七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

大三島流 なんでも天日干ししてみたら・・・・

2006年10月21日 | 大三島での生活
「空気が乾燥しています。山火事が起こり易くなっていますので、焚き火は、やめましょう」 消防団がマイクで呼びかけながら、いつものように島を廻っている。
かれこれ、2週間以上、雨が降っていない。
今の間に、ハーブ、花、、いろいろなものを、収穫して乾燥しておくと良さそうである。乾物は、雨が少なく乾燥した瀬戸内に適した保存食かもしれない。我家は海辺で、風もよく吹き、なんでもまたたくまに乾いてしまう。

先ずは、モロヘイヤ粉。
以前東予の道の駅で見つけて試してみたかったものである。
10月2日「道の駅花作り講習会」
”モロヘイヤ”は、我家で毎年、旺盛に成長する。害虫にも、水不足にも強いし、自家採種もできる、とても、みやすい(育て易い)野菜である。
若葉を手で摘みとり、さっと茹でてポン酢で食べると、ヌルッとした食感で、いかにも身体によさそうな気がする。クレオパトラも愛好したらしいから、美人になるかもしれないと期待もする。
一度、モロヘイヤスープを作ったが、ジネンショより、粘りのある、ぼったりとした固まりスープができてしまった。どうも沢山モロヘイヤを入れ過ぎたらしい。
とにかくモロヘイヤは毎年食べきれないで、どんどん茂らすばかりである。

黄色い花が咲き、種もできかけている。葉っぱも硬くなっているかもしれない。
種は、「食べたら、死ぬるよ」と脅かされている。


茹でてから干すか、そのまま干すか迷ったが、とりあえず、そのまま干す。
ヨモギ粉は、茹でてから干したけれど、モロヘイヤは粘りが出て、扱い難そうである。


ミキサーで粉にしたら、青海苔風になった。
舐めると、口の中で溶けて、ぬめりがでてくる。


モロヘイヤ粉入りパン


モロヘイヤ粉入りカスピ海ヨーグルト


そばで、夫が、「あんまり、沢山入れ過ぎるな」と、口やかましい
”なんでも、やり過ぎる 過激な妻”を警戒しているようである。
パンもヨーグルトも、もっと過激に”緑緑”にしたいけれど、残念 

でも乾燥粉末だから、量はあるのだろうか?
お味は、確かにほんのり、モロヘイヤ。
来年は、忘れずに、花が咲かないうちに、モロヘイヤ粉を作ろう。

お次は、


古家に引っ越してきて、前住人のガラクタを整理していたら、お茶缶の中から、
プラスチックのような、チョコ菓子のようなものが、一杯出てきた。
「いったい、これはなんだろう?」「子供のおもちゃ銃のビービー弾?」
と、夫と二人で大いに不思議がった。
解らずじまいで、その辺に、ばら撒いたのかもしれない。

夏頃、こぼれ種かなにかで、我家の畑の片隅にマメ科植物が出てきた。
「ハブ草よ。種を採っておおき。毛虫に負けた時、お茶にして飲むと効くんよ」
と教えてもらった。
10月頃、細長い鞘ができ、茶色くなってから中を見ると、
あのチョコ菓子が、きれいに並んでいた。

それ以来毎年、育てる気もないのに、こぼれ種で芽を出しては増えていく。
今年は、玄関前のハーブ花壇のハーブ類は水枯れしたのに、
ハブ草だけが、元気にどんどん大きくなった。

黄色の花が咲き、順番に茶色い種のできていくハブ草


茶色になったさやから、チョコ菓子のような種が出てくる。
これを、1週間程天日干ししてから、炒ってお茶にすると”ハブ茶”である。


炒って麦茶とに混ぜて、少し煮出してお茶にした。
香ばしくて、くせもなく、夫は、”ゴーヤ茶よりいい”と言う。

どうも虫刺されには、効き目がなさそうだが、便通をよくし、胃腸には効果があるらしい。
それに、なによりも、わりとおいしい。
来年は、気合を入れて育ててみようか。

ハブ草は乾燥したやせ地でよく育つらしいから、開墾前の畑に種を撒いてみよう。
マメ科だから、土も良くしてくれて、一石二鳥かもしれかもしれない。
コメント
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