「今日こそ らんきょを掘ろう」
去年は台風の影響で、小さならんきょが少しか採れなかったけれど、
今年はどうかな。
とりあえず、一畝だけ掘って、みかんキャリー 一杯。
「まあ~ 島の収穫物は 何でも みかんキャリー単位 だからこんなものか」
みかんキャリー一杯のらんきょ
「さあ~ひげ根と葉っぱを切って、らんきょを漬けよう」
「凄いなあ。自分で植えて、育てて、掘って、らんきょを漬けて。」
「もう一人前の農婦だな。」 と、一人で満足。
そのうち,だんだん嫌になってきて・・・
通る人が不慣れな手つきを見てか、
「明日までかからあ~」、「眠くなるじゃろう」と声を掛けていく。
「なんかいい方法ないの?」と訪ねても、
「ウ~ン、らんきょはひとつひとつじゃけんのう」とつれない返事。
らんきょ掃除
でも、とりあえず、教えてくれた。
「らんきょを、みかんカゴに入れて、おき(海)で洗うんよ。」
「波が、薄皮を持っていってくれらぁ~」
波にせっかくのらんきょをさらわれないように、慎重に海で洗う。
たっぷりの海水で見る見る泥だらけのらんきょが真っ白に。気持ちのいいこと。
これからは、泥だらけの軍手や靴、作業服の下洗いも海でしようかな。
水代の節約にもなるし。
ようやく出来たらんきょの塩漬けは、約8キロ。
しんどかった。
島の主婦はもっと手際よく、やるんだろうな。
残ったもう一畝のらんきょは、植えたまま残しておいて来年用にしよう。
らんきょがブンケツして、小さくなって増えるらしい。