福島第一原発は設計上での寿命の直前だった。今年の3月26日で40年の寿命切れとなる筈の原発を延命させたのがかの原子力安全・保安院だ。2月7日に10年間の運転継続を認めたばかりだった。その僅か1ヶ月後にこの事故が起こった。もしこの承認さえ無ければ、あるいは改善命令が出されていれば今回の事故は起こらなかっただろう。こんな前世紀の遺物とも思える欠陥原発の継続使用を認めた原子力安全・保安院の責任は厳しく問われるべきだろう。
厚生労働省は毎年多くの薬を承認しその一部が薬害を招く。薬は毒なのだからやむを得ないと私は思うのだが、販売を承認した厚労省は責任を問われる。「副作用がある」という警告付きで承認してもイレッサ訴訟のように訴えられる。
一方、原子力安全・保安院の審査対象は僅か54基の原発だ。たった54基の内4基が重大な事故を起こした。一体どんな審査をしたのだろうか。
厚労省の場合は「危険だがメリットも大きい」として承認している。原子力安全・保安院はそんな姿勢ではない。危険な箇所を改善させもせずに継続使用を承認するだけだ。こんな組織は百害あって一利無しだ。
厚生労働省は毎年多くの薬を承認しその一部が薬害を招く。薬は毒なのだからやむを得ないと私は思うのだが、販売を承認した厚労省は責任を問われる。「副作用がある」という警告付きで承認してもイレッサ訴訟のように訴えられる。
一方、原子力安全・保安院の審査対象は僅か54基の原発だ。たった54基の内4基が重大な事故を起こした。一体どんな審査をしたのだろうか。
厚労省の場合は「危険だがメリットも大きい」として承認している。原子力安全・保安院はそんな姿勢ではない。危険な箇所を改善させもせずに継続使用を承認するだけだ。こんな組織は百害あって一利無しだ。