きょうの午後帯に、3号機の使用済み核燃料プールにある、元々、燃料交換機である20トンのガレキを吊り出そうとしています。
これが、うまくいくとよいのですが。
東電は過去にもガレキ撤去で失敗をしています。こういう表記がHPにあります。
「2013年8月に放射能濃度が高いことを示す警報が発生しました。原因は、3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去工事の可能性が高いと判断したため、9月に3号機原子炉建屋上部にダストモニタと周辺に連続ダストモニタを設置し、周辺環境への影響の監視を強化しました。」
今回の作業は、最悪想定はこのガレキを吊り上げ中に落としてしまい、使用済み核燃料を傷つけることです。
勿論、作業中にプールのシールド機能に異常をきたすアクシデントリスクもあります。
そうした緊急事態がありえる状態は考えながら、特に近接エリアで、空間線量計を持っている方は、自宅の固定位置などで、線量変化が起きないかは、確認しておいたほうがよいとは思います。
【 原発事故に関しての責任を誰も負わない組織国家「日本」、首の皮1枚で繋がった強制起訴という法的措置 】
『2015年真夏 木下黄太の大放談(2)』
【廃炉作業どころか、さらなる大規模放射能汚染の可能性も】
【福島第一原発処理の前線基地・作業員供給源としての関東圏】
【福島では手のつけられないモンスターが未だに火を吹いている】
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ちょっとどうでもいい話なんですが、「デモに行くと人生が詰む」という話の懸念に関して朝日新聞あたりが記事にしています。
http://www.asahi.com/articles/ASH7W5SYRH7WUTIL03M.html
馬鹿馬鹿しいのですが、書いておきます。
この話は、要はデモに行くと就職に不利になるのかどうかという話です。朝日は軽く否定している記事。
本当にそうでしょうか?
まず、デモをおこなうことはある種の政治的覚悟を伴います。
そして、デモをおこなう政治的覚悟と感覚がそぐわない企業は、確実に存在します。
そうした企業は、もし、デモに参加した情報が確認できれば、採用を見送る可能性は否定できません。
特定の企業が、確認能力が有るのかどうかは難しいですが。
でも、そもそも現在の体制にNOを言うことは、一般的な意味でめざましい進路が全て断たれても、致し方ないと、参加する若者達は、思ってもいないのでしょうか?
そんなことは普通にありえる話なのに。
その程度の覚悟なきデモなど、本質的に意味があるのかと、僕は強く思います。
本気で、デモに参加するなら、そこに権力側が真剣に弾圧したら、デモ参加者に「死」もあるということなど、認識している筈もないということになります。
やはり、馬鹿なのか。
今の日本人、左翼はどこまで、リアルを避けた思考をするのかと思います。
官邸前脱原発デモと同じような匂いしかしません。
また本気じゃないんだ。こいつらは。
僕が大学の時に、参加していた、あるサークル。
そこを片付けると、本棚の奥に「腹腹時計」が残されていたのを思い出します。
そのサークルの大学側の顧問は、過去に樺俊雄教授がつとめていました。
言うまでもありませんが樺美智子さんの父親です。
彼女は安保闘争のデモの中、警察とのもみ合いの末、胸部圧迫と頭部出血で亡くなりました。
22歳。1960年のことです。
彼女の死を、日本共産党が「樺美智子(共産主義者同盟の指導分子)の死は、官憲の虐殺という側面とトロツキスト樺への批判を混同してはいけない。樺の死には全学連主流派の冒険主義にも責任がある」と批判したことを、確認してみて下さい。
歴史はいろんなことを教えてくれますから。
今週、だっげらいよんは作者の夏休みとなります。