木下黄太メールマガジン最新号より。
・・・・ I N D E X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 SPEEDIを駄目と言う文科省が「緊急時環境線量情報予測システムWS
PEEDIの開発」を文部科学大臣賞にした理由 】
【 2号機格納容器内の温度計急上昇と30台モニタリングポストの高線量計測は
本当なのか? 】
【 札幌講演主催者、私が柏市から札幌に移住するまでにおきていたこと 】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
木下黄太メールマガジン毎週金曜夜に配信(原則月4回)。
被曝関連、他の重要情報はメルマガでのみ配信しています。 是非ご購読下さい。
=========================================================
この話は本当におかしいです。
自民党がNHKとテレビ朝日を呼んで事情を聞くそうです。
クローズアップ現代と報道ステーションの古賀氏発言について。
捜査機関、警察や検察が任意で事情聴取に応じるように要請する場合は、応じないと、強制捜査に踏み切られる可能性がありますから、対応はしないとなりません。
つまり、法的な執行機関が、当該対象に法律違反の疑いを持っているときに、その疑いを晴らせるかどうかはわかりませんが、聴取に応じる対応することで、短絡的な結果を避けるために、事情聴取には応じる以外に、最終的な方法はありません。
僕はいろんな人が強制捜査目前の時には、当局サイドの事情聴取要請に関しては、弁護士と協議の上、対応すべきとアドバイスをしたこともあります。ですから、該当機関の聴取に関して否定的な立場では特にありません。
しかし、今回の話は違います。
まず、今回、NHKとテレビ朝日の報道に関して、自民党本部が聴取を報道機関に対して行うようです。
自民党の情報通信戦略調査会がおこなうもののようですが、これは政権与党とはいえ、一政党が報道機関に要求していることに過ぎません。
例えば、監督官庁である総務省が、事情を聞くために二社を呼び出すのであれば、免許事業である放送事業者は、報道の自由があるといっても、対応するしかありません。総務省で事情説明するしかありません。
また、国会であれば、予算を国会審議されているNHKは当然ですし、テレビ朝日も、国民の意思の反映である国会の審議の中で、この報道内容に関して事情を聞くというのであれば、対応して行くしかないと思います。
しかし、政権与党とは言え、一政党の委員会が呼びつけても、行くのも行かないのも、本来は報道機関の主体的判断を行うべきであると僕は思います。
報道機関の自主性をきちんと尊重するような国家であれば、そもそも監督官庁や国会に呼ぶわけでもないのに、ある政党が報道機関幹部を呼びつけて、その内容を問いただすようなことをするなら、本質的にまともな報道が為される可能性は限りなく低くなります。よろしいですか、第三者や監督機関が聞いているのでなく、報道内容に関して、ある一方の当事者が、報道機関を呼びつけて、内容を聞くという話に極めて近いです。しかも、強いパワーを持った立場です。
根幹的におかしいです。
他の報道機関、他のテレビ局や新聞社がこうしたことに本来は、反駁するのが当たり前の話です。
しかし、そうした動きはマスメディアの中には何にもありませんし、当該NHKとテレビ朝日は唯々諾々と対応しそうな状況です。
1990年から2011年3月までは東京のテレビ報道最前線に居続けた僕には、異常な光景にしか思えません。
個人的にクローズアップ現代の問題も、古賀氏発言も、なんだかなあとしか思っていませんが、逆にこの程度の話で、、自民党が、NHKとテレビ朝日の幹部を呼びつける感覚に、猛烈に違和感があります。
そして、NHKとテレビ朝日が自民の聴取に応じようとしていることも、輪をかけて違和感があります。
こんな話は、まず行かないという姿勢を示すのが、報道機関の矜持と思います。
これは、報道やジャーナリズムをまともに考える立場から見ると、明らかに異常な状態になっていることだけは間違いありません。
とても気持ち悪いです。
====================================================
GWに三重県でもいよいよ開催!
【5/2(土)木下黄太・チェルノブイリ講演会in津(三重県)】
『チェルノブイリ原発事故から29年、日本の明日を考える』(現地映像上映もあります)
申込先⇒komuroyutaka@gmail.com
「以下は明示してお申込下さい。申込者名・居住自治体名・連絡先電話番号・必要枚数・全ての同行参加者名・参加者ごとに避難移住者や未成年等の記入。」
◇日時・会場
2015年5月2日(土) 13:30 開場/14:00 開演
津市中央公民館ホール(津センターパレス 2階)
参加費 1,000円 (避難者、移住者、18歳未満の方は無料)
◇アクセス
津市大門7番15号津センターパレス2階
近鉄・JR 津駅より バスで約10分(三重会館前下車)
近鉄 津新町駅より バスで約8分(三重会館前下車)
津なぎさまち(津新港)より バスで約5分(三重会館前下車)
◇主催「原発おことわり三重の会」 お問い合わせ:小室090-1099-1520/komuroyutaka@gmail.com
======================================================
【5/17(日) 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄】
12時30分開場/13時開演(15時15分終了予定)
開催場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール
(沖縄県那覇市西3-11-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/
なお基本はこくちーずによる申込をお願いします。それが難しい方は、メールなどでの対応も致します。
メールでの申込先:houshanoubougyo.okinawa@gmail.com
「こくちーず以外のお申込みの場合は、①お名前(ふりがな)、②お子様連れの場合の人数、③託児・母子観覧席の希望、をお知らせください。」「託児につきましては、お客様都合の当日キャンセルはご遠慮ください。託児キャンセル料が発生する場合がございます。」
なお、問い合わせの電話番号も設定していますが、こくちーずやメールなどネット上で対応可能な方は、その手段で極力、問い合わせてください。
電話:080-1107-0876(10時から17時限定。)
沖縄講演チラシもできました。チラシ配布や置きチラシに協力できる方、欲しい方はこちらにご連絡下さい。090-6548-9767(チラシ対応のみの電話。10時~16時限定。)
========================================================