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川口ペアの桜舞う・・・世界選手権エキシビション

2011年05月02日 | フィギュアスケート
世界選手権エキシビション。
川口悠子・スミルノフペアの「千と千尋の神隠し」の曲に寄せた舞いに
落涙する。震災被害者への静かな深い思いを「千と千尋の神隠し」の
中に込め、可憐にステップを踏む。

照明を抑えた背景の中で二人周辺だけにスポットが当たり、
薄い桜色の衣装を身につけた川口さんがひらひら桜の花びらが
舞うようにステップを踏んでいく。華奢なボディにその桜色の衣装と
空中を舞うようなスケーティングはまさに桜の花弁と同一化された
ような美しい風情だった。
そして、曲目の優しく厳かなメロディと美しい声が彼女のステップに
見事に調和して会場が鎮まる。
(ユーチューブよりリンクさせていただきました↓)
川口・スミルノフペア エキシビション


瓦礫の廃墟の中で桜が咲いたという。
灯のように、人の気持ちに寄り添うように
健気にそっと咲いた被災地の桜に思いをリンクする。
会場内へ視聴者へそっと気持ちを被災地へ傾けさせてくれた静かで
確かなメッセージだった。



   「千と千尋の神隠し」挿入歌
     ・
     ・
     ・
   呼んでいる 胸のどこか奥で
   いつも何度でも 夢を描こう
     ・
     ・
   閉じていく思い出の そのなかにいつも
   忘れたくない ささやきを聞く
   こなごなに砕かれた 鏡の上にも
   新しい景色が 映される


   はじまりの朝の 静かな窓
   ゼロになるからだ 充たされてゆけ
     ・
     ・



世界選手権2011フィナーレの演出は
ロシアの日本への温かい配慮が感じられた。
この部分をあっさりと通過したフジTVはズれている。
膨大な時間を費やしておきながらココを外すなんて
(せめて、最後のロシア連盟からのメッセージは急遽開催を引き受けて
くださった国への礼儀として外すべきではない)
フィナーレをしっかり見たい方はユーチューブで↓
どうか最後のロシア連盟からの素晴らしい詩篇を聴くような
メッセージをお聞き逃しなく。
世界選手権2011フィナーレ
ありがとう、ロシア。



   

   


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