1と、その数自身しか約数を持たない自然数を「素数」といいます。ただし、1は素数から除外します(理由はかなり複雑)。 ゆえに、一番小さい素数は2ということになります。 また、2以外の偶数は、1と自分自身の他に、2という約数を持ってしまうので、素数ではなくなります。よって、2以外の素数は全て奇数です。 それでは問題です。 平成29年国家一般職(大卒)より。数的推理というより、数学ですねぇ。まずは、-315を右辺に移項して、文字式を因数分解して、この式から、(a+b)も(a+c)も、315の約数だなあと分かります。315の約数(正の約数)って何個あるのかなあ?と気になりますが、公式がありますね。これです。よって、315は、正の約数を12個持ちます。なので、(a+b)(a+c)=315から先は、こうなります。ただし、一番小さい素数が2で、その次に小さい素数が3ですから、(a+b)は、5以上。2つは消去できます。この次がハイライトです。 残った数は、全て奇数です。ということは、a=2です。なぜだか分からない方は、もう一度この記事のはじめの方を読み直してみて下さいね。 素数は、ただ1つの例外を除いて、全て奇数です。(例外は2)よって、2つの素数の和は偶数になるはずです。なのに和が奇数なのだから、必ず2という素数が含まれているのです。a=2と決まると、bもcも決まります。3通りあります。正解は、肢2です。 ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 公務員系資格(公務員試験)
1と、その数自身しか約数を持たない自然数を「素数」といいます。ただし、1は素数から除外します(理由はかなり複雑)。 ゆえに、一番小さい素数は2ということになります。 また、2以外の偶数は、1と自分自身の他に、2という約数を持ってしまうので、素数ではなくなります。よって、2以外の素数は全て奇数です。 それでは問題です。 平成29年国家一般職(大卒)より。数的推理というより、数学ですねぇ。まずは、-315を右辺に移項して、文字式を因数分解して、この式から、(a+b)も(a+c)も、315の約数だなあと分かります。315の約数(正の約数)って何個あるのかなあ?と気になりますが、公式がありますね。これです。よって、315は、正の約数を12個持ちます。なので、(a+b)(a+c)=315から先は、こうなります。ただし、一番小さい素数が2で、その次に小さい素数が3ですから、(a+b)は、5以上。2つは消去できます。この次がハイライトです。 残った数は、全て奇数です。ということは、a=2です。なぜだか分からない方は、もう一度この記事のはじめの方を読み直してみて下さいね。 素数は、ただ1つの例外を除いて、全て奇数です。(例外は2)よって、2つの素数の和は偶数になるはずです。なのに和が奇数なのだから、必ず2という素数が含まれているのです。a=2と決まると、bもcも決まります。3通りあります。正解は、肢2です。 ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 公務員系資格(公務員試験)