「波枕 おりょう秘抄」鳥越碧 2010講談社
NHKの「龍馬伝」に影響されたのね。
つい、手に取ってしまいました。
りょう→春→鞆子→ツル
わがまま娘、お嬢さん
おりょうさんが歳をとってからインタビューを受けたのは本当なのだろう。
他の作家による龍馬の人柄などの創作もそれを元にしているのだろうか。
公の史実もあるわけで、そこに当てはめた理想像。
どこまでが事実なのかな~なんて思って読むと、周りで人死にが出るたびに頭の中にミステリー仕立ての妄想が暴れる。
好意的な書き方をしているけれど、それは「龍馬の妻」としての著者(と読者)の希望だろう。悪く解釈しようとすればとんでもない人格が目の前に現れる。そして、どちらでもしっくりきてしまうのだった。