宙組公演やっと行って来ました……ホントに行けて良かった
絶対もう1回見たい。そう思える公演でした。
お芝居もショーも素晴らしいですオススメです
ネタバレ大ありです
「神々の土地」
美しすぎて泣けました。どの場面のどこで切っても美しい
ムダが無く、不自然な流れ、無理矢理な展開がない。
お衣装もセットも含め、全てに意味があり、緩みもなく、それでいて詰め込みすぎでもないし、わかりにくくもない。
完成度の高い舞台。
くーみん(上田久美子)スゲーくーみんの最高傑作じゃなかろうか。
自分の送別パーティーを放り出して狩りに行ってしまったドミトリーまあくん(朝夏まなと)を探して、
雪原に出たイリナうらら様(伶美うらら)と踊る場面が途轍もなく美しいです
その美しい場面を見てるだけで、「こんな素敵な作品が、最後の作品で良かったね~」と泣きそうに。
イヤ、まだ始まったばかりだから~
二人とも初めはモフモフの付いたコートを着てるんですが、踊りにくいのかそのうちコートを脱いじゃう。
(ナウオンで凍えるでしょ!とつっこまれてましたが)
踊るまでも、踊り始めてからも、すんなりあっさりじゃないところもまたいい。
真っ白い雪原に焚き火だけのセットに二人だけ。うらら様のお衣装がメチャクチャ綺麗
もっと近くで、じっくり見たいこの衣装を着せてくれたことに感謝したいです
っていうか、うらら様の衣装はどれも素敵
うらら様に何を着せたら綺麗に見えるか、よくわかってらっしゃる
くーみんの趣味だよね?うらら様にこんなドレスを着て欲しい、っていうのがきっとあるんだろうな
そのあたり、やっぱり女性の演出家ならではだな、って思います
あ、でも「サンクチュアリ」のお衣装も、どれも良かったなぁ演出は田渕くん。
演出家にこの衣装を着せたい!って思わせるのが、うらら様の美貌の凄さってことかしら
物語はロシア革命直前の話なので、暗いです。さらに血が流れる衝撃の事件もあったりする、わりには、
終わってみれば残る後味は、意外と悪くない気がします。
大人な作品なので、単純明快というわけではありませんが。
舞台で息づく人々それぞれに陰があったり、震え上がるような毒があったりするからこそ、美しさが際立つのかもしれません。
“毒”を受け持つのは愛ちゃん(愛月ひかる)と狂信者の二人。
愛ちゃんラスプーチンは、登場の仕方から怖すぎ銀橋に手を掛ける瞬間が、2階だと良く見えるんです。
その手がね~、ゾッとしますスゴイ研究したんじゃなかろうか
愛ちゃん路線だよ?って、心配になるくらい振り切れた演技で、ホント気持ち悪い(褒めてます)
まぁでも、壮ちゃん(壮一帆)のプルキル様も、凄すぎて心配しましたけどね~
狂信者の二人も、歌もお芝居も上手いので、人数以上にパワーがあって、イっちゃってる感がホントに怖い
くーみんは、りんきら(凛城きら)に、面白い役を振ってきますね
前回「翼ある人々」ではベートーヴェン?でしたナカナカ誰にでも出来る役じゃないですよね
今回はナント、ショーでもやったことがないという女役!
驚きましたが意外と(失礼)オカマ感もなく、しっくり来てる。綺麗だし
そのアレクサンドラ皇后は家庭的だけど内向的。息子の病気もあって、被害妄想が膨らんだところに、ラスプーチンが入り込むわけです。
なんだか今の日本の母親を思い出します自分でハードルを上げすぎて、自分を苦しめてる。
健康な跡継ぎを産めなかったことを、周囲から責められ続けてると思い込んでる。
ふさぎ込んで、閉じこもって、まわりを拒絶している。
せーこちゃん(純矢ちとせ)ジナイーダがイリナに向かって「どうしてニコライ(皇帝)は、あなたを選ばなかったのかしら」
あなたを選んでたら、状況はもう少し変わっていたはずなのに、というような台詞があって。
息子のフェリックスや、その周囲も同じように思ってるみたい。
イリナは社交界で上手く立ち回れる人だし、世間や社会の動きを理解できる聡明さもあるから、ってことでしょうけど。
もしそうだったら、ホントに変わっていたかどうか
イリナも姉に似て、頑固ですからね
歳の離れた大公に嫁いで、その大公は皇帝を庇って亡くなったのだから、
もっと自由になっちゃいけないの?って思ってしまうのですが
それか実家に戻るとか。
当時のロシアとか、貴族社会のことは何も知らないですけどね
なんでイリナはあそこまで、ロシアに拘ったのでしょうか。まあくんドミトリーの存在はあるにしても。
結局そのために、命を落とすわけで。ロシアの貴族たちは次々亡命していくのに。
ドミトリーのことを愛してるし、ドミトリーもイリナを愛してるのが、直接的な台詞や行動が無くてもわかります。
でも絶対に(義理とはいえ)伯母としての立場を崩さない、という固い意志が見えます。
血は繋がってないんだから、いいじゃん、と思うのは、現代日本のそれも庶民だからですかね
やっぱりスキャンダルなんでしょうねドミトリーの体面に傷を付けたくない、ってことでしょうか。
大公の死後、踊ってくれなくなったイリナを、半ば脅して最初に雪原で踊る場面は、
思い返すと、結構エロイ抑えていた感情が溢れだして、ベッドシーンを見てるような気になります
