なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ゆきわりペア再び~わち山野草の森2024/3末(1)

2024-04-10 05:20:40 | 植物

ミツマタを見た後、恒例のわち山野草の森に移動。
先日蕾だった花たちの様子が見たかったからです。

最初に出迎えてくれたのは・・・前にも咲いていたベニバナアセビ。
2週間たっても全く変化したように見えません。
大体一か月間は咲いているようで、コスパ最高ですね!
・・・その点、ソメイヨシノが散るのは早すぎ・・うう(泣)


ふーふー言いながら坂を上る途中、ゆきわり一号が今回も出迎えてくれました。


ユキワリイチゲです!
こちらも次々咲いて、2週間後も沢山綺麗な花が見られました。
神秘的なシルバーパープルの花弁・・ではなく萼は、まるでラメ入りのようにキラキラ。
きっと虫を呼んでいるのでしょうね~


カップルのユキワリイチゲ。寄り添って仲良しさん。


日本固有種のジャパニーズアネモネ。
最近少なくなっているようなので、大切にしたいですね。


ユキワリイチゲを堪能したあと、ゆきわり二号を見るために移動。
咲いてるかな~
まだまだ咲いていました。


雪割草こと、オオミスミソウです。
一応柵があるのですが、勝手にそこからはみ出して咲くので、踏みそうになりました。


この間沢山撮って沢山載せたので、今回はまあいいかと思っていたのですが・・・


可愛いのでやっぱり撮って載せてしまいました。
今気づきましたが、花によって萼片の数が違います。
6枚から8枚。下の花のぴろろんと小さいパーツも萼片だとしたら、9枚ですね。


先ほどのユキワリイチゲと同様、萼片はキラキララメ入り。
キンポウゲ科はこういう工夫が上手ですね~


そして近くに咲き始めていたあの花は…群生していました。
ちょうど開くタイミングだったので、満開の花が見られました。


ミヤマカタバミです!
前には先が丸っこい咲き始めが沢山見られましたが、今回はこんな感じのちゃんと咲いた花が主流。


そして、嬉しかったのがこちらのピンクミヤマカタバミ。
わざわざ名札まである割にはほのかにピンクがかっているだけでしたが、綺麗です。
ソメイヨシノの色みたいですね~


前回もみた神社と、のどかな山里の光景です。


ヤブツバキが満開!
今年、こんなに花付きのいいヤブツバキを見たのはここだけです。


この先に見られる予定の花。
2週間前には入り口付近で一輪だけしか咲いていなかったのですが・・・
咲いていましたよ~


ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)です!
でも全体がちょっと紫外線ライトを当てたような色。
トリミングしてみると・・・


へ~、花粉が緑がかった水色!
この色は虫から見たらどう見えるのでしょうね。
こちらはピンクがかった花。花粉が出る前のつるっとした雄蕊が沢山見えます。
こうやって見ると、いくつかの花が集まって一つの花となっていることが分かります。


蕾もありました。


咲き始めた花を正面から。青紫の雌蕊が6本見えます。
6輪の花が集まって、1株の花になっているのですね~


透明感のある白っぽい花、こちらが気に入りました。
日当たりにも影響しますが、色の違いが結構あるようです。


色々咲いていて最高!
でもちょっと疲れたかも~
あ、ちょうどいいクッションが・・・


ちゃうか。
でも、中央が凹んで、私がテレワーク用の椅子で使っている座布団そっくり!


よく見ると、丸い粒粒が沢山。
その名もタマゴケという苔のようです。丸い粒は胞子体のようですね。

先に進むんで、横手の散策路を山の方に進むと・・・


わお!


こちらの様子はまた明日・・・

ということで、明日に続きます!

【撮影:2024/3/30  わち山野草の森】


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (shu)
2024-04-10 05:53:14
たくさんのスプリング・エフェメラルを見せていただきました。ありがとうございました。
ユキワリイチゲはまだ観たことがありません。
花はキクザキイチゲやアズマイチゲによく似ていますね。花糸が黄色く見えます。マクロ撮影きれいです!
葉の形がまったく違うので、見間違うことはなさそうです。
来年の春先には西日本へ出かけて、是非ともこの花を観たいと思います。

オオミスミソウにはいつも驚かされます。この花の多様性はどこから来ているのでしょうかね。
今年新潟県で観てきたオオミスミソウと同じです。地域によって特徴が違うわけではなさそうですね。

ミヤマカタバミを今年はまだ見ていません。ピンクのミヤマカタバミは、これまでまだ見ていません。
よく見つけられましたね。私も気をつけて見たいと思います。

ショウジョウバカマのマクロ撮影、面白いですね。私もたくさん撮りました。いずれアップしたいと思います。
最後はイワウチワでしょうか? 今年はまだ見ていません。
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2024-04-10 07:53:37
かたくりの里で、同じようなスプリング・エフェメラルを楽しめるんですが、
貴重な花もたくさん咲いていると、目移りしっちゃいますよね・・・私だけ^^;

