奈良散策 第1122弾
4月5日に春日大社の摂社水谷神社で鎮花祭が開かれました。鎮花祭は今回が初めてです。
10時に始まるというので、そのちょっと前に水谷神社に着きました。神社の前にももう見物客が集まっていました。
神社の近くは人が集まっていて撮影ができないので、ちょっと離れたところから撮ってみました。
神社の左側に舞台ができていました。
そこに楽器を持った人が3人が坐っていました。
10時になると、神官の方々や巫女さんらが列をなしてやってこられました。
神官の方々は小さな小屋の中に入り、巫女さんらは舞台に座りました。NHKなどのテレビカメラも何台か来ていたようです。
舞台の方を撮ってみました。
手前の人は笙を持っています。
舞台には鼓や琴がおいてあります。
そのうち、巫女さんは幕の後ろに引き下がり、3人が楽器を鳴らし始めました。祭りが始まるようです。
本殿の前には多くの関係者が座っています。玉串奉奠の時に知ったのですが、大半は午後の狂言を行う人たちでした。
神官の方が祝詞をあげ始めました。それに合わせて坐っている方や見物客の方も声を出して祝詞の朗読をしています。
水谷神社の御祭神はもともとは牛頭天王だったのですが、明治時代の神仏分離で素戔嗚命(すさのおのみこと)、奇稲田媛命(くしなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の三座になったようです。奇稲田媛命はヤマタノオロチ退治のときに素戔嗚命が助けた媛で、のちに素戔嗚命と結婚することになります。大己貴命は大国主命です。鎮花祭は疫病封じを祈る祭です。
祝詞が終わると、お神楽になり、4人の巫女さんが舞を舞います。
ちょっと離れたところから見ると、まるで平安時代の風景みたいですね。
2人の舞や4人の舞など舞にもいろいろな種類があるようです。
巫女さんの後ろでは琴、拍子木、鼓などもった方がおられます。
その後ろでは先ほどの神官の方々が見ています。
そして、11時過ぎに鎮花祭は終わりました。狂言は13時からなので、その間に若草山の方に行くことにしました。その話は次回に回します。
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