絶対もう1回見たい。そう思える公演でした。
お芝居もショーも素晴らしいですオススメです
ネタバレ大ありです
「神々の土地」
美しすぎて泣けました。どの場面のどこで切っても美しい
ムダが無く、不自然な流れ、無理矢理な展開がない。
お衣装もセットも含め、全てに意味があり、緩みもなく、それでいて詰め込みすぎでもないし、わかりにくくもない。
完成度の高い舞台。
くーみん(上田久美子)スゲーくーみんの最高傑作じゃなかろうか。
自分の送別パーティーを放り出して狩りに行ってしまったドミトリーまあくん(朝夏まなと)を探して、
雪原に出たイリナうらら様(伶美うらら)と踊る場面が途轍もなく美しいです
その美しい場面を見てるだけで、「こんな素敵な作品が、最後の作品で良かったね~」と泣きそうに。
イヤ、まだ始まったばかりだから~
二人とも初めはモフモフの付いたコートを着てるんですが、踊りにくいのかそのうちコートを脱いじゃう。
(ナウオンで凍えるでしょ!とつっこまれてましたが)
踊るまでも、踊り始めてからも、すんなりあっさりじゃないところもまたいい。
真っ白い雪原に焚き火だけのセットに二人だけ。うらら様のお衣装がメチャクチャ綺麗
もっと近くで、じっくり見たいこの衣装を着せてくれたことに感謝したいです
っていうか、うらら様の衣装はどれも素敵
うらら様に何を着せたら綺麗に見えるか、よくわかってらっしゃる
くーみんの趣味だよね?うらら様にこんなドレスを着て欲しい、っていうのがきっとあるんだろうな
そのあたり、やっぱり女性の演出家ならではだな、って思います
あ、でも「サンクチュアリ」のお衣装も、どれも良かったなぁ演出は田渕くん。
演出家にこの衣装を着せたい!って思わせるのが、うらら様の美貌の凄さってことかしら
物語はロシア革命直前の話なので、暗いです。さらに血が流れる衝撃の事件もあったりする、わりには、
終わってみれば残る後味は、意外と悪くない気がします。
大人な作品なので、単純明快というわけではありませんが。
舞台で息づく人々それぞれに陰があったり、震え上がるような毒があったりするからこそ、美しさが際立つのかもしれません。
“毒”を受け持つのは愛ちゃん(愛月ひかる)と狂信者の二人。
愛ちゃんラスプーチンは、登場の仕方から怖すぎ銀橋に手を掛ける瞬間が、2階だと良く見えるんです。
その手がね~、ゾッとしますスゴイ研究したんじゃなかろうか
愛ちゃん路線だよ?って、心配になるくらい振り切れた演技で、ホント気持ち悪い(褒めてます)
まぁでも、壮ちゃん(壮一帆)のプルキル様も、凄すぎて心配しましたけどね~
狂信者の二人も、歌もお芝居も上手いので、人数以上にパワーがあって、イっちゃってる感がホントに怖い
くーみんは、りんきら(凛城きら)に、面白い役を振ってきますね
前回「翼ある人々」ではベートーヴェン?でしたナカナカ誰にでも出来る役じゃないですよね
今回はナント、ショーでもやったことがないという女役!
驚きましたが意外と(失礼)オカマ感もなく、しっくり来てる。綺麗だし
そのアレクサンドラ皇后は家庭的だけど内向的。息子の病気もあって、被害妄想が膨らんだところに、ラスプーチンが入り込むわけです。
なんだか今の日本の母親を思い出します自分でハードルを上げすぎて、自分を苦しめてる。
健康な跡継ぎを産めなかったことを、周囲から責められ続けてると思い込んでる。
ふさぎ込んで、閉じこもって、まわりを拒絶している。
せーこちゃん(純矢ちとせ)ジナイーダがイリナに向かって「どうしてニコライ(皇帝)は、あなたを選ばなかったのかしら」
あなたを選んでたら、状況はもう少し変わっていたはずなのに、というような台詞があって。
息子のフェリックスや、その周囲も同じように思ってるみたい。
イリナは社交界で上手く立ち回れる人だし、世間や社会の動きを理解できる聡明さもあるから、ってことでしょうけど。
もしそうだったら、ホントに変わっていたかどうか
イリナも姉に似て、頑固ですからね
歳の離れた大公に嫁いで、その大公は皇帝を庇って亡くなったのだから、
もっと自由になっちゃいけないの?って思ってしまうのですが
それか実家に戻るとか。
当時のロシアとか、貴族社会のことは何も知らないですけどね
なんでイリナはあそこまで、ロシアに拘ったのでしょうか。まあくんドミトリーの存在はあるにしても。
結局そのために、命を落とすわけで。ロシアの貴族たちは次々亡命していくのに。
ドミトリーのことを愛してるし、ドミトリーもイリナを愛してるのが、直接的な台詞や行動が無くてもわかります。
でも絶対に(義理とはいえ)伯母としての立場を崩さない、という固い意志が見えます。
血は繋がってないんだから、いいじゃん、と思うのは、現代日本のそれも庶民だからですかね
やっぱりスキャンダルなんでしょうねドミトリーの体面に傷を付けたくない、ってことでしょうか。
大公の死後、踊ってくれなくなったイリナを、半ば脅して最初に雪原で踊る場面は、
思い返すと、結構エロイ抑えていた感情が溢れだして、ベッドシーンを見てるような気になります