菩提寺のご母堂様のご会葬に参列してきました。
車で伺いましたが、都心は空いていました。
11時半より開式です。
母が奉納したさがりがあります。
先代は大変功徳を積んでいたのでしょう。
いろいろな仏具をご奉納しています。
若輩ながら、私の代(母親が)ご寄進した稲荷さんも今年でした。
しめやかに読経が響くなか、出棺が進められています。
お孫さんは、お婆ちゃんが居なくなったのが受け止められないのでしょう。
泣き崩れています・・・。
やはり、お別れは花が散るようにいつかやって来ます。
お寺さんの葬儀ですので、お坊さんの履物が並んでいます。
お見送りして、ここで分かれいたしました。
さて、「会葬」というと、あくる日の葬儀式、告別式に来られた方々を言います。
この会葬は、通夜の翌日以降に行われる葬式に出ることだけを指します。
よって、通夜に参加する場合は、会葬とはいわずに「弔問」と呼びます。
会葬する際に遺族へ挨拶する場合にはシンプルにお悔やみを伝えることが大切です。
「○○様が、安らかな旅路でありますように、お祈りいたします。」
お悔やみを伝える際には、「重ね重ね」、「つくづく」、「くれぐれも」というような不幸が続くことを連想させる表現は避けることになっています。
また、数珠についてです。
数珠は本来、お経を読む回数を数える道具でした。
除夜の鐘をつく時も108回ですが、数珠で何回打ったか確認しています。
つまり、『数を念ずる』、『数を記す』ためのものとして『数珠』と呼ばれるようになったと言われています。
現在は仏式のお葬式や法要には欠かせないものとなり、また厄除け、お守りとしての役割も担っています。
『本連(ほんれん)数珠』、『二輪(ふたわ)数珠』といわれる正式な数珠は、108の珠で造られています。
珠一つずつが百八の煩悩を司る仏様であり、人間のあらゆる煩悩を数珠が引き受けてくれると言われています。
現在においては珠数の制限は無くなりつつあり、一般的には珠の数を減らした略式の数珠が多く使われています。
略式の数珠は『片手(かたて)数珠』や『一輪(ひとわ)数珠』といわれ、すべての宗派で使うことができます。
また、珠の大きさによって男性用数珠と女性用数珠に分けられ、男性は大きい珠の数珠を、女性は小さい珠の数珠を使うのが一般的になっています。
私は本式数珠を使っています。
雑学をご紹介してしまいました。
何かの参考になれば幸いです。
撒いた種が発芽し、双葉が出てきました。
散るものもあれば、新芽となるものもあります。
雑学も含めてでした。
Hiro