4月~この季節は深夜にDVDを見るにはいい季節。
合間に冬場は熱い飲み物を用意し、夏場は冷たい飲み物を補給するのだが
わりとこの時期は落ち着いて見ていられる(猫さえ”退屈ニャリン~
”と
邪魔しなければ)
今月はUPしたくなるようなヒット作が少なく寂しい月となりました。
「優雅な世界」 2007/韓国
ソン・ガンホ
家族の為にヤクザな稼業から足を洗うつもりだったが、結局、家族に
優雅な生活を与えるためにヤクザに戻った男。この男の不器用な哀しみを
ソン・ガンホが特有の可笑しみを交えて演じている。ラストの画面は
”優雅な世界”の皮肉が効いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7c/4e2ddb1d9c29afcfd48dbde97b7b58f0.jpg)
「ダンサーの純情」 韓国
偽装結婚の身代わりでダンサー(社交ダンス)の元へ中国からやってきた
あどけない少女の面影を残す女性。ダンサーとして特訓を受けることになるのだが、
その特訓の過程が好きだ。
ダンス映画大好きな私はこの手の作品は必ず観る。下手くそな初心者の段階から
ひた向きに夢中で取り組みやがて相応の成果を得るというサクセスストーリー
はどの作品も内容は変わり映えしないのだが飽きることがない。
エンディングで白Yシャツにサスペンダー付きのパンツという男っぽい衣装
で踊るナ・ヨンセが非常にセクシーでかっこ良かった。本編であどけない女性を演じて
いただけに余計にそう感じるのかも。その画像をUPしたかったのだけど見当たらず
残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/e5/a6cf0a3d0b1e8864af5501c4c4afa826.jpg)
「崖の上のポニョ」
今更・・という感じですが、やはり観ておきました。
インパクトがいまいち少ない。これまでの作品に比較して色彩が乏しいなと感じる。
「シュリ」1999/韓国 ハン・ソッキュ キム・ユンジン ソン・ガンホ
当時、かなり韓国で(日本でも)ヒットした作品。
分断された韓国と朝鮮の50年を経た現実。暗殺事件の裏に女スナイパー
の陰が・・それを追う情報部員。スナイパーは恋人だったという厳しい現実、
その彼女がここまで過酷に闘う理由は・・。痛みがキツイ結末だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/62/9ac5f71ac512e51d7ad4ee7f12b7095f.jpg)
「JSA]![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
2/1 2000/韓国
監督:バク・チャヌク ソン・ガンホ/シン・ハギュン/イ・ビョンホン/キム・テウ/イ・ヨンエ
「親切なクムジャさん」「復讐に憐れみを」の監督。これもかなりヒット
したようだが取りこぼしていた作品。またまたソン・ガンホ経路で辿り着いた。
南北分断の38度線上の共同警備地域(JSA)で起きた射殺事件の真相は。
北のソン・ガンホとシン・ハギョン
、南のイ・ビョンホンと
キム・テウ。地雷を踏みそうになったところを北のガンホに命を救ってもらった
ビョンホンは彼に一目置いている。ガンホには一種独特の何某かの観念を貫くものが
あった。こんな二人は警備の同僚を交えて秘密裏の内に38度線を越えて親しく
集う時間があった。まるで子どものようにじゃれ合って遊ぶ兵士たち。その様子を
見ていると同じ民族が何故ここまでして諍わなければならないのかその事実が重い。
南北の分断を基本材料にした韓国作品は多いが、いつもこういう思いに辿り着く。
この分断は重くてそして長い。
映像的には月夜の薄の原でビョンホンが地雷を踏んで身動きできない恐怖と孤独を反映
させたシルエットが効いている。
追記:「親切なクムジャさん」のイ・ヨンエが美しい。北側のガンホの同僚シン・ハギョンの「ガン&トークス」はかなり好きな作品。
こちらの画像は4人全員が揃って映った瞬間!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/68/49a4f1349ea40ed76a5ca088b46c191d.jpg)
「サマーウォーズ」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
2/1 2009/アニメ
監督:押田守/脚本;奥寺佐渡子/キャラクターデザイン:貞元義行
あの「時をかける少女
」のメンバーが手掛けた作品ときたら
観るしかない。
斬新なストーリー展開とキャラクターセンスの上手さ、緻密で見事な色彩感覚、
唸りました凄いと!!
