「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【「想定外」を怖れよ】桜島噴火予兆は、川内原発再稼動を肯定する人々への「祟り」と理解するべきです。

2015-08-16 01:50:10 | 福島第一原発と放射能

桜島の警戒レベルが4に上がりました。

更に警戒レベル5に上がるとも言われていて、住民を避難させるのも、実は間近な感覚だと思います。

仮に、桜島が噴火しても、噴煙が大正噴火クラスの1万メートルまでのぼっても、科学合理的に考えれば、50キロ離れている川内原発に、致命的な影響想定は難しいでしょう。

桜島に溜まっているマグマの想定も、専門家的には大正噴火まではいかないレベルというのが、通常判断。

川内原発には、一定程度の降灰などの被害は起きても、それに留まるというのが普通の感覚です。

では、本当に大丈夫なのか?

ここからは、禅問答と同じことになりますが、科学的な想定というものは、所詮は人知の中での想定となります。

そして、一度、「想定外」な福島第一原発事故が起きたのがこの日本です。

「想定外」がおきると致命傷を帯びるのが原発という存在。

それにも関わらず、わずかの年月で再稼動を進める政府や自治体、それを容認する一定の人々。

まともな思索は、この連中には全く皆無であると僕は思っています。

こうした連中の枠組みで、科学的視座で、安全を宣言することは、そのエリア内思考的には、大丈夫という結論しか出ないでしょう。

しかし、ここで、再稼動と時期を同じくして、桜島が活性化しているという状態です。

人の感覚の枠外で、あたかもシンクロするかのごとく。

このような事態が起きている場合は、この噴火そのものではなくても、何らかの「想定外」な事態が、更に続く可能性は高まっていると思います。

再稼動という現象について、まわりの自然環境が噴火という反応で、まず答えようとしているのではないかとも言えるかもしれません。

科学合理性とは関係ない話で言えば、これは最早、「祟り」の領域に入りつつある状況と思います。

川内原発を再稼動しようとした人々、それを肯定した人々への「祟り」として。

こういうシグナルを無視すると、災厄は更なる「想定外」から、拡大する形で押し寄せてくることがよくあります。

これは、歴史的によくある話でもあります。

教訓を学ばない、国家や国民には、逃れる術を知ることも無いかもしれませんが。

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富山講演は来週です。チェルノブイリ報告映像も上映します。

 

【8/22(土)木下黄太 講演会 in とやま】

 

13:00開場 13:30〜16:00 
富山県民共生センター「サンフォルテ」 307号室(富山市湊入船町6-7 富山駅北口より徒歩10分)
会場カンパ:1,000円(資料代込み) 
予約⇒ai0noigs@ty2.fitweb.or.jp

 

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世田谷【9/5(土)夜 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」】

 


節目である丸5年を半年前にした今秋、福島県からの報告者(県内避難者)を招き、現地でおきている状態に関して、皆さんに伝えます。 あまり語られない白血病の実態。そしてチェルノブイリなどとの比較は? 被曝による健康被害を追い続ける木下黄太のトークを交え、最新情報とのリアル・セッションで、お届けします。 
18:15開場 18:45~20:45
奥沢区民センター第一会議室(自由が丘駅徒歩9分。奥沢駅すぐ。世田谷区奥沢3-47-8)

 


申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325194/

 

現地からの報告:木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者) 

 

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京都【9/6(日)午前 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」 】

 


福島県からの報告者(県内避難者)と医療系ゲストに木下黄太も交えて、最新情報とのトリプルセッションを京都で開催します。 
9:15開場 9:40~11:40
ひと・まち交流館 大会議室  (下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1。河原町五条下る東側)

 

申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325604/

 

現地からの報告 木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者) 
トークゲスト 薬剤師 井上玲氏(都内公立病院で抗がん剤治療関連業務も担当、現在は関西に避難移住) 

 

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だけら父の末期ガン、近所で囁かれる「放射能異変」、作者サイト⇒⇒ http://ameblo.jp/shibazakitoshie/


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『2015年真夏 木下黄太の大放談(4)』

【 原発事故後5年目は、どういう意味がある時期なのか 】 

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