私の住む町の駅前にはかつて3軒の書店があったが、3店とも潰れてしまった。本離れが進んで書店の経営が厳しくなったのだろうとは思うが、その責任を経済産業省の政策に押し付けようとは思わない。
一方、テレビのドキュメンタリー番組などで農家の苦境が伝えられると農林水産省の責任を問いたくなる。
このギャップは一体何なのだろうか。都会に住む人は農家の実態を知らない。マスコミから伝えられる情報が総てだ。そのためにマスコミの情報を鵜呑みにしてしまう。
都会人の持つ農家のイメージは時代劇の農民だ。悪い代官による重税に耐え、雨にも負けず風にも負けずただ只管土地を耕す愚直なまでに勤勉な姿に感動せざるを得ない。
現在の農家は決してこんな勤勉な農民ではない。大半が兼業農家であり農繁期にだけ会社を休んで一所懸命働く。昔のように農繁期には子供まで学校を休ませて働かせるということは無い。また専業農家の多くは老人だ。多分、農薬や機械化や品種改良のお陰でかつてよりずっと仕事が楽になっているのだろう。捻くれた見方をすれば、現在の農業は土地さえあれば老人でも勤まる楽なビジネスと考えることも可能だろう。
一方、テレビのドキュメンタリー番組などで農家の苦境が伝えられると農林水産省の責任を問いたくなる。
このギャップは一体何なのだろうか。都会に住む人は農家の実態を知らない。マスコミから伝えられる情報が総てだ。そのためにマスコミの情報を鵜呑みにしてしまう。
都会人の持つ農家のイメージは時代劇の農民だ。悪い代官による重税に耐え、雨にも負けず風にも負けずただ只管土地を耕す愚直なまでに勤勉な姿に感動せざるを得ない。
現在の農家は決してこんな勤勉な農民ではない。大半が兼業農家であり農繁期にだけ会社を休んで一所懸命働く。昔のように農繁期には子供まで学校を休ませて働かせるということは無い。また専業農家の多くは老人だ。多分、農薬や機械化や品種改良のお陰でかつてよりずっと仕事が楽になっているのだろう。捻くれた見方をすれば、現在の農業は土地さえあれば老人でも勤まる楽なビジネスと考えることも可能だろう。