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俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

綱領

2010-10-19 15:15:11 | Weblog
 組織は何らかの目的を持つ。同じ目的を持った人が集まって組織が形成され、その目的は綱領として明文化される。
 ところが綱領の無い政党という訳の分からないものが存在することを最近知った。民主党には綱領が無いそうだ。
 綱領の無い政治集団?・・・・そんなものはあり得ない筈だ。政党とは共通する政治的目標を持った人の集まりであり、綱領の無い政党とは烏合の衆に過ぎない。
 民主党の政策がブレる根本原因はここにある。政党としての理念が無いのだから、政策はその場凌ぎのポピュリズムでしかあり得ない。
 民主党は旧民主党と小沢グループの自由党が合併した党だ。そのため民主党は自民党崩れや民社党、社会党その他諸々の残党の寄り合い所帯だ。自民党には反共産主義という理念があるが、民主党の政治家の共通点は「自民党政権に反対」ということでしかない。だから綱領を作れないのだろう。綱領の無い政党には理念が無いのだから、問題が発生しても場当たり的な対応しかできない。
 綱領が作れないほど政治的理念が違うのなら、いっそのこと民主党と自由党に分かれて、それぞれが綱領を作ったうえで改めて連立政権という形を取ったらどうだろうか。たとえ個々の政治家を信じることが可能であっても烏合の衆(理念の無い集団)を信じることは不可能だ。

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