最終決戦が花札で「こい、こい!」だなんて・・・もう、最高じゃーーん。
仮想世界の斬新性と現実の田舎の風情の緩さを巧みなバランスで融合させている。
遠くに見える山並みの背景・夏空の雲・雑多な草花などロケーションの美しい
表現にまず驚く。現実と仮想世界の速い切り替えにジタバタとやっと頭が付いていけた
という快感、そして仮想世界のキャラクターが実にかっこいいのだ。
ウサギがこんなにかっこいいとは
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/24/dfed5d4f7cd8ea72e6b4a09c0056c172.jpg)
大資産家の権威ある賢いお婆ちゃんを軸にその子どもたちや孫が大らかに住まう家。
電車・バスを乗り継いで長野の片田舎に着いて見たその大きな門構え。その先の
広大な屋敷。家屋の内装も庭も緻密に描かれているので興味津々。広い座敷の向こうから
夏雲を背景に長い縁側でみんなでスイカを食べるシーンはなんとも心地よい。夏の匂い
と緩いけだるさが漂ってくるような構図だ。
かなり年配の方でもストーリー展開にはついて行けなくても、この綺麗なロケーション
は観る価値ありです。アニメーションもここまで表現できるという証明。
美しい遠景の山並みと夏雲↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/32/7dd07920415bc506c57989bc690fa415.jpg)
「私の中のあなた」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
2009/アメリカ
監督:ニック・カサヴェテス 長女ソフィア・ヴァジリーバ 次女アブゲイル・ブレスリン 判事:ジョーン・キューザック
母親:キャメロン・ディアス
次女(11才)が母親を提訴した。
長女が幼児期に白血病を患い、両親はその治療と良かれと思う日常生活に心血を注ぐ。
医師は治療効果を引き出すための最良の選択は適正な相性を持つ体組織を得ること
だという。そのために母は次の子を産んだのだが、その子は産まれてすぐから検査
の連続の日々。検査は苦痛を伴った。11才になった少女は弁護士の元へ訴訟手続き
をとりに行く。姉の移植手術拒否の提訴だった。
判事を介して家族のこれまでの歪みが露呈されていく。父親・母親ともに知的で冷静
、兄妹も協力的。殊に母親は白血病の子どもを守るためかなりのものを犠牲にして
闘ってきた。母親の性だろう、この部分にだけは意固地にとも言える程拘った気持ち
は想像できる。
ただ、他の家族はすでに疲れていた。母からの愛情を得られにくい兄妹、当人の
長女も。彼女は死ぬ覚悟はできていた。恋もして豊かに情操も育んでもらって彼女には
思い残すことはなかった。しかし、母の気持ちを忖度し母に諦めてもらうことができず
にいた。そして、妹に依頼した・・・・。
母親を提訴した、という度肝を抜くアプローチから人の深い真理を導き出した脚本は
見事だ。審理中、長男の真実の叫びを聞いたときのそれぞれの驚きと哀しみは
そのまま私の嗚咽となる。
判事役の(ジョーン・キューザック)どこか物憂げで哀しみを讃え且つ理性的な表情が好きだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f7/2368ec550da73af836e20c72fdb584b0.jpg)
「ブラディ・サンデー」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
1979/イギリス アイルランド
監督・曲本ポール・グリーン・グラス
血塗られた日曜日。1972年、アイルランドでの公民権運動のデモ集会にイギリス政府
が武器をもって介入。実弾をもって13名を射殺し、制圧する。
その後の裁判で兵士・将校らの虚偽の証言で軍の関係者は誰も裁かれることは
なかった。
武器を持たない市民にむかって撃ち殺し、それを組織ぐるみで糊塗し事実を覆い隠す。
被害者とその家族はどんなに悔しいだろう。相当、怒りで頭が熱くなります。
正しい事実を緻密に取材し映像で証明した秀逸な作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/29/b246d7227ec4f948811ea9980edcee22.jpg)
「マン・オン・ワイヤー」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
2009/イギリス
別ブログ記事有り(4/29)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/30/ee4f035d8fabff690b92df3815e5f484.jpg)
「ハウエルズ家のお葬式」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
2007/ドイツ イギリス
監督:フランク・オズ 脚本:ディーン・クレイグ 主演マシュー・マクファディン他
コメディ。父親の葬式に集まってきた兄弟たちとその周辺の個性的な人々の事情
をコメディタッチで描く。
ドタバタとそれぞれ自分の主張を優先する者ばかりが集まるとこんなことになると
いうことか
