ウッズホール海洋研究所の発表です。
ウッズホール海洋研究所( Woods Hole Oceanographic Institution、略称:WHOI)はマサチューセッツ州ウッズ・ホールにある著名な海洋研究施設で、米海軍などからも資金援助されています。アメリカの意向に沿った研究発表が行われているところであることには留意はしてください。
上の画像は、この研究施設のサイト、トップページ http://www.whoi.edu/ より引用しました。
2015年2月にカナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州ユークレットの海岸で採取した海水より、1立方メートルあたり1.4Bqのセシウムが検出されました。これは1リットルあたりに直すと、0.0014Bq/Lになります。アメリカ大陸西海岸の海水よりの検出は初めてです。
確かに微量です。
しかし、ある日本国内の有名大学教授は「これが微量であっても、セシウム134が太平洋に行き渡っていると考える証左で、実は厳しい結果です。」と話しています。
今回のウッズホール研究所の発表を、簡単に英訳なおかつ抄訳しました(精密な訳はお得意な方がどうぞおやり下さい)。ご参考までに。
http://www.whoi.edu/news-release/fukushima-ucluelet
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【フクシマ由来の放射能がブリティッシュ・コロンビア州の海岸線に沿って微量検出】
ウッズホール海洋研究所(WHOI)の科学者は、初めて、北米の海岸線から海水試料中に、2011年の福島第一原子力発電所事故由来である放射能の少量の存在を検出しました。ユークレット水族館の支援を受けて、ブリティッシュ・コロンビア州ユークレットで2015年2月19日に採取したサンプルです。人間と海洋生物への国際的に確立している危険なレベル以下ではありますが、セシウム134と137が微量は含まれていた。
科学者たちは、市民ボランティアの助けを借りて、フクシマ由来の放射性物質の痕跡を確認するために、過去15ヶ月間の米国およびカナダの西海岸とハワイに沿って60以上のポイントでサンプルを収集した。最後の11月、チームは北カリフォルニアの海岸から100マイル(150キロ)離れたポイントで、放射性物質を含む最初のサンプルを報告した。しかし、フクシマ由来の放射性物質は、2013年以降にサンプリングされた砂浜や海岸線に沿っては、なかなか発見されていなかった。
「放射能は危険をもたらすことがありえます。我々は慎重かつ確実に、歴史的に考えても海洋への放射性汚染物質の最大の放出アクシデントがどのようなものであるのかを後々まで、海で監視する必要があります。」
2011以来、太平洋を越えて到達している海水中の放射性物質のレベルを測定し続けている海洋化学者で、ウッズホール海洋研究所のケン・バセラー(Ken Buesseler )研究員は語った。
「しかし、我々がユークレットで検出したレベルは極端に低いです。」
WHOIの科学者たちは、人口核種由来である放射性セシウムの2つの形態で、サンプルを分析している。セシウム137、大気核実験後に残る "レガシー"セシウムは、その比較的長い30年の半減期があり、世界の全ての海で発見された。これは、試料中のセシウム137の半分が減衰するまで30年はかかる。福島の原子炉は、セシウム137を海へ前例のない量を放出し、またセシウム134も等量を海へ追加していた。セシウム134は半減期2年のため、最近検出されているすべてのセシウム134、そうしたセシウム134の唯一の源は、フクシマ由来であると考えられる。
ユークレットのサンプルは、1立方メートル(ベクレル/ m3)あたりセシウム134を1.4ベクレルを含んでいた。これがフクシマ由来という証拠となるものである。セシウム137は5.8ベクレル/ m3。これらのレベルは、昨年の夏に北カリフォルニアの海岸沖、およそ100マイル離れたポイントで検出されたものに匹敵。ただし、ユークレットのサンプルの2倍にあたるセシウムを含む水中で、一年毎日6時間泳いだ場合、彼らが被曝する放射線量は、まだ歯医者のX線よりも千倍は少ないでしょうが。
監視努力
バセラー氏はこう話す。米国連邦政府機関は、沿岸海域の放射線を監視する責任がないため、こうしたサンプルを収集するためにに「OurRadioactiveOcean.org。」として知られている市民の科学組織に頼らなければならなかった。結果は、ウェブサイト上で公的に利用可能です。
(後略)
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このアメリカ大陸西海岸でのフクシマ由来である放射性物質の検出に関しては、今週のメールマガジンでも、追加情報があれば、更に書く予定です。⇒http://www.hoshanobogyo.com/
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まさに今日のブログ記事、海洋汚染問題も調査している有名国立大学X教授と木下黄太のコラボ講演。
【4/18(土)京都「放射能汚染最新報告とホットパーティクルの危険」】
13:30開場 14時開演 京都ひとまち交流館
バスは河原町正面すぐ、清水五条駅歩8分、地下鉄五条歩10分。
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/273537
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GWに三重県でもいよいよ開催!
