「星逢一夜」の感想は、難しいです。ネタバレ含みます。
くーみん(上田久美子)は、これが大劇場デビュー。ファンの間で期待が高まっていただけに、
大変だったと思いますが、素晴らしかったです

お話を創る上では、ハコの大きさは関係ないのかなと思いました。
ただ大勢の人を動かすのに、苦労というか工夫の跡が見えましたけど

一揆が起きると聞いていたので、晴興と源太が最終的にどうなるか予想出来て、
実際その通りだったんですが、そこに至る過程というか、“人”が良く描けていました。
くーみんのイイところは、そこだよなぁ、って思います(エラソー

歴女的には、う~ん


お話的には、抗えない大きな力として、将軍吉宗(幕府)を配するより、
ちょっと大きめの藩内の出来事にしたほうが、ムリがなかったんじゃないかと思います。
まぁそんなことは、あっという間にお話に入り込めるので、気になるほどじゃないですが

沢山の子どもたちの、可愛さとパワーに持ってかれちゃいます


一体君たち研いくつなんだ~!と突っ込みたくなります

真ん中の3人だけでなく、大ちゃん(鳳翔大)やキング(蓮城まこと)まで

どう見ても子役回ってきたことないよね、な人たちが子役やってる


でも、みんな上手い~


ちゃんと子どもに見えて、違和感がないのが凄すぎる

子役といえば、最下くらいの娘役さんがすることがほとんどですが、
上級生だからこそ出来る子役、っていうのがあるんだな、って思いました。
子役即下級生娘役に宛てる、っていうのは見る方と演出側の、固定観念にすぎないんだな、と。
美しくて切ないお芝居。
でも最初から最後まで、鬱々と暗いというわけでもなく、笑えるシーンや台詞があちこちにあって、
こなれてくると、アドリブも増えて行きそうです

そして3人が出会って、共に過ごす子ども時代が、夢のように美しくて楽しいことばかり、
でもありませんでした


長い時間、離れていても、子ども時代に育まれた絆(


3人にはあるんでしょうね。誰よりもお互いを理解していて、
お互いのことを思いやってる、のが伝わってきて、切なくて、
だからあんな結果になったのかな…。
っていうか、晴興も源太も一揆を止められない、と分かった時に覚悟をしたように思います。
まさに雪組の誇る“トリデンテ”。素晴らしい演技力でした


泣きツボは、人によって様々でしょうが、私自身は最後の最後、の泉にやられましたね


みゆ(咲妃みゆ)はスゴイです。宝塚の北島マヤと賞された、すみ花(野乃すみ花)
の後を継ぐ憑依系役者ですね(大絶賛



みゆに関しては例の期なので、どうしても見る目が厳しく、超辛口になってしまうのですが、
認めざるを得ませんね



一つだけ、ショーのお化粧はもうちょっと頑張りましょう、少なくともDVD撮りまでには
