らはいると思います。

こうした馬鹿な国民の意識を変えようとしても、馬鹿なので無理です。自分が被害にあっても、こういう人たちの過半数は気がつくことすらないと思います。

気がつかない国民が多くいればいるほど、国家体制はお金を使わず誤魔化せます。

体制側の官僚たちはぬくぬくと温存されます。

実質的な奴隷として、日本国民は機能していくだけということです。

この実質的な奴隷を救おうとする人たちがよくいますが、自分のことを奴隷として認識していない奴隷を救うことに意味などありません。

救おうとする人自身の足が引っ張られて、実はやられるだけです。

滅んでいく人々に、引きずられる人が偶にいますが、そんなことに価値はありませんし、そういう善意や同情は、結局、自分を他人がよく見てほしいという驕りに基づくものでしかありません。

こういう欲望に囚われて、肝心要のことができなくなる人々も、無自覚な奴隷国民と、本質的な相違はありません。

むしろ認識がある分、その人の駄目さ加減は、半端ないと思います。

僕に近づかないで下さい。こういう方達は。合掌。

参考文献⇒藤子・F・不二雄『ミノタウロスの皿』http://www.shogakukan.co.jp/comics/detail/_isbn_4091762018

 =======================================================

 木下黄太メールマガジン毎週金曜配信。

 被曝に関する重要情報はメルマガを購読して下さい⇒http://www.hoshanobogyo.com/

 最新号内容

 【最初の検査では問題がなかった子ども達が、甲状腺がん疑い8人(うち1人確定)という福島の状況、医師2人の分析】 

======================================================

満員になったり、キャンセルが出たりを繰り返しています。現在は1席ずつ残席あり。 

残席1席【3/14(土)午前 木下黄太と話す被曝問題 IN 世田谷】 

詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/260860/ 

残席1席【3/14(土)午後 木下黄太と話す被曝問題 IN 世田谷】 

詳細&予約申込⇒ http://kokucheese.com/event/index/262889/ 

======================================================

三田医師とのジョイント講演、5月に沖縄と札幌で開催予定が、ほぼ、固まっています。他にも仙台や首都圏、避難者の多い大都市圏での開催は模索していますので、開催希望や招聘希望のある方は、僕にメールでお問い合わせ下さい。⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

 客席数がお子さんも含めて150席しか席がありません。そして現在、相当数の予約が入っています。

 福岡は、大人だけで参加者がおよそ200人でした。お早く予約下さい。

 詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

開場13:30 講演14:00~16:00

イーブル名古屋(名古屋市女性会館) 中区大井町7番25号

 地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分 

==================================================

原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#94 再生可能エネルギー

100%再生可能エネルギーによるエネルギー供給は可能である。 今日すでに、再生可能エネルギーは世界のエネルギー総消費量の 6 分の 1 を占めてい る。石油、ガス、石炭、ウランの残り埋蔵量は減尐し、地球温暖化は進む一方だ。太陽光、 風力、水力、バイオマス、地熱発電は地球がある限り持続可能である。国家レベルのもの を含む非常に多くの研究が、次のことを示している――100%再生可能エネルギーによるエネルギー革命は可能である。それは私たちに残された唯一のチャンスでもある。

私はこの見解にはかなり否定的です。特に風力の拡大は、日本では立地エリアに健康被害報告が出ていて、すくなくとも設置を限定的にすべきです。また放射能汚染された木材チップの流通先となりうるため、バイオマスにも警戒が必要です。更に化石燃料などと再生可能エネルギーは並存させるべきです。全体破滅に直結していない、石油やガスや石炭による火力発電を排除する考え方は、危険と思います。度合いを減らして調整するというスタンスに立つべきです。原子力と火力は同じではありません。こういう主張は根幹的にまずいです。