lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

浜松市 楽器博物館へ

2014年05月07日 | 音楽

家族の予定が合ったので、お休み中に浜松に行ってきました

京都から新幹線で一時間十分、思ったよりずっと近く、初めて訪れる街です

駅に着いたとたんに、「わ~っピアノがある!」

・・・お菓子の看板や、楽器店のディスプレーにはしゃぐ親子でした


駅を出たところで迎えてくれる、「家康くん」。

頭髪はうなぎ、紋はみかん、はかまは鍵盤のデザインの、楽しいマスコットキャラクターです 

「浜松まつり」の開催中のこの日は、通りには屋台や立派なお神輿が、出番を待っていました。

私たちは、にぎわう街を見ながら、「アクトシティー浜松」の方に。

この建物は、1994年にできた、ホールやお店、ホテルなどの複合施設で、音楽の雑誌などでもよく見ます。

タワーの部分は、「ハーモニカ」のデザインになっているのだそうで、ほんとですね、横に二段の吹き口が

この建物の外側の斜面を利用したウォーキングコースには、「ショパンの丘」も。

 

ショパンは、日本の景色におどろいているかしら

いよいよ楽器博物館に

この施設は1995年に、日本初の公立楽器博物館としてできたそうで、

館内には1350点もの、世界中のいろんな地域の楽器が展示され、

無料のイヤホンガイドや備え付けのヘッドフォンで音を聴いたり、中には体験できる楽器もあるのでした

この日は、中国の楽器「中阮」によるミニコンサートもありました。

 

自分の知っている楽器っていくつくらいあるのかなあ?

こうしてみると、たくさん知っているつもりが、ほんの一部の地域の、その中の一部なんだなと思います。

アフリカの民族楽器からは、不思議な力を感じるし、

ヨーロッパの古楽器からは、当時の空気が伝わってくるよう・・・

楽器から伝わる音色は、その時代を生きた人たちの声なのでしょうか

 

 写真は自由なのですが、見学されているほかの方達の妨げにならないよう、なるべくひかえ、

私もまた、しっかり聴くようにしましたよ

 

 

 

 

そして、館内のショップでは音楽モチーフのかわいいグッズがたくさん

今回は、一筆箋に、ピアノの鏡、ハーモニカ型のストラップそれに、

館内の古楽器「ヴィオラ・ダ・ガンバ」による演奏のCD。

 

「ヴィオラ・ダ・ガンバ」は、スペインのギターに似た「ビウエラ」という楽器を起源とした古楽器で、

優しくおおらかな音色が、心安らぎます。

 

いろんな楽器とその時代や場所を思いながら、博物館をあとにしましたよ


 


 


端午の節句

2014年05月05日 | トール・クラフト

青空を泳ぐこいのぼりを見上げながら、うれしくて、

屋根より高い、と歌った子どもの頃

 

最近はうちの近くでも、こいのぼりもあまり見なくなってきたのですが、

子どもの健やかな成長を願う気持ちは、いつだって同じですね

今日は、あちこちのおうちでも、柏もちやちまきを用意して、

ご家族一緒に、子どもの日のお祝いをされているでしょうね

 

前から描いてみたいなと思っていた、「かぶと」

早くから素材を買ってあり、楽しみにして、周りの人にも「描きたいな♪」と宣言していましたが

先週から風邪もひくし、いろいろで、なかなかとりかかれずにいました

 

やっと取りかかると、私はいつまでも描き方が本当にわからなくて、

じっとながめている時間のほうがずっと長くなります

ゆっくり、ゆっくり描きますが、それだけに、

どうにか完成すると、いつでもうれしいです

 

もうすっかりうちの子達は大きくなったのですが、

無事大きくなったなあ、と、うれしい気持ちをこめて


シャミナード 「森の精」

2014年05月03日 | 音楽

Johann Blanchard | Cécile Chaminade, Les Sylvains

フランスの女性作曲家、ピアニストであった、セシル・シャミナード(1857~1944)、

音楽的にも恵まれた家庭に育ち、早くから才能を発揮して、演奏活動を行い、

教会音楽からサロン曲、バレエ音楽、室内楽、協奏曲など、

多くの作品を残しています。

 

「森の精」(牧神とも訳される)は、もう15年ほど前か、大人の生徒さんのサロンコンサートに、

あまり知られすぎておらず、でも素敵な曲がないかしら、と探していた時に、

知人が「シャミナードの<牧神>はどう?」と教えてくれ、

実は私はその時、その作曲家の名前を初めて聞いたのでした。

さっそくササヤ書店に楽譜を、ジュウジヤにはCDをさがしに行き、

輸入盤の文字をよく読めずうろうろしました

(CDのジャケットで、女の子の持っているのは、日本の提灯ですね)

 

のびやかな低音域のメロディーにシンコペーションのリズムの高音域の伴奏の、

躍動感のあるAの部分と、

転調して、森の奥から聞こえる鳥の声、風や木々のざわめきのようなBの部分とが、

交互に出てきて、コーダでしめくくられ、やや単調な形式ながらも、

みずみずしいメロディーと、洗練された和音のセンスを感じる曲。

この曲を演奏すると、飼っているセキセイインコ達がうれしそうにさえずるのにも

ちょっと驚きますよ。

さわやかなこれからの季節に向けてのおすすめの曲です。