何の記事だったかよく覚えていないが12月末の夕方頃に惑星と月が接近すると書かれていた。
今夜もオリゾン座周りを星空散歩しようとベランダへ出たら月と木星が近くに輝いていたのを見て記事のことを思い出した。
たまたま昼間にPentax KPをPCから撮影制御しようとおめーじトランスミッター2をインストールしていた。さっそくこれを使う機会ができたのだが準備完了する頃には月も木星も沈んでしまいそうなのでいつものコンデジS95で軽くスナップを撮ってみた。
まとめてPCから操作できる方がきっと便利だろう。
雲が来たけど気にしたら負けだ。
まだ木星は雲の中。
月に露出を合わせると真っ暗なのであえて雲に合わせた。
ところで、木星を望遠鏡で高倍率で見ることができるシーズンはもう過ぎてしまった。なので先日から低倍率星空散歩モードに入っている。昨夜は双眼鏡で散歩を始める前にFC-100DZとEZMでの合焦確認だけ行った。
FC-76DSより合焦範囲に余裕があるが標準の2インチホルダーでは光路長はFC-76DSだと合計30mm、FC-100DZ では合計55mmありメタルバックの差が少々縮まっている。
FC-76DSでは合掌しなかったEthos21mmはOKだったがNAV-17HWはダメだった。M64の光路長10mmの2インチアダプタを付ければ余裕だが逆にドローチューブの繰り出しが大きくなりすぎて他のアイピースで問題が出そうだ。
FC-76DSのアダプタを使うとちょうど良いかな。
NAV-17HWはスペーサを付けても外しても結局ダメ。
ベランダ星空散歩に話は戻り、ここ二晩ほどオリオン座、おおいぬ座、うさぎ座まわりを見ている。日によって見え具合が全然違うが20〜30倍程度ならジェット気流で荒れてる夜空でも概ね綺麗に見える。
ハイランダーの標準アイピースの32倍は星空散歩にちょうどよい。
ただ星の密度の高いところを見ているだけでも綺麗だが、おおいぬ座のh3945とかうさぎ座のクリムゾンスターなど特徴的で綺麗な星も良い。
うさぎ座のクリムゾンスターはハイランダーでは綺麗な赤星として認識できた。ではということでNikon18x70IFで見たらまだ何とか赤い星として認識できた。およよということでNikon10x70SPで見ると点としては認識できるが赤い星とは感じられなかった。LEPRは周期427.07日ほどの脈動変更星で日本変光星研究会やステラリウムのデータからすると現在8〜9等星あたりのようだ。10倍といった低倍率と名古屋の明るい夜空では少々厳しい。
ではということで片目となるが口径の近いFC-76DSを持ち出してみた。Scopetech Ke20mmの28.5倍では赤い星としてなんとか認識できたがNikon18x70IFよりも厳しかった。アイピースをMasuyama10mmの57倍にすると赤いはずの星がギリギリ見えるか見えないかのただのでどれがクリムゾンスターかわからなかった。ダメ押しでScopetech Or6mmへ換装すると全く見えなくなった。Nikon18x70IFの18倍の方が良く見えていたことからも倍率を上げて極限等級を上げる方法の効果よりも暗くて認識するのが難しくなるデメリットの方が勝っているようだ。
街なかの夜空でこういう見えるか見えないかの星を追うのも面白い。