首都圏で緊急事態宣言が出され、関西も近いうちに出そうな状況です
とりあえずは開演時間を繰り上げて、20時までに終わらせる対応を取るところが多いようですね。
宝塚も同様です。東京の劇場は街のど真ん中にありますから、平日夜公演を楽しみにされていた方には気の毒です
追加販売はできませんが、既に販売している分については収容人数50%を超えていてもOKなようで、それは救いですね。
さて今年の観劇始めは雪組「fff」でした。1年ぶりの雪組生に会えるのが嬉しかった
んですが・・・・・・・これ、ちょっと悩みます評価が分かれるだろうなぁ、そして今まで以上に好き嫌いが分かれるかも。
基本的に、くーみん(上田久美子)大好き人間なんですが、う~ん今のところ大絶賛とはいかないし、好きとも嫌いとも言えないです。
くーみんは、ここのところずっと挑戦的だなぁ、って思いますBADDYにしろSAPAにしろ。
既成概念をぶっ壊したいと思って足掻いてるのかもしれません
そしてfffは宝塚ファンを、もしかしたら劇団も試してる気がします
どこまでならついてこれるか、もしくは許されるか。そんな実験的な作品。
ただ、宝塚歌劇団って旧弊なようでいて、意外と懐が深いんですよね
抽象的で哲学的で、ストーリーよりベートーヴェンの内面を描いてる感じ。
“音楽とは”とか、“生きるとは”とかに真っ正面から向き合って問いかけようとしている。
そこはちょっと青臭さを感じますし若い頃の自分に、無理矢理向き合わされてる感じもします
真彩ちゃん(真彩希帆)の謎の女、咲ちゃん(彩風咲奈)のナポレオンとの関係性からそう思うのかな。
「翼ある人々」のように別箱だったら、もっとストーリー重視で美しい作品になった気がします。役もそんなに多くないですし。
まぁ主役がベートーヴェンな時点で激しくなるのは仕方ないかもですが
BADDYはストーリー性のあるショーでしたが、fffはショーにかぎりなく近いお芝居、という印象を受けました。
セットとか舞台機構の使い方は、イケコチルドレンな感じが凄くしました
使ってないんだったらオケピも使わなきゃ、なところとか
面白いか?、と言われたらよくわからない
でもいろいろな場面を一つ一つ思い返すと、どんどん深くなっていくんですよ。
観た直後は、これがトップ娘役の最後の役で、2番手の役なの?とかって思うんですが。
かなり異質ではありますが、ベートーヴェンに大きな影響を与えているという点では、アリなのかなと思えます
2回目を観たら感想が大きく変わるかもしれないので、楽しみにしています
宝塚はなんでもアリなので、色々な挑戦をするのはいいと思います。
ただ、基本大衆芸能だということは忘れないでほしいです。
宝塚を初めて観る人が楽しんで観れるのかどうか。観客を置いてきぼりにしないでほしい
人によって好みも理解度も違いますから、難しいところではありますが
それでもチョー駄作を観せられるよりは、断然イイんですけどね~