「旧怪談(ふるいかいだん) 耳袋より」京極夏彦 2007メディアファクトリー
なるほどね~そこに感じるのは不都合を覆い隠すために『お互い様』にしようとする姿勢でしょうか。
やましさと背徳(うしろめた)さをが見えてしまいます。
形式的には『居なくなる』『帰ってくる』『何かいる』みたいなものが多く、そこには病気と死と姦淫など、はっきりと言いたくないようなこともあるのでしょう。
ええ、著者がそういう作品を選んだというのもあるでしょうが、昔の人はそこに隠された物語を想像して楽しんだのかもしれませんね。
ええ、ええ、そういう裏側をわかった上で、それがわからない子供たちに話して聞かせるえげつなさって言うのもたまりませんね。うひひひひ
現代風にわかりやすい文章に直すとこうなるのでしょうが、ミステリー風に味付けしなおしてありますので、一部「どうよ、それ!」ってのもありますが、ゆっくり楽しめるもんですね。
こういった本を出せてしまう人ってすごいな~