中国のGDPは日本とほぼ同額だ。一方、人口は10倍だ。一人当たりのGDPは日本の1/10ということになる。もし日本人の所得が1/10になったら到底暮せないだろう。中国人が暮らせるのはインフラを含めて物価が安いからだ。物価が安いのは為替を操作しているからだ。元安にしている中国と超円高と言われる日本を所得によって比較することは難しい。購買力平価に基づけば、中国のGDPは日本の2.5倍ほどあるらしい。
ジニ係数(所得格差の指標)に注目すれば日本の0.376に対して中国は0.415と、主要国の中ではアメリカの0.450、ロシアの0.422に次いで高い。中国のデータは捏造され勝ちで信用度は低いが、ある調査では既に0.5を上回っているそうだ。先富論という思想的根拠はあるものの、これほど貧富の差の大きな国が共産主義を政治理念として掲げているとは何とも皮肉な話だ。
最貧層は農民だ。自給自足をする農民なら収入ゼロでも暮らせる。つまり電気も水道も無い土地で、農薬も農機具も使わずに昔ながらの農法で作物を作って自給自足をしていれば収入も支出もゼロだ。中国の底辺には、文明から隔絶された、まるで奴隷制のような原始共産制度社会に生きる人がいる。
ジニ係数(所得格差の指標)に注目すれば日本の0.376に対して中国は0.415と、主要国の中ではアメリカの0.450、ロシアの0.422に次いで高い。中国のデータは捏造され勝ちで信用度は低いが、ある調査では既に0.5を上回っているそうだ。先富論という思想的根拠はあるものの、これほど貧富の差の大きな国が共産主義を政治理念として掲げているとは何とも皮肉な話だ。
最貧層は農民だ。自給自足をする農民なら収入ゼロでも暮らせる。つまり電気も水道も無い土地で、農薬も農機具も使わずに昔ながらの農法で作物を作って自給自足をしていれば収入も支出もゼロだ。中国の底辺には、文明から隔絶された、まるで奴隷制のような原始共産制度社会に生きる人がいる。