なかなか、面白いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6a/a53f2a8b6f4a7f8edbdb0a1cc44b63ce.jpg)
次月5月はヒット作多し。
合間に冬場は熱い飲み物を用意し、夏場は冷たい飲み物を補給するのだが
わりとこの時期は落ち着いて見ていられる(猫さえ”退屈ニャリン~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_4.gif)
邪魔しなければ)
今月はUPしたくなるようなヒット作が少なく寂しい月となりました。
「優雅な世界」 2007/韓国
ソン・ガンホ
家族の為にヤクザな稼業から足を洗うつもりだったが、結局、家族に
優雅な生活を与えるためにヤクザに戻った男。この男の不器用な哀しみを
ソン・ガンホが特有の可笑しみを交えて演じている。ラストの画面は
”優雅な世界”の皮肉が効いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7c/4e2ddb1d9c29afcfd48dbde97b7b58f0.jpg)
「ダンサーの純情」 韓国
偽装結婚の身代わりでダンサー(社交ダンス)の元へ中国からやってきた
あどけない少女の面影を残す女性。ダンサーとして特訓を受けることになるのだが、
その特訓の過程が好きだ。
ダンス映画大好きな私はこの手の作品は必ず観る。下手くそな初心者の段階から
ひた向きに夢中で取り組みやがて相応の成果を得るというサクセスストーリー
はどの作品も内容は変わり映えしないのだが飽きることがない。
エンディングで白Yシャツにサスペンダー付きのパンツという男っぽい衣装
で踊るナ・ヨンセが非常にセクシーでかっこ良かった。本編であどけない女性を演じて
いただけに余計にそう感じるのかも。その画像をUPしたかったのだけど見当たらず
残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/e5/a6cf0a3d0b1e8864af5501c4c4afa826.jpg)
「崖の上のポニョ」
今更・・という感じですが、やはり観ておきました。
インパクトがいまいち少ない。これまでの作品に比較して色彩が乏しいなと感じる。
「シュリ」1999/韓国 ハン・ソッキュ キム・ユンジン ソン・ガンホ
当時、かなり韓国で(日本でも)ヒットした作品。
分断された韓国と朝鮮の50年を経た現実。暗殺事件の裏に女スナイパー
の陰が・・それを追う情報部員。スナイパーは恋人だったという厳しい現実、
その彼女がここまで過酷に闘う理由は・・。痛みがキツイ結末だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/62/9ac5f71ac512e51d7ad4ee7f12b7095f.jpg)
「JSA]
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
監督:バク・チャヌク ソン・ガンホ/シン・ハギュン/イ・ビョンホン/キム・テウ/イ・ヨンエ
「親切なクムジャさん」「復讐に憐れみを」の監督。これもかなりヒット
したようだが取りこぼしていた作品。またまたソン・ガンホ経路で辿り着いた。
南北分断の38度線上の共同警備地域(JSA)で起きた射殺事件の真相は。
北のソン・ガンホとシン・ハギョン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
キム・テウ。地雷を踏みそうになったところを北のガンホに命を救ってもらった
ビョンホンは彼に一目置いている。ガンホには一種独特の何某かの観念を貫くものが
あった。こんな二人は警備の同僚を交えて秘密裏の内に38度線を越えて親しく
集う時間があった。まるで子どものようにじゃれ合って遊ぶ兵士たち。その様子を
見ていると同じ民族が何故ここまでして諍わなければならないのかその事実が重い。
南北の分断を基本材料にした韓国作品は多いが、いつもこういう思いに辿り着く。
この分断は重くてそして長い。
映像的には月夜の薄の原でビョンホンが地雷を踏んで身動きできない恐怖と孤独を反映
させたシルエットが効いている。
追記:「親切なクムジャさん」のイ・ヨンエが美しい。北側のガンホの同僚シン・ハギョンの「ガン&トークス」はかなり好きな作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6d/2bd4bd73e38af52aff53103ff525df07.jpg)
こちらの画像は4人全員が揃って映った瞬間!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/68/49a4f1349ea40ed76a5ca088b46c191d.jpg)
「サマーウォーズ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
監督:押田守/脚本;奥寺佐渡子/キャラクターデザイン:貞元義行
あの「時をかける少女
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
観るしかない。
斬新なストーリー展開とキャラクターセンスの上手さ、緻密で見事な色彩感覚、
唸りました凄いと!!
