水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!

2017-09-20 | 雪組
雪組全国ツアー公演千秋楽おめでとうございますお疲れさまでした~


台風の動きにヒヤヒヤしながら、前楽に行ってきました。行けて良かった~

愛知県芸術劇場は初めて。すごく立派、っていうかデカイ
目一杯入れると、大劇場並みですね。オペラも上演される劇場なので舞台が広い
奥行きがすごくあって、普通の全ツならもっと前の方に置かれるはずのセットが妙に後ろの方で
折角いいお席だったのに、何列分か遠くなって損した気分でした
どうも5階席あたりだと、前方が見きれるための配慮だったみたいですね
会場によって、いろいろあるとは思いますが、お金払って観に行ってるんですから、もうちょっときちんと確認してほしいです



さて「琥珀色の雨にぬれて」

大人な作品ですね~今年流行ったゲス不倫、なので、アレルギーな人も多いでしょうね
一緒に観た娘は、頭では理解できなくもないけど、しっくりこない、みたいに言ってました
うん、あなたにはまだ無理でしょうね~あと10年は必要かも
観た年齢によって、感情移入出来る人が変わるかもしれません。
大学生の娘だったら、フランソワーズの気持ちが一番わかったんじゃないでしょうか。

おばちゃんはそれぞれの登場人物の気持ちが理解できましたけどね
“古い”といわれることもありますが、柴田先生の作品は、それぞれの感情の揺れや動きが
繊細に描かれているのが、さすがだな、と思います。
しっとりと落ち着いていて、バタバタしてなくて、わかりやすいので、全ツの演目に選ばれやすいんでしょうね。

時代も舞台背景も、今の日本とは全く違うので、同じように見てしまうと受け付けないでしょうけど、
日本の時代劇か、SFか、くらいな気持ちで観た方がイイかもしれません



だいもん(望海風斗)の、こんな役は初めて見るような?
いいとこのボンボンで、優柔不断と言えばそうなんだけど、こういう男っていつの時代もいますよね
戦争帰りということを除けば、ごく普通な真面目な青年。
ありきたりで平穏、それなりに恵まれた幸せな生活がが続くはずだったのに、偶然出会ってしまうんですね、シャロンに

“絶世の美女”ではないかもしれないけど森の妖精には見えましたよ、真彩ちゃん(真彩希帆)のシャロン
森の中で自分を開放して、他人には見せない一瞬の素顔、シャロンの本質を見てしまったから、クロードは惹かれたんじゃないかな
周りの人たちが、これまでに出会ったことのない種類の人たちだったので、刺激を受けた、ってこともあるでしょうね

ルイとの関係性も面白かったです
結局予習の為の、昔の舞台映像は見なかったので、びっくりでしたが
翔くん(彩凪翔)ジゴロぴったり
だいもんとのお芝居、すごく合いますねお歌も良く歌えてました。
最近の楽曲はテンポや、変調とかで難しい曲が多いので、ホントに歌ウマな人じゃないとなかなか歌いこなせない。
その辺、配慮してあげると、なんとでもなると思うんだけどな…


みっくん(真那春人)もイイ仕事してました
かなり難しい役だっと思うけど、流石です

そして、もう一つ嬉しかったのが、おーじ(桜路薫)
ハリー(正塚晴彦)ありがとう~
陰でジゴロの元締めだけど、実は若者たちを温かく見守っている大人の男で、素敵でした
おーじは、お芝居上手いし、目力もあって、男役のダンスも格好いいし、これからもっと使ってもらえるといいなぁ
いっくん(生田大和)よろしくね~



「D”ramatic S!」

サヨナラ公演のショーを、直後に使い回すのは、ホント勘弁して欲しいんですが(経験あるので)
生徒の負担を考えると仕方ないのかな

それでも、いくつかの場面を新しくして、印象はかなり変わったと思います。
特に翔くんの場面と、希望の場面。
どちらも、よかった

希望の場面は、曲も歌詞も良くて。B先生イイ仕事してくれました。
ホントに素敵な場面になってて、感動してウルウルしてしまいました


めぼしい若手をごっそりネモに取られて、こんな下級生ばっかりでショー大丈夫?
って思いましたが、みんなよく頑張ってました
梅田の初日はニュースでしか見てませんが、みんなグッと成長したと思います。

雪組は一番人数が少ないですが、次の大劇場のショーも楽しみになってきました


新生雪組も、きっと大丈夫
ガンバレ~
コメント
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