水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

「デビュタント」千秋楽映像を見ながら

2018-10-25 | 星組
せおっち(瀬央ゆりあ)の単独初主演「デビュタント」千秋楽映像を見ながら考えたのは

“やっぱりハリー(正塚晴彦)のスーツ物は宝塚に必要よね”ってことでした

役は少ないし、舞台は暗くてセットはシンプルで華やかさに欠けるし、ラブはほとんど無いので
見る人によって好き嫌いがハッキリ分かれますし、出来不出来もかなりありますが
それでもスーツは燕尾の次くらいに男役を象徴する衣装なので、せおっち以下凄く勉強になったと思いますし、イイ経験になったと思います。
男役が格好いいスーツ物、って最近少ない気がしますしね(一頃の和物みたいだわ

今回の「デビュタント」に関しては、実は私自身あんまりツボらなかったです
正塚芝居、結構好きな方なんですけどねぇ
声に出して笑ってしまうくらい面白いところも沢山ありましたし、基本的なストーリーは悪くなかったと思います。
ただ星組でハリーが久しぶりだったのと、下級生が多かったのでハードルが高かったのか、
頑張ってましたけど微妙に間が悪くて、居心地が悪かったです
勿論ハリーの脚本・演出の所為もあるんでしょうが

でも、せーらちゃん(星蘭ひとみ)への宛て書きとかは、“流石”でした
可愛いけど大根そしてお歌残念
お芝居は経験値を積めば多少は上手くなるとは思いますけど、歌とお芝居両方だと、あきらめた方が無難じゃないかなぁ
男役にしろ娘役にしろ、完璧な実力の持ち主なんて滅多にいませんけどね、とくに路線では
欠点が一つなら、本人の努力と周りのカバーでなんとか出来るでしょうが
お歌残念といえば、水乃ゆりちゃんもかなりのものでした

四季とか外部の舞台のように歌えなくてもいい、と私は思ってます。
歌が聴きたければ外の舞台を観ればいいと思いますし、宝塚には宝塚の良さがあると思ってるので。
ただビジュアル最強
だけどあまりにも歌えない、あまりにも大根でOKな時代では無くなってるんじゃないでしょうか
ビジュアルが残念だと宝塚的に夢を見られないので、バランスがとっても難しいですけど
コメント
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