最終決戦が花札で「こい、こい!」だなんて・・・もう、最高じゃーーん。
仮想世界の斬新性と現実の田舎の風情の緩さを巧みなバランスで融合させている。
遠くに見える山並みの背景・夏空の雲・雑多な草花などロケーションの美しい
表現にまず驚く。現実と仮想世界の速い切り替えにジタバタとやっと頭が付いていけた
という快感、そして仮想世界のキャラクターが実にかっこいいのだ。
ウサギがこんなにかっこいいとは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/24/dfed5d4f7cd8ea72e6b4a09c0056c172.jpg)
大資産家の権威ある賢いお婆ちゃんを軸にその子どもたちや孫が大らかに住まう家。
電車・バスを乗り継いで長野の片田舎に着いて見たその大きな門構え。その先の
広大な屋敷。家屋の内装も庭も緻密に描かれているので興味津々。広い座敷の向こうから
夏雲を背景に長い縁側でみんなでスイカを食べるシーンはなんとも心地よい。夏の匂い
と緩いけだるさが漂ってくるような構図だ。
かなり年配の方でもストーリー展開にはついて行けなくても、この綺麗なロケーション
は観る価値ありです。アニメーションもここまで表現できるという証明。
美しい遠景の山並みと夏雲↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/9d/bb525153bc3ecd052036ea890cc78586.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/32/7dd07920415bc506c57989bc690fa415.jpg)
「私の中のあなた」
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監督:ニック・カサヴェテス 長女ソフィア・ヴァジリーバ 次女アブゲイル・ブレスリン 判事:ジョーン・キューザック
母親:キャメロン・ディアス
次女(11才)が母親を提訴した。
長女が幼児期に白血病を患い、両親はその治療と良かれと思う日常生活に心血を注ぐ。
医師は治療効果を引き出すための最良の選択は適正な相性を持つ体組織を得ること
だという。そのために母は次の子を産んだのだが、その子は産まれてすぐから検査
の連続の日々。検査は苦痛を伴った。11才になった少女は弁護士の元へ訴訟手続き
をとりに行く。姉の移植手術拒否の提訴だった。
判事を介して家族のこれまでの歪みが露呈されていく。父親・母親ともに知的で冷静
、兄妹も協力的。殊に母親は白血病の子どもを守るためかなりのものを犠牲にして
闘ってきた。母親の性だろう、この部分にだけは意固地にとも言える程拘った気持ち
は想像できる。
ただ、他の家族はすでに疲れていた。母からの愛情を得られにくい兄妹、当人の
長女も。彼女は死ぬ覚悟はできていた。恋もして豊かに情操も育んでもらって彼女には
思い残すことはなかった。しかし、母の気持ちを忖度し母に諦めてもらうことができず
にいた。そして、妹に依頼した・・・・。
母親を提訴した、という度肝を抜くアプローチから人の深い真理を導き出した脚本は
見事だ。審理中、長男の真実の叫びを聞いたときのそれぞれの驚きと哀しみは
そのまま私の嗚咽となる。
判事役の(ジョーン・キューザック)どこか物憂げで哀しみを讃え且つ理性的な表情が好きだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f7/2368ec550da73af836e20c72fdb584b0.jpg)
「ブラディ・サンデー」
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監督・曲本ポール・グリーン・グラス
血塗られた日曜日。1972年、アイルランドでの公民権運動のデモ集会にイギリス政府
が武器をもって介入。実弾をもって13名を射殺し、制圧する。
その後の裁判で兵士・将校らの虚偽の証言で軍の関係者は誰も裁かれることは
なかった。
武器を持たない市民にむかって撃ち殺し、それを組織ぐるみで糊塗し事実を覆い隠す。
被害者とその家族はどんなに悔しいだろう。相当、怒りで頭が熱くなります。
正しい事実を緻密に取材し映像で証明した秀逸な作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/29/b246d7227ec4f948811ea9980edcee22.jpg)
「マン・オン・ワイヤー」
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別ブログ記事有り(4/29)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/30/ee4f035d8fabff690b92df3815e5f484.jpg)
「ハウエルズ家のお葬式」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
監督:フランク・オズ 脚本:ディーン・クレイグ 主演マシュー・マクファディン他
コメディ。父親の葬式に集まってきた兄弟たちとその周辺の個性的な人々の事情
をコメディタッチで描く。
ドタバタとそれぞれ自分の主張を優先する者ばかりが集まるとこんなことになると
いうことか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6a/a53f2a8b6f4a7f8edbdb0a1cc44b63ce.jpg)
次月5月はヒット作多し。