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ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

シリウスBチャレンジ その3

2022-03-27 23:18:41 | 天体撮影&観望

自宅での本日のシリウスの正中時刻は18:08で20:50分頃には高度も25°を切る。
現実的には19:30から20:00頃が観測時間帯となるが夕食後にYouTubeでヒカキンを見ていたらちょっと出遅れてしまった。もう20時を過ぎている。
今日は90S赤道儀にTOA130を載せてみた。搭載重量はMAX12kgだからギリギリかな。アウトの方だが。
ウェイトはEM200の5kgのものを2つで良いだろうと予想したがちょっと足りなかった。もう一つ入れると重すぎな気がしたので90Sのウェイトを付けてみたところ程よくバランスがとれた。動きも悪くない。ガタつきもなくぬめ〜っとなめらかに動く。
今回はWilliamOptics 1.25インチ DuraBright 天頂ミラーにMEADE SW18を取り付けてシリウスを導入。
そしてアイピースをXW7へ交換。143倍となるが伴星は見えないしジフラクションリングもあまりハッキリしない。エアリーディスクが滲んで広がっているような感じ。シーイングは比較的良いと思うのだが105SDPでよく見る5重6重のはっきりしたリングはまだお目にかかれていない。
シリウスの高度が下がるまでの短時間だが色々アイピースを試してみた。

<賞月観星 UWA4mm>
おかしな表現だが焦点内外像の輪っかがくっきり綺麗に見える。焦点を合わせてゆくとXW7よりも幾分綺麗なジフラクションリングが現れた。そいていきなりシリウスBが見えて拍子抜けした。シンチュレーションも10/10ではないので見えたり消えたりはするが見えている割合の方が多かった。しかしさすがに直視だと厳しい。

<賞月観星 XWA5mm>
焦点距離も伸びるのでUWA4mmよりもくっきり見えることを期待したがそうでもなかった。視野はさすがに広々して気持ち良い。肝心なシリウスBはいろんな角度からそらし目を試して何度か見えた。UWA4mmほどシリウスBは明るく見えない。本当にギリギリ。

<VIXEN HR2.4mm>
倍率は417倍となる。視野が一気に狭くなってしまうが極軸を合わせていない90Sでも意外に良く追尾してくれ数分は視野から外れない。アイレリーフも長くて見易いのだが肝心な視え味はちょっとボケ気味。
シリウスBはどう頑張っても見えなかった。

<FUJIYAMA HD-Or4mm>
色合いのせいかすっきり見える雰囲気でジフラクションリングもUWA4mmより劣った。シリウスBも見えたがUAW4mmよりも曖昧で見える頻度は半分ほどでかなり厳しい感じだ。

<FUJIYAMA HD-Or5mm>
HD-Or4mmよりもくっきりするだろうとの期待だったがあまり変わらない。シリウスBはHD-Or4mmよりも更に見えにくく、見えたような気がしたレベルだった。

<PENTAX XW5>
微光星はXW7よりも締まって見えるがジフラクションリングはぼやけた感じでハッキリしない。シリウスBは色んな視線移動を試したが見えなかった。

<スコープテックKe6mm>
これは105SDPで一番よくシリウスBが見えたアイピース。星像はぼやっとした感じだがとても明るく微光星の視認性が良い。しかし今回はシリウスBは見えなかった。

<スコープテックOr14mm>
シリウスBを見るには適さない。どう見えるか試してみたかったので交換してみた。
すると、視野いっぱいに横切る輝線が見えた。虹色で綺麗だがこれは望遠鏡とシリウスとの間にある中部電力の電線のせいで終了の合図だ。
上記のアイピースでシリウスBが期待したほど見えなかったのは薄々感じていたがシリウスの高度が落ちすぎいていたためだろう。時刻は既に21:30。

TOA130の凄さを実感できる場面にはまだ出会えていない。シリウスBの見頃は今年〜来年なので今は集中しているがもうじき朝方に土星・木星も上がってくるから見てみよう。

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