奈良散策 第557弾
8月28日早朝の散歩のときの撮った写真です。最近、接写用の一眼レフと望遠用のコンデジの2台を持っていくので、散歩の時間も長くなり、写真もいっぱい撮るので後の整理が大変になっています。まずは接写で撮った植物と虫の写真です。
最初は田んぼの横に生えていたこんな草です。たぶん、カヤツリグサ科のテンツキだと思います。
ちょっと拡大して撮ってみました。
これはキシュウスズメノヒエだと思います。
これもちょっと拡大して撮りました。
これは稲に止まっていた蛾です。どうせツトガだろうと思ったのですが、図鑑を見てもこんな模様の蛾が見つかりません。何度か見直したのですが、分からないので、過去に撮った写真を調べて、やっとシロツトガだと分かりました。図鑑では橙色の線が飛んでしまって見えなかったみたいです。
これも稲にいました。オスクロハエトリだと思います。
イシミカワの花はどんなのかなと思って見てみると、この丸いつぶつぶが蕾のようです。ちょっと咲きかけていました。
葉のように見えるのは托葉鞘のようです。変わった植物です。
最後はマンションの壁にいたクモです。「ハエトリグモハンドブック」を見ると、ヤガタアリグモ♀によく似ています。ただ、検索表を見ると、ヤガタアリグモは腹部に光沢がないことになっています。この写真では光沢があるので、そちらを選ぶとアリグモになってしまいます。ただ、腹柄が長いのでたぶん、ヤガタアリグモでよいのではと思っています。
雑談)奈良に来てから、神社や寺にいくことが多くなりました。先日は田原本町の多神社に行ったのですが、ここは多氏由来の神社です。神社に行くと、こんな風に古代豪族の名前がよく登場します。そこで、自分でも少し調べてみようと思って、先日、「姓氏家系大辞典」を古本で買いました。購入した本は昭和60年発行のもので、昭和38年に出た復刻版の第10版なのですが、もともとは、生涯をこの仕事に捧げた太田亮氏が昭和11年に完成させた全6,676頁からなる超大作です。各氏について相当に詳しく書かれているのですが、やや文語調なので読むのは大変です。でも、少しずつ読んでみようかなと思っています。