ユキワリイチゲ、
ラメ入りのようにキラキラ、さすがなつみかんさん、
細かく観察していますね。
虫を呼び寄せると言うと、カタクリの蜜標を思い浮かべる私です

日本固有種のジャパニーズアネモネ
表現が楽しいぃ~
アネモネは見るんですが、日本固有種もあるんですね、知らなかったです(@_@)
返信する
おはようございます (さざんか)
2024-04-10 09:23:28
わち山野草の森、沢山のスプリングエフェメラルが迎えてくれましたね。
色んな色のオオスミソウがとても綺麗です。
ミヤマカタバミ…、なるほど、葉はまさにカタバミですね。
ヤブツバキが見事ですね。
うちでも今年はツバキが当たり年です。
ショウジョウバカマ、咲き始めを見ると、なるほど6個の花で出来ているんですね。
咲いているときは分かりませんでした。
さいごの「わお!」は何かな?
右上の検索マークで見たら、イワウチワと出ました。
さて、どうでしょうか。
それにしてもどのお花も綺麗にとれていますね。
今日は昼から病院です。😓
返信する
山野草の森 (ran1005)
2024-04-10 16:13:00
私は山野草が大好きなので、山野草の森と聞いただけでワクワクします。
早春の山野草は出会うと特別嬉しいですネ。
ユキワリイチゲ、素敵に写されていますネ
私の方でも良く似たアズマイチゲの薄紫色の花を見かけます。
カタクリやエンゴサクの花等と同じ頃咲きます。
ピンクのミヤマカタバミ? 珍しいですネ!
まだ見た事がありません。
もしかしたら、今年は椿の花の当たり年かもしれませんネ。
近所でも沢山の椿の花を付けている木を見かけます。
うわ~!
苔をこんなに近くで見た事がありません。
丸い粒が綺麗ですネ。
丸い粒は胞子体なのですか?勉強になります。
返信する
こんにちは (チー子)
2024-04-10 16:39:04
わち山野草の森 知り尽くされたなつみかんさんの細かい説明で楽しませてもらいました。

ショウジョウバカマ 紫外線ライトを当てたような色。ほんと綺麗 感動 撮影も抜群

ユキワリイチゲ こんな綺麗なユキワリイチゲ見たことないです
返信する
春の妖精勢揃い (ダリアクミコ)
2024-04-10 19:34:41
なつみかんさん
こんばんは~

春の妖精達待ってました!!!
之ですよ之山野草の貴婦人うんイヤイヤ~
乙女達だわね、
朝から吉川のサギのコロニーへ様子確認出来ましたがダイサギだけそれも数羽
昨年とは大部生態が変って居ましたショック!

春の妖精勢揃いしたのを拝見して疲れが
飛んじゃいました。
返信する
気力と体力があ れば (ninbu)
2024-04-10 20:04:05
なつみかんさん、こんばんは。

わち山野草の森と言うだけあって、たくさんの山野草に
出会えましたね。今回登場した花で私が出会ったことが
あるのはヤブツバキだけです。

ただ、ショウジョウバカマだけは3月にアンデルセン公
園で出会いました。樹名板もあったので間違いないと思
いますが、撮った写真を見ると皺くちゃで、とても健康
なショウジョウバカマには見えないので、没にしました。

ユキワリイチゲ、雪割草、ミヤマカタバミ、ピンクミヤ
マカタバミなどの山野草はブログで見たことはあっても、
実物には出会ったことがありません。

ネットで検索すると、首都圏の中で山野草が見られる公
園や植物園はたくさんありそうです。私がなつみかんさ
んのようなフットワークの良さがあれば、いつでも見る
事ができそうです。私がもう少し若くて気力と体力があ
ればよかったのですが・・・。
返信する
東 vs 西 (なつみかん)
2024-04-10 20:41:27
shuさん、こんばんは。
あちこち行かれているのにご覧になったことがないとは不思議~
と思っていたら、ユキワリイチゲは三重県以西の低山の林床に分布する花。
shuさんの縄張りからは少し外れているようですね~
逆に私はアズマイチゲは見たことがありません。
アズマというくらいですから、こちらは東日本に分布するのでしょうね。
キクザキイチゲはこちらでも自生を結構見かけますが、それに比べると、ユキワリイチゲはしゃきっとした感じの花です。
葉に至っては、「ごつい」・・・
アズマイチゲはどんな感じですか?

オオミスミソウは、てっきり園芸種が沢山あるのかと思っていたら、自然に色々な色の変化があるのですね。
そう思って見ると、自然の驚異を感じます。
ピンクミヤマカタバミ、遠目には白く見えますが微妙にピンクでした。
ショウジョウバカマは、ピンクが多いのですが、今回は日当たりの悪い場所だったせいか、顔色が悪いような色ばかりでした・・・
いずれにしても楽しめました!!
返信する
関東の方が・・・ (なつみかん)
2024-04-10 20:51:46
attsu1さん、こんばんは。
皆さんのフットワークが軽いのかもしれませんが、関東の方がカタクリを中心としたスプリングエフェメラルの保護地が多い気がします。
関西で手軽に行ける場所は、ここ和知しか知りません。
(調べたらあるかもですが・・・)

ユキワリイチゲの花は、キクザキイチゲのようになよなよしておらず、どちらかと言うとしっかり系です。
キンポウゲ自体、プラスチック的なツヤツヤの花なので、けっこう幅が広いですね。
カタクリの蜜標も独特ですよね。
でも下を向いているのでなかなかうまく撮れません。

イチゲの仲間が学名ではアネモネ属というのを今回知りました。
言われてみたらちょっと似てますが、やはり和風の花が春の妖精っぽくていいですね!
返信する
今が最高の時期 (なつみかん)
2024-04-10 20:56:57
さざんかさん、こんばんは。
山野草の森という名の通り、沢山の山野草が育てられていますが、やはりベストシーズンは春です。
この季節になると、ついつい足が向きます。
もちろん京都府立植物園にも沢山の山野草がありますが、自然に近い感じで咲いているのが、魅力です。
販売コーナーもあるので、山野草を育てる人にとっては、もっと魅力的でしょうね~

今年はさざんかさんのお庭の椿も花付きがすごく良かったようですね~
地元にはヤブツバキの木が沢山ありますが、逆に花が貧弱・・・
咲き始めも例年より少し遅かったようなので、まだこれから咲かないかと淡い期待を持っています。

最後の花、明日たっぷりご紹介しますね!
とっても可愛いですよ~
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