本日、福島県民健康調査発表でした。
甲状腺がんとなった、もしくは悪性疑い(その後良性確定の1例は除く)、これらの先行検査は112人。
二巡目は、きょうの発表で、甲状腺がん、もしくは悪性疑いが25人となりました。
二巡目は、およそ8万人で、25人が甲状腺がん(悪性疑い含む)。10万人あたり31人以上の発生率となります。
これも、甲状腺がんの通常発生頻度よりも、明らかに多い結果のままです。
一巡目の先行検査が10万人あたり37人位ですから、数値的にかなり似通ってきています。
この二巡目、25人の内訳は、一巡目で、何も見つからず全く問題がないとされたA1判定から11人、5ミリ以下の結節やのう胞で20ミリ以下のものは認めるが異変はないと福島県側が分類するA2判定からは12人、B判定が2人です。
僕のメールマガジンでも、最新号は福島隣接地域の甲状腺がん3人に関して、書いています。そちらも、ご一読ください。
【 北茨城市で18歳以下に甲状腺がん3人という異常事態で、被曝に懸念する二人の医師見解 】
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さて、今回の福島県民健康調査の結果について、メルマガにも登場されている松崎道幸医師は次のように語ります。
「計算してみました。男女比は1:1.4になりますね。 通常、甲状腺がんの男女比は 1:4.3というのが、自然発生だと思います。そうすると、この数字は、自然発生的でないとしか思えません。先行検査よりも、顕著な気がします。
また先行検査で、細胞診をした方のうち、2割が甲状腺がん、もしくは疑いが強いとなっているようです。
今回も、2割以上ですね。それも多い気がします。
また、先行検査で、問題がないとされたA1判定とかからも、結構出ているようですね。
一巡目先行検査は、元々甲状腺がんになるような人々を確認する意味での、スクリーニングという意味合いが大きいとしたなら、こうした先行検査で問題がないとされた人々から、甲状腺がんが突如出ていることは、自然発生以外の原因も想定すべき状態だと思います。
何か毎年新しい、甲状腺がんが続くのが、あたりまえのような状況ですね。
スクリーニングが、スクリーニングとして機能していて、被曝影響が関係ないとするなら、この段階、二巡目で、甲状腺がんは、殆どでないはずと考えられるのですが。
しかし、実際には出ている訳です。その男女比も自然発生とはあきらかに違います。
今回の甲状腺がん、平均9ミリといわれています。最初よりも小さいがんが多くなっている事に、いよいよ疑いは強まります。
二巡目も、確定的な検査していない人が半分以上ですから、この方達を、更に検査すれば、新たな甲状腺がんも数十人になるのではないかと思います。
我々の医学常識を超えている事実が示されていると思わないとならないのではありませんか。
それにね、一般的な話ですが、喉も含めた放射線治療で、甲状腺がんになるケースは男女比は1:1なんです。
そうすると放射線被曝による影響で、甲状腺がんに男女比はあまりないと考えるのが妥当なのかもしれません。
自然発生なら、ティーンエイジャーから30代にかけては、性差は分かりやすい事な筈なのに。
県民調査の対象が、主にティーンエイジャーで、こうした結果が、自然におきていると言うのは不可解です。」
ここまで異変が顕著におきていることを、無視することは本当にまずいと思います。
また、こうした県民健康調査が、甲状腺がんに話を特化させて、血液の状態などについて、言及しなくなっていることは、相当にまずいことだろうと感じています。
そうした状況を突破するためにも、「福島からの告発」を、今週末土日、東京&京都で連続開催しますので、ご来場ください。
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世田谷 【9/5(土)夜 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」】
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申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325194/
予約で参加費は安くなります。
現地からの報告:木幡ますみ氏(福島県大熊町民 県内避難者)
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福島県からの報告者(県内避難者)と医療系ゲストに木下黄太も交えて、最新情報とのトリプルセッションを京都で開催します。
9:15開場 9:40~11:40
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申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325604/
予約で参加費は安くなります。
現地からの報告 木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者)
トークゲスト 薬剤師 井上玲氏(都内公立病院で抗がん剤治療関連業務も担当、現在は関西に避難移住)
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