東京都で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることについて、
菅官房長官は30日午前の記者会見で、法律に基づく
「緊急事態宣言」に至る前のぎりぎり持ちこたえている状況
だという認識を示したうえで、各都道府県といっそう緊密に連携し、
感染拡大の防止に全力で取り組む考えを示しました。
今の日本は非常事態宣言直前の「ぎりぎりの状況」なのですね。
→どの状況になったら緊急事態宣言を出すのか、事前に説明をして欲しいです。
3月27日 「感染爆発を抑止できるギリギリの局面」小池都知事緊急記者会見
3月28日 東京 新たに63人の感染確認 1日で最多( 全国で200人)
3月29日 東京 新たに68人の感染確認 1日で最多( 全国で169人)
3月30日 「緊急事態宣言前のぎりぎり持ちこたえている状況」 官房長官
3月30日 「諮問委では緊急事態宣言出したほうがよいとの意見が多数」
日本医師会は記者会見を開き、特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について、
「現状はぎりぎりの段階だ。東京都で感染者数が3桁に近づくことになれば、
考えていかないと医療崩壊につながる可能性が非常に強い」と指摘。
3月30日 緊急事態宣言「“あさって宣言”はデマ」 安倍首相
3月31日 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について
政府は、「ぎりぎり持ちこたえており宣言を行う状況には至っていない」と判断
感染者は日々どんどん増えているのに、
「ギリギリの局面、ギリギリ持ちこたえている状況」が変わっていないなんて本当?って
素直に思ってしまいますよね。
感染状況が「どうなったら何をするのか」がまったく知らされていないから
不安に陥ってインターネット上でデマが流れてしまいます。(今後も出るでしょう)
もっとみんなが安心できるように情報公開を徹底して欲しいですね。
29日、アメリカのNIH=国立衛生研究所の幹部から
「これまでの状況をみれば数百万人が感染し、10万人から20万人が死亡するおそれがある」
と述べ、多くの死者が出る可能性に言及しました。
イギリスの大学、インペリアルカレッジ・ロンドンはイギリスとアメリカで今月中旬に、
もし外出制限や学校の休校などの措置が一切とられなかった場合、感染の拡大が終息するまで、
アメリカでの死者の数は最も多い場合220万人に達する一方、厳重な対策がとられた場合には
死者を10分の1以下に抑えられるとした予測を発表しています。
新型コロナウイルスの怖さは、
ひとたび感染者の急増(感染爆発)が発生すると
アメリカやヨーロッパで起こりつつある「医療崩壊」が日本でも起きてしまうこと。
重症患者ですら入院もできない状態になってしまうこと。
中国で武漢市の死者が突出したのはこの「医療崩壊」が起きたから。
ネットやニュースで私たちも含め世界中の人がそのことを知っていたのに
いまだに世界各国でその教訓を生かすことができていません。
日本もそのような事態になってしまってはいけないのです。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について、
感染症の専門家などで作る政府の「諮問委員会」の委員の1人は、
委員の中では、爆発的な感染拡大が起こってからでは手遅れで、
宣言を出したほうがよいという意見が多数を占めていると明らかにしました。
「現状はぎりぎりの段階だ。東京都で感染者数が3桁に近づくことになれば、
考えていかないと医療崩壊につながる可能性が非常に強い」と指摘しました。
一方で、「国は感染の拡大ということだけでなく、社会に対する影響を考え、
総合的に判断すると思う」とも指摘しました。
日本国内の感染者増加スピードは日々増してきています。
その中でも飛び抜けて増えてきている首都 「東京都」。
今の『要請』だけではコントロールの限界を迎えていると思います。
新型コロナに打ち勝つ「先手を打った施策の実施」を願って止みません。