小学生の頃こんな漫画を読んだ。小学生が将来の夢について語り合った。ある女児が言った。「私は女医になって、絶対に病気に罹らなくなる注射をみんなに打ってあげたい。」男児が突っ込みを入れた。「それじゃ商売にならない。」
医師が医師であるためには患者が必要だ。患者がいなければ失業する。人が死ななければ葬儀屋の商売が成り立たないように、医師は患者を必要とする。そんな状況で医師は本気で治療や予防に取り組むだろうか。
サラ金にとって最高の顧客はきっちり返済する客ではなく適度に滞納する客だと言う。返済されてしまえば客との繋がりが途絶えるが、滞納であれば関係が継続するし金利も当初よりも高くなる。最悪は自己破産によって債権を失うことだ。医師にとっての患者も縁が切れないことが望ましい。つまり完治したり死んでしまえば困る。
医師にとっての理想の患者は慢性疾患の患者だ。現状を維持していれば文句を言わずに通院を続ける。だから医師は治療することよりも悪化させないことに注意を払う。医師にとって困るのは完治・死亡・転院だろう。これが生活習慣病の患者が一向に減らず逆に増え続けている一因だと思う。薬など使わず食事を含めた生活全般を改善すれば大半の患者が快癒するのではないだろうか。しかし医師はお得意様を失いたくない。
予防においてはもっと顕著だ。予防してしまえば患者がいなくなる。そんなことは絶対に避けたいのが人情だろう。予防など許せない。万難を排してでもそれを阻止しようとするだろう。
予防も治療も医師にとっては好ましくないことだ。しかし予防も治療も医師が任せられている。これは暴力団に警察権を預けるようなものではないだろうか。自分が損をすることに熱心に取り組む筈が無い。
治療はともかく、少なくとも予防医療は医師に任せるべきではなかろう。栄養士などの治療に携わらない人による健康指導があるべきではないだろうか。慢性疾患の患者も医師による支配から逃れられればもっと健康になれるだろう。医療機関ではない公営の「健康指導センター」のような施設があって、薬に頼らない健康改善指導が行われれば良いと思う。
医師が医師であるためには患者が必要だ。患者がいなければ失業する。人が死ななければ葬儀屋の商売が成り立たないように、医師は患者を必要とする。そんな状況で医師は本気で治療や予防に取り組むだろうか。
サラ金にとって最高の顧客はきっちり返済する客ではなく適度に滞納する客だと言う。返済されてしまえば客との繋がりが途絶えるが、滞納であれば関係が継続するし金利も当初よりも高くなる。最悪は自己破産によって債権を失うことだ。医師にとっての患者も縁が切れないことが望ましい。つまり完治したり死んでしまえば困る。
医師にとっての理想の患者は慢性疾患の患者だ。現状を維持していれば文句を言わずに通院を続ける。だから医師は治療することよりも悪化させないことに注意を払う。医師にとって困るのは完治・死亡・転院だろう。これが生活習慣病の患者が一向に減らず逆に増え続けている一因だと思う。薬など使わず食事を含めた生活全般を改善すれば大半の患者が快癒するのではないだろうか。しかし医師はお得意様を失いたくない。
予防においてはもっと顕著だ。予防してしまえば患者がいなくなる。そんなことは絶対に避けたいのが人情だろう。予防など許せない。万難を排してでもそれを阻止しようとするだろう。
予防も治療も医師にとっては好ましくないことだ。しかし予防も治療も医師が任せられている。これは暴力団に警察権を預けるようなものではないだろうか。自分が損をすることに熱心に取り組む筈が無い。
治療はともかく、少なくとも予防医療は医師に任せるべきではなかろう。栄養士などの治療に携わらない人による健康指導があるべきではないだろうか。慢性疾患の患者も医師による支配から逃れられればもっと健康になれるだろう。医療機関ではない公営の「健康指導センター」のような施設があって、薬に頼らない健康改善指導が行われれば良いと思う。