七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

紫蘇 づくし

2006年10月04日 | 加工品
夫は、家作りの排水工事でツルハシとスコップで穴を掘り、
毎日汗だくの泥だらけになっている。
家の周りに深い溝穴を掘っている状態で、雨が振ると水が溜るし、ましてや台風が来ると、おおごとである。だから、早く早くと焦っているが、初めての配水管の接続工事は、なかなか手早くはできないようである。
「台風シーズンが終わるまで待ったら」という妻の忠告にも耳を貸さず、
いつもながら待てずに、なんでもやり始める夫である。





10月になり涼しくなったけれど、
汗だくの夫はガブガブと赤紫蘇ジュースを飲む。
だから、大鍋に一杯作ってもすぐなくなってしまう。
摘んでも摘んでもすぐに元気な紅い葉っぱを出し、
夏中紫蘇ジュースに重宝した赤紫蘇の葉っぱも、
ついに緑色の葉っぱになり、花が咲き、実もつけ始めた。



大慌てで赤紫蘇ジュース作りと紫蘇の実を摘み取って佃煮を作ることにした。
できるだけ、紅い葉っぱを選んでちぎる。葉の大きさも小さくなっている。
赤紫蘇と青紫蘇の葉を混ぜると、
ピンクの紫蘇ジュースになると聞いたことがある。



最盛期の鮮やかさと風味には、若干欠けるけれど、
まずまずの赤紫蘇ジュースの出来上がり。
仕上げに摘果みかんの果汁も入れてみた。



次は、佃煮用に赤紫蘇と青紫蘇の実をしごく。
青紫蘇の方が、まろやかな香りのような気がする。
実をしごいていると、爽やかな紫蘇の香りがムンムンしてくる。
一日かかって、8リットルの大鍋にそれぞれ1杯ずつの、青紫蘇と赤紫蘇の実が採れた。沢山過ぎて、味付けは適当だけど、果たしてうまくいくかな?
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左が赤紫蘇 右が青紫蘇


大鍋2杯、約2キロ近い紫蘇の実、こんなに沢山の佃煮、どうするの?と少し心配したが、ゆでたり、煮たりしたら、目減りしてこれだけになった。

・大鍋はレシビどおり の赤紫蘇の佃煮。少し辛めだが、日持ちがしそう。
・あとの二つは、酢、醤油、砂糖、味醂、酒を適当に混ぜて煮立てた汁に,
 さっと茹でて水気を充分切った赤と青それぞれの紫蘇の実を漬け込んだもの。
 こちらの方が紫蘇の風味がする。日が経つに従い、味が沁みておいしい。
・ビニール袋は、茹でてから、酒と塩にまぶした青紫蘇の実。
 一番、フレッシュかな。



二人暮らしになったので、鍋は小さくていいかと思っていたけれと、収穫が多いので、毎日この8リットルの鍋を一番よく使う。ほんとうはもっと大きい鍋が欲しいけれど、残念ながらガスコンロに載らない。

赤紫蘇も青紫蘇も、我家では、毎年とても重宝する。
赤紫蘇は、毎年梅干しの時期に間に合う頃から収穫し始め、ゆかり、ジュース、穂紫蘇、そして佃煮と。
青紫蘇などほぼ野菜のように、毎日パクパク二,三十枚食ている。
紫蘇も、バジルと同じ様に、切戻しながら、枝ごと切って収穫すると、どんどん若返って、新しい柔らかい葉っぱを次々つけてくれるような気がする。

梅干しがきれいな赤に染まるように、赤紫蘇を一杯いれる。それで、余った赤紫蘇をゆかりにする。手作りのゆかりは、酸っぱくて、少し日向くさい。




実は、まだまだ鍋に何杯も採れそうだけれど・・・・・・
紫蘇の葉は、あとどれくらい、楽しめるかな。
来年用に忘れずに種も採らなくては。

そういえば、おととし、青紫蘇酒を作ったっけ。美味しくなっているかな。



ぺっ、これは、苦い。いかにも薬用酒。青紫蘇を沢山入れすぎたようだ。

コメント (2)
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