平成30(2018)年11月13日(火)
~三菱重 尽きる造船受注残~
10月26日(金)付日経新聞には25日、三菱重工業長崎造船所・
香焼(こうやぎ)工場で最新鋭の液化天然ガス(LNG)運搬船の
命名式が開かれたことを伝える記事の中でコスト競争力の弱さ
から受注残が減る一方で現在の5隻を引き渡すと2020年にも
底を突くとの現状がリポートされていました。
護衛艦・潜水艦など防衛装備品を手掛けるため他の国内大手
造船所2社(三井E&S、川崎重工業)のように海外勢との提携
が困難、そのため国内造船所3社と提携したものの十分に成果
が出ていないようです。
三菱重工業の造船事業の売上(2017年度)は約1500億円
で約4兆円の連結売上高に占める割合は数%程度。主力の火
力発電やMRJジェットの先行きが不透明で造船事業を支える余
裕なくこのままではさらなる拠点の統廃合を迫られかねないと。
そんななか11月2日(金)の長崎新聞には三菱重工業が1日、
海上自衛隊の新しい3900トン型護衛艦2隻の建造契約を締結
しうち1隻を長崎造船所で建造するとの記事が掲載されました。
現在の艦艇手持ちは来年3月引き渡しの護衛艦しらぬい(5100
トン)1隻のみ、3900トン型護衛艦は2021年度までに8隻連続発
注されうち6隻を三菱重工業が受注すると見込まれているそう。
長崎経済にとって三菱重工業長崎造船所の存在は必要不可欠、
鍋冠山から望む造船所が末永く繁栄していくことを願います。
明治日本の産業革命遺産
ジャイアント・カレンチレバークレーン
修理中のDDG176 ちょうかい
↑ 香焼工場 ↓
三菱長崎造船所が戦後初めて建造した客船
クリスタルハーモニー(現・飛鳥Ⅱ)
竣工直前の2002年11月に火災事故を起こしたダイヤモンド・プリンセス。
同型船だったサファイア・プリンセスと船名を入れ替えて完成
累計2,375億円もの巨額の特別損失を出したアイーダ・プリマとぺルラ
で客船事業から撤退
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~三菱重 尽きる造船受注残~
10月26日(金)付日経新聞には25日、三菱重工業長崎造船所・
香焼(こうやぎ)工場で最新鋭の液化天然ガス(LNG)運搬船の
命名式が開かれたことを伝える記事の中でコスト競争力の弱さ
から受注残が減る一方で現在の5隻を引き渡すと2020年にも
底を突くとの現状がリポートされていました。
護衛艦・潜水艦など防衛装備品を手掛けるため他の国内大手
造船所2社(三井E&S、川崎重工業)のように海外勢との提携
が困難、そのため国内造船所3社と提携したものの十分に成果
が出ていないようです。
三菱重工業の造船事業の売上(2017年度)は約1500億円
で約4兆円の連結売上高に占める割合は数%程度。主力の火
力発電やMRJジェットの先行きが不透明で造船事業を支える余
裕なくこのままではさらなる拠点の統廃合を迫られかねないと。
そんななか11月2日(金)の長崎新聞には三菱重工業が1日、
海上自衛隊の新しい3900トン型護衛艦2隻の建造契約を締結
しうち1隻を長崎造船所で建造するとの記事が掲載されました。
現在の艦艇手持ちは来年3月引き渡しの護衛艦しらぬい(5100
トン)1隻のみ、3900トン型護衛艦は2021年度までに8隻連続発
注されうち6隻を三菱重工業が受注すると見込まれているそう。
長崎経済にとって三菱重工業長崎造船所の存在は必要不可欠、
鍋冠山から望む造船所が末永く繁栄していくことを願います。
明治日本の産業革命遺産
ジャイアント・カレンチレバークレーン
修理中のDDG176 ちょうかい
↑ 香焼工場 ↓
三菱長崎造船所が戦後初めて建造した客船
クリスタルハーモニー(現・飛鳥Ⅱ)
竣工直前の2002年11月に火災事故を起こしたダイヤモンド・プリンセス。
同型船だったサファイア・プリンセスと船名を入れ替えて完成
累計2,375億円もの巨額の特別損失を出したアイーダ・プリマとぺルラ
で客船事業から撤退
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