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じんわりと刺さる・・・ジョーカー

2019年10月04日 | 映画
「ジョーカー」きょうより公開~
監督:トッド・フィリップス  脚本:トッド・フィリップス/スコット:シルバー
 美術:マーク・フリードマーク

出演 アーサー・フレック(ジョーカー):ホアキン・フェニックス
   マレー・フランクリン:ロバート・デニーロ


かなりインパクトの強い作品です。
もぉ、各所の映像が鮮やかに深く残る・・・突き刺さるんです、グサリと。
ジョーカー、残酷でありながらその行いを肯定してしまう自分が居る。
容赦のないあまりにストレートな怒りと殺人にスカっと快感さえある。
殺される対象は社会の強者ゆえの驕れる者たち。
映像が常に何かが起きるというザワザワした違和感を漂わしている。

主役のアーサー・フレックの随所で見せるパントマイムが素晴らしい。
美しくかっこいい動きの中に壊れた心を表現する。
ラストが脳裏に残る。白っぽい廊下を素足でジョーカーが歩んでいく。その彼の足跡は真っ赤・・・。
そこに全てが象徴されているようだ。
母への殺意の行程が彼を作ったのか。。。。(虐待で命を落とす子どもたちを想起して切なくなる)


久しぶりに見応えのある作品を観た。
ちなみに主演のホアキン・フェニックスはリバー・フェニックス(「スタンド・バイ・ミー」の)弟くんです。
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