名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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人事のプロが語る「リストラしやすい人の特徴」

2015-05-06 | 労働ニュース
「上司に評価されない」「給料が不当に安い」「自分の能力が発揮できない」などなど…ほとんどの人は大なり小なり、自分の勤め先に不満があるはずだ。

 この場合、独立・起業を別にすると、選択肢は2つ。
 「今の会社に残る」か「転職する」かである。
 しかし、どちらの道を選ぶにしても、絶対に知っておかなければいけないポイントは、残念ながら見落とされがちだ。

■「能力」とは何か?「がんばり」とは何か?
 そのポイントとは「人事システム」であり「人事部のホンネ」である。
 企業が採用活動をする時、人事部からのメッセージとして
 「仕事を通じて自己実現しよう」
 「風通しの良い働きやすい職場」
 「あなたのがんばりに報います」
 といった文言が並ぶが、人事コンサルタントの新井健一さんによると、これらはすべて「タテマエ」。
 「がんばりに報いる」といっても、何を「がんばり」とみなして、どのように評価するのかという「ホンネ」の部分は会社によって違うはずだ。ここを把握しないことには、転職したとしても、同じような不満を溜めることになるし、今いる会社で評価されていないのも、もしかしたらそれが原因なのかもしれない。

■給与ではわからない「転職の落とし穴」
 しかし、ほとんどの場合、人事部は自社内でも、採用活動の場でも「ホンネ」を明かすことはなく、私たちは人事担当者の「タテマエ」から、その裏にある「ホンネ」を読み取るしかない。
 たとえば、転職活動をした時、前職でもらっていた以上の給与を提示されたからといって手放しに喜ぶのは危険かもしれない。なぜなら、その額は必ずしもあなたへの「期待値」ではないからだ。
 人事部があなたを「将来会社を背負っていく人材」と考えているか、あなたが培ってきた専門知識が欲しいだけなのかは、実は採用の段階で決まっている。そして、それは給与の額からは判断できない。このことを知らずに転職すると、「最初に提示された給料のまま、いつまで経っても待遇が変わらない」という不幸な事態になりかねないのだ。
 もし、転職先で自分の上司になる人間の肩書が前職における自分の肩書と同等か下であれば、転職先のあなたへの期待値は、もしかしたらさほど高くないのかもしれない。

■リストラにあらわれる「人事のホンネ」
 人事部の「ホンネ」が出る例として挙げられるのが「リストラ」だ。
 「リストラ」というと、「仕事ができない人」「人事評価が低い人」が首を切られると思われがちだが、そうではない。
 新井さんによると、人事部の立場で最もリストラしやすい人間というのは、「話のわかるいい人」なのだという。会社としてはそのリストラが不当解雇だとみなされたり、リストラによって悪い風評が立ったりすることは絶対に避けたい。そんな会社の一方的な都合にも理解を示してくれる「ものわかりのいい人」は一定数いて、そういう人こそ「肩を叩きやすい」というわけだ。
 仕事ができない「本当の意味で辞めてほしい社員」がリストラに応じず、押し問答している間に「いい人」たちで定員が埋まり、生き残ってしまうこともあるというのは笑えない話である。

 人事を知ることは、その会社の方針を知ることであり、「評価される働き方」を知ることだ。
 新井さんの著書『日系・外資系一流企業の元人事マンです。じつは入社時点であなたのキャリアパスはほぼ会社によって決められていますが

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正社員、契約、派遣、パート、それぞれの平均貯金額は?

2015-05-06 | 労働ニュース
新年度がスタートし、オフィスは新鮮な空気にあふれている。新人はこれからだが、社会人の先輩はどれくらい貯金をしているのだろうか。全研本社株式会社が運営する働き方と天職を考えるウェブマガジン「瓦版」は「貯金」に関する調査を実施。「正社員」「契約社員」「派遣社員」「パートタイマー」の4つの契約形態別に行なった。まず、正社員で、最も多かったのは「100万円未満」で34%。次いで「500万円以上」21%、「100万円~200万円」16%と続いた。「宵越しの金は持たぬ」。つまり、貯金などせず、もらったお金は全部使うという人も6%いた。

 続いて、契約社員。最も多かったのは「100万円未満」で32%。次いで「100万円~200万円」16%、「500万円以上」13%と続いた。貯金などせずもらったお金は全部使うという人も13%いた。正社員と比較すると少し待遇面で劣る部分がそのまま反映されたような結果といえそうだ。

 では、派遣社員はどうか。トップは「100万円未満」で58%と現実的な結果となったが、次いで500万円以上21%、「宵越しの金は持たぬ」が16%と続いた。これは、より多様な人材が揃う派遣だけに、これまでに蓄財した人も含まれているから、ということも考えられるかもしれない。あるいは、とにかくお金を貯めるために頑張っている、という人が意外に多いのかもしれない。 パートタイマーになると「100万円未満」が53%、「100万円~200万円」17%、「宵越しの金は持たぬ」9%と続いた。やはり少ないが、それでも200万~300万円6%、300万円~500万円、500万円以上がそれぞれ5%とまんべんなくいるのが、特徴的だ。

 契約形態別の貯蓄額は、やはり予想通り、正社員→パートの順となった。世の中は、最も高待遇とされる正社員を削減し、契約社員以下の非正規が増える流れが加速している。その一方で、

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