これは20年以上前に買ったMeadeのデジカメ用アダプタ。これに10年以上前に買ったコンデジCanon Poershot S95を取り付けて撮影するつもりで少々手を入れた。
S95にはシャッターリモコンがないのでエアレリーズを追加し、デジカメ用アダプタの取り付け先はオリジナル仕様のとおりのアイピースではなくBORGの拡大アダプタSD-1といくつかの延長筒を介して2インチスリーブとした。
全長はえらく長くなる。
カメラのレンズ中心とアイピースと光軸も一致しておりシャッターを押してもブレない。完璧だ!と思ったがなんか違う。作ってからあらためて思った、というか気づいたのだが撮影したいのではなく目で見て「おぉ!」っと思った時に記録しておきたかったのだった。
なので結局90度ミラー+アイピースの状態でデジカメの光軸を合わせ、目で見た対象星の適正露出を瞬時に判断してカメラの露出を合わせてぶれないようにシャターを押すスタイルに戻った。
邪道はダメだ、この王道な一連の操作の練度を上げよう。
この目で見て「おぉ!」っという感動体験は大切だ。しかし冬だから仕方がないのだがここ最近は良いシーイングにめぐまれない。冬型気圧配置で上空でジェットが吹き荒れているのだろう、先程も木星を見てみたが全くダメ、100倍でも輪郭がボヤケてる。
この状態でFC-100DZに無理やりVixenHR2.4mmとCelestron X-cel2.3mmを突っ込んでみた。もうどうにでもなぁ〜れ〜的な倍率だが案の定酷い有様だ。縞模様すら見えない。
それではってことで去年買ってから殆ど使っていなかったWilliamOpticsの双眼装置に1.6xのバローを取り付けて66UltraWide 6mmで見てみた。約213倍になるが明るさは十分なことはわかった。それ以外は何もわからない。双眼装置を試したのは双眼望遠鏡ならどう見えるんだろう?とこのところ興味があったからだ。
しかし、双眼望遠鏡に興味があってもうかうかしているうちにマークしていたFC-100DZは某大阪店の納期4月予定のものは昨日ついに完売在庫切れになってしまった。FC-100DZは受注停止だしこの局面からこの先どうすんのこれ?ってことでまだ予約可能だった東京店の方をあたってみてポチっておいた。