【5/2(土)木下黄太・チェルノブイリ講演会in津(三重県)】
『チェルノブイリ原発事故から29年、日本の明日を考える』
◇講演要旨
チェルノブイリ原発事故から今年で29年、ジャーナリスト木下黄太が、2013年に取材、撮影したビデオをもとにウクライナの現状を報告します。ウクライナの専門家による日本の原発事故による汚染の評価。東葛地域と同じレベルの汚染地でおきている疾患の状態。空気と水の汚染について、ウクライナと東京の比較。ウクライナで長年闘い続けている市民団体からみた日本の市民団体の闘い方。子どもが産めない、あるいは産まれない事による人口減少の問題等々。
チェルノブイリ原発事故と深刻度が同様というレベル7という評価を受けた、福島原発事故後の日本、三重で生きる、わたしたちの明日の安全のために確実に役立つ報告会です。ぜひご参加下さい。
申込先⇒komuroyutaka@gmail.com
「以下は明示してお申込下さい。申込者名・居住自治体名・連絡先電話番号・必要枚数・全ての同行参加者名・参加者ごとに避難移住者や未成年等の記入。」
◇日時・会場
2015年5月2日(土) 13:30 開場/14:00 開演
津市中央公民館ホール(津センターパレス 2階)
参加費 1,000円 (避難者、移住者、18歳未満の方は無料)
◇アクセス
津市大門7番15号津センターパレス2階
近鉄・JR 津駅より バスで約10分(三重会館前下車)
近鉄 津新町駅より バスで約8分(三重会館前下車)
津なぎさまち(津新港)より バスで約5分(三重会館前下車)
伊勢自動車道 津ICより 車で約5分
◇主催
主催:原発おことわり三重の会
お問い合わせ:小室090-1099-1520/komuroyutaka@gmail.com
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沖縄講演のチラシもできました。チラシ配布や置きチラシに協力できる方、欲しい方はこちらにご連絡下さい。090-6548-9767(チラシ対応のみの電話。10時~16時限定。)
【5/17(日) 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄】
12時30分開場/13時開演(15時15分終了予定)
開催場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール
(沖縄県那覇市西3-11-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/
なお基本はこくちーずによる申込をお願いします。それが難しい方は、メールなどでの対応も致します。
メールでの申込先:houshanoubougyo.okinawa@gmail.com
「こくちーず以外のお申込みの場合は、①お名前(ふりがな)、②お子様連れの場合の人数、③託児・母子観覧席の希望、をお知らせください。」「託児につきましては、お客様都合の当日キャンセルはご遠慮ください。託児キャンセル料が発生する場合がございます。」
なお、問い合わせの電話番号も設定していますが、こくちーずやメールなどネット上で対応可能な方は、その手段で極力、問い合わせてください。
電話:080-1107-0876(受付10時から17時)
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原発を巡る問題が知事選でも争点、北海道で開催!
【5/24(日)三田茂医師&木下黄太講演会 IN 札幌】
2015年5月24日(日) 13:00開場 13:30開演
JR札幌駅南口前すぐ 佐藤水産文化ホール
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/270078/
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