「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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最近、放射能の危険に気づき、このまま千葉に居て子作りをしてよいのかと、思い始めた30代既婚女性の悩み。

2015-04-20 21:15:50 | 福島第一原発と放射能

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【 南相馬市、脳卒中が激増し脳卒中センターを新設する危機意識と、吸気リスクを無視する感覚の奇妙な並存 】
【 被曝回避、原発反対側の人々への強い懐疑、ツイッターやFacebook、ブログを継続する意味があるのかという自問自答が強まる日々 】
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千葉に住んでいます。
どうぞよろしくお願いします。

いつもブログを参考にさせていただいています。ありがとうございます。

今、移住をするかどうか考え中です。ですので、ぜひ、木下さんの意見を聞かさせていただきたく、メールさせていただきました。

震災から、4年が経ってしまいましたが、最近になって放射能の危険を調べはじめて、このままここに居ていいのかと、疑問が出てきています。
私は三十代既婚で、子供なしですが、不妊治療も行い、これから妊娠を考えているところです。ただ、1つ不安なことがあります。もう4年もの月日が過ぎてしまっているので、確実に被曝はしていると思います。そんな中、何も調べずに妊娠をしてもいいのだろうか?例え調べたとして被曝があった場合何かできることはあるのか?軽度の被曝なら妊娠してから子供の様子をみるしかできないのか?子供がどうなるかは授からなくては分からないことなのか?被曝が重度なら、妊娠はしない方がいいのか?


そして、移住する場合、やはり岡山がいいのか?
それとも京都がいいのか?
と、疑問がでてきています。なぜならば、最近噂されている、南海トラフ大地震が5月11日に起きると予想されているからです。万が一その予想があたったとして、もし岡山にいた場合はそんなに被害を受けないのでしょうか?

今は日本中どこに逃げてもいづれは、放射能まみれになると勝手に想像してしまっています。ですので、移住しても、のちのちは放射能まみれになるのではないのでしょうか?

それとも海外がいいのでしょうか?

お忙しい中すみませんが木下さんのアドバイスをぜひお聞かせください!

どうぞよろしくお願いします。

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こういう質問がきたので、簡単に答えておきます。

放射能の危険に気がつくのが遅れても、そうした認識をもっているなら、その認識をなかったことにするのは、とても難しいと思います。

なかったことにできない感覚の人が、汚染が一定以上あるエリアに留まり続けるのは、心理的にもつらいと思います。

また、妊娠に関してのリスクは、圧倒的に女性が大きいです。

汚染エリアでない場所に移動して、その後、半年位してから、妊娠するための状態にしていく方が、被曝回避的な観点では、より安全度は高まると思いますが、個別ケースでの違いが大きいため、断定的なことは言えません。

しかし、放射能があたりまえに存在する環境は、妊娠にプラスはありません。

移住場所の是非は、西日本であれば、放射能の汚染度の高低差はあまりありません。むしろ、その地域特性や経済的基盤の確立度合いが優先です。

地震の要素は、おのおのファクターが違いますから、一概には言えません。

日本中どこも放射能まみれが問題でなく(心理的なそうした感覚があっても、現実にそうなるのかは別問題)、そうしたことよりも、放射能も誤魔化す意識の蔓延が日本中どこもおきているほうが問題です。

海外に行くか行かないかは、そもそも貴女にそこまでの対応能力があるのかという自問を、まずされてください。

また、既婚未婚は問わないですが、「まだママではない」女性達のグループもありますので、参加して話してみるのもよいかもしれません。

「放射能防御プロジェクト女子会」⇒https://www.facebook.com/groups/190023214461507/

「放射能防御プロジェクト女子会(RDP女子会)」です。未婚既婚は問いませんが、【まだママではない女性】たちが、放射能防御のための情報交換をするグループです。放射能防御はこどもを守ることが大きなテーマですが、それと同じく、十代、二十代、三十代、これから子どもを産む可能性のある女性たちが、自分自身たちの安全を守ることがメインの話です。そうしたことが、議論がされていないことに危惧を抱いた、近畿グループの女性たちを中心に結成です。特に関東や南東北の女性たちに、防御や、さらには、移住を勧めることも活動視野に明確にあります。

 

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二週間後、GWに三重県津市でもいよいよ開催!  

  【5/2(土)木下黄太・チェルノブイリ講演会in津(三重県)】 

   『チェルノブイリ原発事故から29年、日本の明日を考える』(現地映像上映もあります)

     申込先⇒komuroyutaka@gmail.com

     「以下は明示してお申込下さい。申込者名・居住自治体名・連絡先電話番号・必要枚数・全ての同行参加者名・参加者ごとに避難移住者や未成年等の記入。」

 

5月2日(土) 13:30 開場/14:00 開演  津市中央公民館ホール(津センターパレス 2階)

参加費 1,000円 (避難者、移住者、18歳未満の方は無料)

アクセス

津市大門7番15号津センターパレス2階

近鉄・JR 津駅より バスで約10分(三重会館前下車)

近鉄 津新町駅より バスで約8分(三重会館前下車)

津なぎさまち(津新港)より バスで約5分(三重会館前下車)

主催「原発おことわり三重の会」 お問い合わせ:小室090-1099-1520/komuroyutaka@gmail.com

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【5/17(日) 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄】

12時30分開場/13時開演(15時15分終了予定)

開催場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール
(沖縄県那覇市西3-11-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/

  

 

なお基本はこくちーずによる申込をお願いします。それが難しい方は、メールなどでの対応も致します。

 メールでの申込先:houshanoubougyo.okinawa@gmail.com

 「こくちーず以外のお申込みの場合は、①お名前(ふりがな)、②お子様連れの場合の人数、③託児・母子観覧席の希望、をお知らせください。」「託児につきましては、お客様都合の当日キャンセルはご遠慮ください。託児キャンセル料が発生する場合がございます。」

 なお、問い合わせの電話番号も設定していますが、こくちーずやメールなどネット上で対応可能な方は、その手段で極力、問い合わせてください。

 電話:080-1107-0876(10時から17時限定。)

沖縄講演チラシは2000枚程度印刷していましたが、配布は終了しました

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