雪組大楽おめでとうございます退団者の皆様、ファンの皆様お疲れさまでした。
このような状況下、一人の休演者も出さず最後まで完走できたことに、敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
好きな生徒さんを見送るのは寂しくてツライです。なので昔なら、在団期間が延びたら喜んだでしょうけれどそれよりも、
だらだらと時間だけが過ぎ、舞台に立つことが出来ない生徒さんの姿を見る方が、何万倍もツライということを知った日々でした。
もう宝塚で、だいきほ(望海風斗、真彩希帆)の歌を聴くことも、カッコイイ翔くん(彩凪翔)を見ることも出来ないのは
寂しくて仕方ないですが、それでも、無事に幕が下りて、見送ることが出来て良かったなと思えます。
たくさんの思い出をありがとうございました本当に楽しかったです
「生まれ変わっても、また宝塚で出会いましょう」
だいもんらしいですね同じタカラジェンヌとして出会うのか、タカラジェンヌとファンとして出会うのか、
もしかしたらファン同士、あるいはスタッフとして、どんな形でもいいからまた会いましょう、ということですよね。
そして生まれ変わるわけですから、この先も何十年、百年と宝塚は続いていってほしい、という気持ちも入ってる。
そうあってほしいな、と切に思います
さて、娘とベートーヴェンについて話したことを少しだけ。
「ベートーヴェンの音楽って、あんまり好きじゃなかったけどfff観たらやっぱり素晴らしいな、って思ったわ」
と娘に話したら
「ベートーヴェンは舞台映えするからね」と言われました
音楽が舞台映えする???なんだそれ?って思っていたら
TVやCDとかで聴くより、野外や劇場で実際に聴いた方が格段に良く聴こえる、
まさに“映える”んだそうです
なるほど~、そうかもしれない、と納得できました
それ以前は貴族の館のサロンとか、教会とかで小編成の室内楽が中心でしたから、
ベートーヴェンの音楽は当時の人には、さぞ騒々しい音楽に聞こえたでしょう
楽器の進化もありますが、革新的な音楽だったんだろうな、と観ていて実感しました。
初見の感想で、(大劇場ではなく)別箱だったらストーリー重視の美しい物語になったかも、と書きましたが、
あれ、間違ってましたね題材がベートーヴェンだからこそ、くーみんは大劇場でやりたかったんだなと思います。
そして、宙組「アナスタシア」を観て、コーラスの宙組は健在だなと感嘆しましたが、
実は雪組も、昔からコーラスが素晴らしい組です
それを一番実感したのがお芝居の最後、アンコール!のコーラスです。
あれは凄かったですね。まるでプロのコンサートを聴いたように鳥肌が立ちました。
湧き上がり、溢れかえる音の洪水の頂点で、幕が下りる、まさに「ベートーヴェンを体感できる」素敵な作品でした